人狼ゲーム

ばなお

始まり(脚本)

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〇教室
  18時半、辺りは真っ暗だ
  そろそろ自習をやめて、帰るとしよう
トモヤ「お、やっぱここにいたか」
トモヤ「探したぞ?ほら、帰ろうぜ!」

〇住宅街の道
  トモヤとは、昔からの親友だ
  今もこうして俺と一緒に帰ってくれる
ユウマ「な、なぁトモヤ」
ユウマ「今週、一緒にゲームでもしないか?」
トモヤ「良いな!それならお菓子持っていってやるよ」
ユウマ「ははっ、じゃあ決まりな!」
  幼少期、俺が虐められてた時
  トモヤは助けてくれたんだ
  トモヤに恩返しが出来たらいいな
  これからも、トモヤとはずっと親友でいたい
ユウマ「あ、俺ここ曲がるから」
トモヤ「おう、じゃあな!」
ユウマ「・・・!?トモヤ!後ろ!!」
ユウマ「トモヤ!!!クソッ・・・」

〇怪しい実験室
ユウマ「トモヤ!?」
ユウマ「・・・は?どこだよ、ここ」
クロイ「えーっと、落ち着こうか」
ユウマ「だ、誰ですか!?」
クロイ「あー・・・俺はクロイ、ただの無職だよ」
ユウマ「えっ・・・それで、なんでここにいるんですか??」
クロイ「気付いたらいた、それだけさ」
ユウマ「え・・・なんでそんな冷静に」
クロイ「騒いでも、ここに閉じ込めた奴が喜びそうだろ?」
  怪しい・・・けどこの人も同じ”被害者”なのは分かる
ユウマ「あ、えっと、俺はユウマです」
クロイ「オーケー、じゃ、ここから出ることを考えようか」
ユウマ「は、はい」
  この部屋に何かないだろうか?
ユウマ「ん?これは」
ユウマ「何かありましたよ」
クロイ「これは一体・・・」
  今から全プレイヤーで人狼ゲームをする
  しかし、ただの人狼ゲームでは無い
ユウマ「全プレイヤーってことは・・・」
クロイ「そうだね、俺達の他に誰かがいる」
ユウマ「トモヤもいるのか!?」
ユウマ「あっ!?いきなりドアが開いて」
クロイ「どうやら、この先にいるみたいだね その”全プレイヤー”が」
クロイ「さ、行こうか」

〇黒
  ──俺は知らなかった
  ”人狼ゲーム”という遊びで
  こんなことになるなんて・・・

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