これ以上画面を押すな(脚本)
〇殺風景な部屋
ジジ・・・ジーっ・・・
秋葉 遠「・・・人っ!!!!!??????」
秋葉 遠「なぁ、あんた聞こえるか」
秋葉 遠「頼む、これ以上進まないでくれ」
秋葉 遠「おい、聞いてんのか!?」
秋葉 遠「タップすんなって言ってんだよ!!!」
秋葉 遠「──『急に言われても困る。説明が欲しい』って?」
秋葉 遠「ちっ」
秋葉 遠「──分かった。 時間もないし手短にいう」
〇一人部屋
俺は、いつもと変わらず
大学から帰り眠っていた
秋葉 遠「Zzzzz・・・」
すると突然
誰かに思いっきり殴られた
秋葉 遠「痛っ!?」
秋葉 遠「──おい誰だっ!?」
真っ暗で、何も見えなかったが、
そこには確かに誰かがいた
秋葉 遠「・・・あんた一体誰だ!?」
秋葉 遠「てかどうやってここに──」
〇殺風景な部屋
秋葉 遠「気づいた時にはここにいた」
秋葉 遠「・・・怪我は大丈夫だ。 未だに殴られた場所が痛いが」
秋葉 遠「起きた時には何故か丁寧に手当がされていた」
秋葉 遠「──え?何で進むなって?」
秋葉 遠「それは、この殺伐とした部屋に 唯一あったのが」
秋葉 遠「この不気味な【welcome】って文字と」
【3日以内に3000タップされたら、
お前はここから消える】
秋葉 遠「って書かれた紙一枚だったんだ」
秋葉 遠「はぁっ!? 俺だって何が何だか分かんねーよっ!!」
秋葉 遠「じゃなきゃお前みたいなのに 頭下げたりしねーっつーの!!」
秋葉 遠「お、おい・・・こうやってる間にも、 沢山タップしてんだろ!?なぁ!?」
秋葉 遠「ここから消えるってことは、 俺、次こそ殺されちまう!!」
秋葉 遠「だから、これ以上タップは・・・」
コツ・・・コツ・・・
〇血しぶき
コツ・・・コツ・・・
〇殺風景な部屋
秋葉 遠「──!!」
秋葉 遠「この足音・・・ きっとあいつに違いない」
秋葉 遠「おい、もういい加減わかっただろ!?」
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新しい発想でとても面白いです。そして続きのストーリーとモールス信号も読んだのですが、もう押すしかないと思いたくさんタップしました(笑)結末が楽しみです。
実験的な内容かつ気になる内容に思わずTapしてしまいました。TapNovelならではの表現も多用されており、勉強になりました。続きを楽しみにしております。
短いストーリーの中に、うまく話しが展開されていて楽しかったです。まさか、急に、の展開ですよね。自分が主人公ならドキドキです。