性欲というやまい

読切(脚本)

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〇可愛い部屋
あーね「『人間という存在が病気』」
あーね「オコツトさんが言ってることわか」
あーね「人類の欲の根源はリビドー 性欲」
あーね「ソースの意識には性のイメージがついていない」
あーね「嫌な気分、しっくりしない気持ちはお荷物 体がドン引くことはやらなくていいこと」
あーね「肉体は利己的であり、脳は利他的だ」
あーね「肉体はただ在るだけで満足していて幸福だ」
あーね「脳は性的な人類を演じることで注目を集め、興奮する」
あーね「肉体を貪り合うようなことは肉体は望んでいない」
あーね「肉体を下卑する考えが性的人類の観念を加速させる」
あーね「肉体が性的なものと考えるのも文化だろう」
あーね「抑圧が持続性性喚起症候群を引き起こす」
あーね「持続性性喚起症候群はちいさな刺激でもイッてしまうやまい」
あーね「持続性性喚起症候群患者は自殺することもある」
あーね「欲望と抑圧を見切る 身体と一致する」
あーね「これが至福という苦痛から開放される道」
あーね「これで人らしく生きられる」

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