〇ホテルのエントランス
ジム(GM)「それには本来答えられん。 だが、まぁ、 現場には居ない、とだけ教えておく」
夢沢ネネ「じゃあ、『ジム』には申し訳ないけど、 『エリちゃん』と『ユキちゃん』にお願いするわ」
ジム(GM)「そ、それは認めない！　理由を言え！」
夢沢ネネ「あ、あんた、女の苦痛に恥辱で応える気？ ──ッ!!」
甲斐田エリ「だ、大丈夫？　じゃないですよね！　『ネネ先輩』💦💦」
里中ユキ「わ、わたしも手伝います。『ジムさん』邪魔!!」
甲斐田エリ「じゃあ、１階のあたしの部屋へ！　歩けます？」
夢沢ネネ「──ごめんね。２人とも💦💦」
ジム(GM)「あ、すまない！　『GM』として許可する！ 本当にすまない!!」

〇ホテルの部屋
夢沢ネネ「これで大丈夫かな？」
甲斐田エリ「どういう事ですか？　『ネネ先輩』！」
里中ユキ「わたしたち『ネネさん』に騙された、とか？」
夢沢ネネ「ごめんね」
夢沢ネネ「あなた達が『村人』だと信じて言うわ。 どうか、『狩人』の私に協力してほしいの」
夢沢ネネ「間違いない。 『人狼』は、・・・『村雨』よ」
夢沢ネネ「けど、おそらく、 あれは、『村雨』じゃない」
甲斐田エリ「どういう事ですか？」
夢沢ネネ「今から話すわ。 ただこれは、100%、真実とも限らない」
夢沢ネネ「最後の勝負に付き合ってくれる？ 『ユキちゃん』！　『エリちゃん』！」
夢沢ネネ「おそらく真実は、──────」
夢沢ネネ「それに対して、私たちがどう動くかと云うと──────、」

〇ホテルの部屋
　　────なかなか寝付けない──。
　　そんな一夜が過ぎた。

〇ホテルの部屋
夢沢ネネ「か、噛まれなかった！ よ、良かったぁぁ!!」
夢沢ネネ「あの子たちは大丈夫かな、、」

〇部屋の前

〇ホテルのエントランス
夢沢ネネ「『エリちゃん』大丈夫?!　ゆ、『ユキちゃん』は？」
甲斐田エリ「・・・噛まれちゃったんだよ。 朝起きたら、もう、居なかった」
夢沢ネネ「でも大丈夫！ ここで『人狼』を吊れば『狂信者』以外、みんな解放されるんでしょ？　そうでしょ？　『ジム』！」
ジム(GM)「もちろんだ」
ジム(GM)「それでは投票といこうか。 怪しいと思う人物を紙に書いてくれ。その後、皆に公開する」
夢沢ネネ（どうか、『エリちゃん』裏切らないで!! 計画通り、皆の仇を取りにいくんだ！）

〇白
　　【投票者　→　投票先】
　　ネネ　→　一条ケイ
　　村雨　→　エリ
　　エリ　→　一条ケイ

〇ホテルのエントランス
ジム(GM)「・・・『ネネくん』 ・・・『エリさん』 説明を頼む」
夢沢ネネ「じゃあ、私から」
夢沢ネネ「まず、はじめに在ったのは ──違和感──だった」
夢沢ネネ「それは、洗面所に向かった先で、 ・・・私が『村雨』に会った事」
夢沢ネネ「洗面所だけは、 どうしても、『村雨』であるアナタにそぐわない。そんなスペースだから」
夢沢ネネ「テレパスシステム、『ジム』の持ってる時計、 それぞれ、馬鹿げた発明だけど、」
夢沢ネネ「それでも、 おそらく、『村雨』は水を好まない」
夢沢ネネ「そして、私は『村雨』をよく知っているし、 そのスペックの低さが、バカにもされ、愛されている事も知っている」
夢沢ネネ「つまり、本物である『村雨』と、 一見『村雨』であるアナタは、 ・・・合致しない！」
夢沢ネネ「だから、」
夢沢ネネ「アナタは世界に１台しか存在しない、『マスター･村雨』では無いのよ！」
夢沢ネネ「ルールを曲解させ、人を操る絶大な権力、」
夢沢ネネ「それに加え、馬鹿げた体力も持ち合わせている。そんな人物は、 私の知る限り１人しか居ない」
夢沢ネネ「それは、アナタだ！」