〇西洋風の部屋
　　皆さんお久しぶりです、ローサです
　　水を汲みに行こうとしたら・・・
ルマ「やっほー」
　　魔女が家にやって来ました
ローサ「あの、あなたは・・・」
ルマ「見て分からないかい？」
ルマ「魔女だよ！」
ローサ「いや、それは分かるんですけど・・・」
ルマ「ああ、名前かい？」
ルマ「僕の名前はルマ」
ルマ「花の魔女だよ」
ローサ「花の・・・？」
ルマ「うん！」
ローサ「そ、そんなのどうでも良いです！」
ローサ「出てってください！」
ルマ「・・・」
ルマ「まぁ、今日は一旦帰るとするよ」
ローサ「え？」
ルマ「だけど、もし私の力が必要だったらこの腕輪ろ持って大声で叫んで」
ルマ「助けに来るから」
ローサ「こ、こんなのいらな・・・」
ルマ「じゃあね～」
ローサ「助けが必要な時なんて、あるわけ・・・」
コガ「ローサさんのお宅はこちらでしょうか？」
ローサ「・・・」
ローサ「・・・」
ローサ「ど、どうして骸骨がうちに来てるの!?」
コガ「ちょ、ちょっと急に閉めないでくださいよ」
ローサ（何かデジャブだし・・・）
ローサ「あ、あなたは誰ですか？」
コガ「申し遅れました！私、コガと申します」
ローサ「う、うちのどのような用件で？」
コガ「それは・・・」
コガ「あなたを消すためです」
ローサ「え・・・」
ローサ「ど、どうして・・・」
コガ「それは言えません」
ローサ「い、嫌だ・・・」
ローサ（死にたくない・・・）
コガ「すいませんね、まだお若いのに」
ローサ（死にたくない・・・！）
コガ「大丈夫です、痛くないようにしますから」
ローサ（死にたく・・・ない!!）
コガ「そ、それは!!」
ローサ「ルマ!!助けて!!」
ルマ「僕の助けは必要ないんじゃなかったの？」
ローサ「呼べと言ったのはそっちじゃない」
コガ「お前は・・・」
ルマ「やぁ、どうも」
ルマ「自己紹介は・・・なくても良いよね」
コガ「はい、華の魔女の後継者」
コガ「お噂はかねがね」
ルマ「はいはい、じゃあとっとと消えてくれる？ 今なら逃がしてあげるけど」
コガ「それは無理なお願いだ、 私にも立場というものがあるので」
ルマ「それじゃあ、力ずくで帰らせる！」
コガ「やってみるが良い！小娘め！」