突然訪れる~一緒にお昼編~

八野なな

一緒にお昼(脚本)

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〇学校の廊下
なほ「せんぱーい!」
先輩「おっ!どうした?」
なほ「聞きましたよ! この間お母さんと話したって!」
先輩「あぁ、たまたま会ってな」
なほ「先輩・・・・・・年上好きですか?」
先輩「ぶっ!! お、おい変な事言うんじゃないよ!!」
なほ「私に近づいたのも、お母さん狙いで・・・・・・」
先輩「バカ言うんじゃないよ!! 近づいたって、幼馴染みだろ!俺達!」
なほ「ふふ、分かってますよ! 先輩、すぐ真に受けちゃって」
先輩「変な冗談やめて!! 心臓に悪いよ!」
なほ「先輩は私一筋です」
先輩「ぶふっ!! これ以上はやめて!! 周りが見てるから!」
なほ「・・・・・・」
先輩「何も言わずに頬を染めるんじゃないよ!!」
なほ「先輩・・・・・・私、恥ずかしいです」
先輩「やかましいよ! 恥ずかしいのはこっちだから!!」
なほ「それはそうとして・・・・・・」
先輩「早いねぇ、相変わらず切り替えが!」
なほ「先輩、お昼食堂行きましょうよ?」
先輩「あー、悪い!今日はパン持って来てるんだよ」
なほ「えっ?パンツですか?」
先輩「パンツじゃないよ! パンツは持って来てないんだよ! 履いてんだよ!!」
なほ「安心しました!」
先輩「うるさいよ! ニヤニヤしながら言うんじゃないよ!!」
なほ「では、お昼に待ってますね!」
先輩「何がではだよ!」

〇学食
なほ「あっ、先輩ここです! 彼女はここでーす!」
先輩「おい!やめて!! えっ、何?前世で俺に嫌がらせされた!?」
なほ「はい」
先輩「はい、じゃないよ! こっちは身に覚えがございませんが!?」
なほ「先輩、大きな声出さないでください! 恥ずかしいです!」
先輩「誰のせいよ!誰の!!」
なほ「さぁ・・・・・・身に覚えがございません」
先輩「ございますの間違いだよ!」
なほ「まぁまぁ。 今日は先輩は何を奢ってくれるんですか?」
先輩「『何食べるんですか?』 の間違いだよな!? 奢られようとするんじゃないよ!」
なほ「先輩、こんな冗談にいちいち反応してどうするんですか!」
先輩「ほっといてくれ!」
なほ「ほっとけません!! 私・・・・・・先輩の事、ほっとけません!!」
先輩「・・・・・・」
なほ「・・・・・・」
先輩「いや! そんな深刻な感じ出さないで!? 何?ドラマのクライマックス?? 次週、最終回的な!?」
なほ「先輩・・・・・・何言ってるんですか?」
先輩「あー、うん、ごめん。 ちょっとテンション上がっちゃって・・・・・・」
なほ「ドラマは最終回90分スペシャルです!」
先輩「いやいや、何!! 確かに最終回はいつもより放送時間長くなりがちだけど!! 今そんな話してないんだよ!!」
なほ「先輩が言い出したんですよ!!」
先輩「そんな事言ってな・・・・・・あ、言ってたか。 ごめん」
なほ「という事で、今日は先輩の奢りでいいですよね?」
先輩「・・・・・・もちろんです」

コメント

  • なほちゃん……かなり積極的😳 もう可愛すぎますっ✨
    前回のお母さん回も把握しているってことは、お家でその件の会話をしたということですよね。どんな会話内容か気になって仕方ないです😂 アイツってチョロいと言われていそうな……

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