夏休み後半の事件(脚本)
〇シックなリビング
夏休みも終盤に差し掛かった、ある日のこと。
「おはよう」
江川るり子「おはよう。夏休みの宿題、終わったんでしょう?」
江川和美「旅行前に済ませてあるし、後半にある夏期講習にもちゃんと行くわ」
江川和樹「2学期以降もブラッシュアップしていくよ」
江川勝「そうか。それなら夏休み明けも安心だね。 じゃあ、こっちはもう行くから、ちゃんといい子で過ごしてね」
「行ってらっしゃい」
江川るり子「そういえば夏休みは間もなく終わるけど、2学期の準備は万端かしら?」
江川和美「ちゃんとできてるわ」
江川和樹「僕も準備できてるよ」
江川るり子「それは何よりね」
〇怪しいオフィスビル
ダークカンパニー本部。
ボス「まがまがしきジャスティスツインズ!」
幹部「我々を裏切って歯向かうブライトネスにも対処せねばなりませんな」
敵幹部「アンドロイドのアンも離反しましたしね」
女幹部「何とか彼らに後悔させねば!」
マッドサイエンティスト「私にお任せあれ」
〇繁華な通り
昼食後、和樹と和美はこっそり内緒で梅雨時に事件を解決した喫茶店のチケットを使って楽しむことにした。
江川和美「チケットはちゃんと持参してきたわ」
江川和樹「有効期間内に使えてよかったよ」
〇メイド喫茶
「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様!」
「こんにちはー!」
執事「チケットご持参、ありがとうございます!」
2人はチケットを提示した。
メイド「確認が取れましたので、ぜひどうぞ!」
「ありがとうございまーす!」
メイド「それじゃあ一緒に・・・」
「萌え萌えきゅん❤️」
大いに盛り上がる兄妹。
執事「お待たせしました!」
メイド「こちらもどうぞ!」
「ありがとうございます!」
執事「ごゆっくりどうぞ!」
やがて、時間となった。
江川和樹「じゃあ、そろそろ出発しよう」
江川和美「そうね。早くうちに帰らないと、お母さんに怒られちゃうからね」
江川和樹「そろそろ行きますね」
執事「そうですか。では行ってらっしゃいませ!」
メイド「また来てくださいね!」
「はい!」
スペシャルチケットで思いっきり楽しんだ2人は、家に向かうことにした。
〇繁華な通り
繁華街にて。
マッドサイエンティスト「さて、獲物を探すとしますか」
女性「何よもう!! 私を道具としか思ってない!」
マッドサイエンティスト「そこのあなた。いいターゲットですぞ!」
女性「イヤーっ!」
洗脳された女性「この世界を恐ろしくしてやる!」
マッドサイエンティスト「思いっきり暴れるのです!」
繁華街は大パニックに!
江川和樹「あれは!」
江川和美「ダークカンパニーだわ!」
マッドサイエンティスト「久しぶりですなぁ。今日こそは私の勝ちでしょうな!」
江川和美「そうはさせないわ!」
江川和樹「変身するぞ!」
〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
〇繁華な通り
マッドサイエンティスト「今日こそあなたたちの敗北が決まるでしょう! やってしまいなさい!」
洗脳された女性「アー!」
ジャスティスボーイ「スマホスキャン、開始!」
ジャスティスガール「何かわかった?」
ジャスティスボーイ「ああ! なんでも上司から散々な事を言われたらしいんだ!」
ジャスティスガール「よく聞いて! あなたは決して悪く思われてるわけじゃないの! 必要としてる人もいるって、わかってくれる?」
洗脳された女性「知ったことか!」
ジャスティスボーイ「うわぁ!」
ジャスティスガール「大丈夫?」
ジャスティスボーイ「何とかね。どうしたらいいんだろうか?」
その時だった!
「どうしたの?」
女性科学者「何とか間に合ったようね。助太刀するわ!」
マッドサイエンティスト「貴様!この私を裏切って逆らうとはいい度胸だな!」
女性科学者「パパ!もういい加減にして!これ以上無礼な態度をとるなら離縁するわ!」
マッドサイエンティスト「うるさい!娘のお前の指図は受けんぞ!」
女性科学者「私はもうパパとやっていくことに愛想が尽きたの!」
女性科学者「受けてみなさい!」
マッドサイエンティスト「しまった!」
女性科学者「弱まったわ!今よ!」
「はい!」
2人はスマホを掲げ、こう叫んだ。
ジャスティスガール「よく聞いて!あなたは1人じゃないの!」
ジャスティスボーイ「自己肯定感を高めていかなきゃ!」
「ジャスティスヒーリングアターック!」
洗脳された女性「ありがとう・・・・」
マッドサイエンティスト「しまったー!」
こうして女性は浄化された。
女性科学者「パパ、わかったでしょう?パパの持つ力、もっと他の人の役に立てなきゃ。私がサポートするわ」
マッドサイエンティスト「すまなかった・・・・ こんな私を許してくれ・・・」
女性「あら?私は何を?」
ジャスティスボーイ「改心できたね。元の姿に戻ろう!」
ジャスティスガール「そうね!」
「モード解除!」
江川和美「そろそろ戻りましょう」
江川和樹「そうだね」
〇研究施設のオフィス
ブライトネスにて。
スーパーウィザード「これでまたダークカンパニーを壊滅に追い込めそうじゃのう」
マッドサイエンティスト「私は本当にバカだった。お前のおかげで助かった。 ジャスティスツインズにも感謝せねば!」
女性科学者「パパ。私もサポートするわ!」
構成員「心強い仲間が増えましたね!」
〇シックなリビング
江川和樹「午後は図書館でいっぱい勉強できたよ!」
江川和美「この後の補習もちゃんと行くわ!わからなかったところは先生に聞く予定よ」
江川るり子「しっかり勉強しないとね」
江川るり子「お父さんだわ!」
江川勝「ただいま!」
「お帰りなさい!」
こうして何とか事件を解決できたジャスティスツインズ。しかし、ダークカンパニーがいつまた襲うかわからない。
次回へ続く!