愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第55話 財前麗子、登場!①(脚本)

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〇宇宙要塞

〇謎の施設の中枢
ベーザイ「お前たちには失望した」
ビーモン「・・・申し訳ございません」
ベーザイ「ブクロクに続きジュローまでも倒され、六悪神も残るは4人。ぶざまな・・・」
ビーモン「ですがベーザイ様。愛天使だけならともかく、仲間のあの男が厄介です」
ベーザイ「聖クローバーのことか」
ホーディ「愛天使以上の、強力な力を秘めているものと。・・・しかし」
  ホーディは魔船の中にホログラムで優斗の姿を映し出した。
ホーディ「クローバーの正体はわかっております。名前は、黒岩優斗」
ベーザイ「ふむ・・・」
ベーザイ(ほぅ。黒いオーラだと。・・・面白い)
ホーディ「奴の始末、この俺にお任せ──」
ホーディ「!?」
ダーブラック「べ、ベーザイ様!?」
エビーダ「まさか・・・ベーザイ様みずから、地球に行かれるおつもりですか」
ビーモン「なりませぬ!」
ビーモン「ベーザイ様こそが、我らの作戦の要。御身になにかあれば、世界中の人間を悪に染める計画が──」
ベーザイ「黙れ。すべてはお前たちの無能さが招いたこと。己の無力を恥じるがいい」
ビーモン「しかしそのような小者の始末、私どもに命じていただければ」
ベーザイ「くどい! お前たち、手出しは無用であるぞ」
「はっ」
ビーモン「・・・・・・」

〇結婚式場の廊下
朝陽林檎「ゆーとさんっ」
黒岩優斗「林檎、どうした」
朝陽林檎「お昼休憩これからですよね? 一緒にランチに──」
黒岩優斗「すまん、パス」
朝陽林檎「がーん!」
黒岩優斗「仕事があるんだ。 これから、大事なお客さんが来るから」
朝陽林檎「最近の優斗さん、仕事ばっかり・・・」
黒岩優斗「ははは。悪い、悪い。 この案件が一段落ついたらな」
霧乃あやめ「黒岩くん、お見えになったわよ」
黒岩優斗「じゃあ、行ってくる」
朝陽林檎「・・・いってらっしゃい」

〇森の中のオフィス
  林檎は廊下の窓から玄関先を覗いた。
朝陽林檎(うっわぁ・・・高そうな車)
  高級車からスーツの女性が現れる。
財前麗子「はじめまして」
財前麗子「フレンジー芸能プロ代表取締役社長、財前麗子(ざいぜんれいこ)です」
朝陽林檎(綺麗な人・・・! それにFRENZYの事務所って・・・しかも社長!?)
黒岩優斗「財前さん、一緒にお仕事ができて光栄です。四葉トラベルの黒岩優斗です」
黒岩優斗「こちらはアイリス・ウェディングの霧乃あやめさん」
霧乃あやめ「よろしくお願いいたします。今回の企画のお手伝いをさせていただきます」
財前麗子「よろしくお願いしますね」
財前麗子「黒岩さん、お会いしたかったわ」
財前麗子「あなたの企画した結婚式場でのFRENZYのライブ、素晴らしいアイデアでした」
朝陽林檎(え? FRENZYがライブするの? ここで? うそーーっ)

〇校長室
財前麗子「段取りは完璧ね。 本番も完璧を期待できるのかしら?」
黒岩優斗「ええ。お約束しますよ」
財前麗子「自信満々ね。ますます気に入った。 優秀な子は好きよ」
黒岩優斗「恐縮です。財前さん」
財前麗子「他人行儀ね。麗子って呼んで」
朝陽林檎「失礼します。 お茶、おかわりお持ちしました」
財前麗子「あら。かわいい娘。あなたは?」
朝陽林檎「あ、アイリス・ウェディングの朝陽林檎ですっ。あの、私FRENZYの大ファンで」
朝陽林檎「・・・あっ」
  お盆を抱えた林檎がバランスを崩す。
黒岩優斗「おっと」
  優斗は慌てて立ち上がり、林檎の体を支えた。
朝陽林檎「あ・・・ありがとう。優斗さん」
黒岩優斗「大丈夫か?」
朝陽林檎「平気だって。もう、優斗さんったら心配性なんだから」
黒岩優斗「よかった。お前がやけどでもしたら──」

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コメント

  • まさかの展開!!!

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