〇オフィスのフロア
　　それから、園香は田舎の支社へと異動と成り、俺の居る部署にはエミが来てくれて空気が大分変わった。あの後園香はまた男に
　　靡いていたがこれまでの私欲が直っておらずにまた破局。その後仕事を辞めて今は何処で何をしているのかは誰も分からなかった。
エミリア・ブルーム「課長！新作のテストショット出来ました！」
鍵山陸斗「おぉ！出来たのか！どれどれ？」
鍵山陸斗「良し、これなら雑誌に載せられる！」
エミリア・ブルーム「ペンキュベリマッチ！後は組み立て易さの確認ですね！」
白石拓人「課長！頼まれてた資料、出来上がりました！」
鍵山陸斗「有難う御座います白石さん、次こっちお願い出来ますか？」
白石拓人「任せて下さい！」
エミリア・ブルーム「ねぇ陸斗、疲れて無い？」
鍵山陸斗「え？俺は大丈夫だよ？」
エミリア・ブルーム「そっか・・・でも無理したらノーだよ」
鍵山陸斗「あぁ、分かってるつもり・・・」
エミリア・ブルーム「今の状況が落ち着いたら、また一緒にニューヨークへ戻ろう！ダニエルリーダーも、陸斗に会いたがってる！」
鍵山陸斗「あぁ、俺も楽しみだよ・・・」
　　ニューヨークに異動する事に成って、園香が浮気して別れる事に成って、俺は新しい仲間と触れ合い、自分がどんな奴なのか
　　再認識出来て、どんな風にやって行きたいのか漸く分かった気がした。日本に戻って課長に成って、俺の隣にはエミが居て、
　　此処から俺は、新しいスタートを切る事に成ったのだった。
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