リスナー

谷田ホライゾン

それぞれの異変(脚本)

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谷田ホライゾン

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〇個室のトイレ
綾垣 雫「はぁ・・・今日も食べ物手に入らんかった」
綾垣 雫「しゃーないから、今日もトイレの水で我慢するしかないか・・・」
綾垣 雫「ん?IRIAMの通知や」
綾垣 雫「るーちゃんの配信通知や 配信行こうかな?」
綾垣 雫「なんや?なんか様子がおかしいぞ」

〇個室のトイレ
綾垣 雫「な!なんや!」
綾垣 雫「スマホの様子がおかしい!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

〇殺風景な部屋
M少尉「いやぁ、今日も色んなエアガン撃てて楽しかったなぁ」
M少尉(るーちにフラれてからしばらく何もやる気起きなかったけど)
M少尉(それでも少しずつ気持ちも回復してきたし、新しいエアガン買って帰ろうかな)
M少尉「IRIAMの通知?それもるーちの配信通知」
M少尉「もうブロックしたのに・・・他のアカウントでフォローしたままだったのかな?」

〇殺風景な部屋
M少尉「おいおい、本当にどうしたんだよ」
M少尉「スマホが・・・変な感じする・・・」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

〇安アパートの台所
逆叉おにい(今日は雨か・・・)
フィリカス母「チョット、アンタヒマナラ、ママに、ケンタキー、かってキテ、そのホウが、ママが、ウレシイから」
逆叉おにい「ふざけんな。今雨降ってるだろ」
逆叉おにい「しかもこの前貸したお金まだ返してもらってないし」
フィリカス母「ナニヨ!!アンタバカリケンタキーカッテルンジャナイノ!!? いえカラオイダスヨ!!」
逆叉おにい「ふざけんな!お前のせいでまともにご飯も食べれてないんだよ!」
逆叉おにい「このフィリカスババアめ!!」
フィリカス母「ナンテコトヲイウンダイ!!」
フィリカス母「アンタナンテウチニハイリマセン!!」
フィリカス母「デテケ!!」
逆叉おにい「出て行ってやるよ!こんな家!!」
フィリカス母「フンッ」
フィリカス母「ドウセカエッテクルシ、ホネナシケンタキーデモタベテルカネ」

〇安アパートの台所
逆叉おにい「そろそろフィリカスババアも寝た時間だろう」
フィリカス母「カエッテキタネ。サァ、ケンタキーダシテモラオウカ」
逆叉おにい「悪いな、ケンタッキーは買ってきたが俺の分しか買ってないんだ」
フィリカス母「ワタシノブンハナインダネ!!!」
逆叉おにい「うわ、ブチ切れて白髪モードになった」
フィリカス母「モウ、シラン!!」
フィリカス母「デテケ!!!」
逆叉おにい「あぁそう、本当に出て行ってやる!」
逆叉おにい「二度とその面見たくねぇわ!!」
フィリカス母「フンッ!!」

〇田舎の公園
逆叉おにい「はぁ、これからどうしようかな」
逆叉おにい「ん?IRIAMの通知だ」
逆叉おにい「るっしの配信だ。今日こそるっしとリアルで会う約束取り付けるぞぉ」
逆叉おにい「なんだなんだ?」

〇田舎の公園
逆叉おにい「おいおいおいおいおいおいおい」
逆叉おにい「ぜってぇおかしいって!」
逆叉おにい「くっ!!ダメだどこかに引き込まれる!!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

〇水色(ディープ)
  雪白夜空の配信画面
雪白 夜空「足を骨折してて手術代が結構高くて・・・」
雪白 夜空「今、まともにご飯食べれてないんだよね・・・」
雪白リスナー1「大丈夫?なにか送ろうか?」
雪白リスナー2「お姉ちゃんかわいそうだからなにか買ってあげるよ!」
雪白リスナー3「俺様からもなにか恵んでやろう! ガハハハハハハハ」
雪白アンチ「人から同情を得て助けてもらうんじゃなくて、自分の力でも何とかしたらどうなんだ?」
雪白 夜空「消えろ(小声)」
  雪白アンチさんをブロックしますか?
  ●はい
  ○いいえ
雪白 夜空「ブロック、と(小声)」
雪白 夜空「ちょっと驚いちゃったけど、みんなが励ましてくれたお陰でアンチにも勝てたよ」
雪白リスナー1「ないすぅ!」
雪白リスナー2「おねぇちゃん最高!」
雪白リスナー3「俺様が手を下すまでも無かったな!! ガハハハハハハハ!」
スペース「酒ガチャ贈りますねε-(´∀`*)」
雪白 夜空「わぁ!ありがとう!」
雪白 夜空「あれ?配信中なのに通知が来た」
スペース「るしえるさんが配信始めたらしいですね ε-(´∀`;)」
雪白 夜空「うん、それは見えるんだけど」
雪白 夜空「配信中は通知こないハズなんだけどバグかな?」
スペース「バグですかね(((´゚ω゚`;)))」

〇水色(ディープ)
雪白 夜空「な、何よこれ!!」
スペース「分かりません( ゚д゚ )」
スペース「なんかあったんですかね?(´・ω・`)?」
雪白リスナー1「あれ?配信止まった?」
雪白 夜空「他の人には見えていないの?」
雪白 夜空「じゃあ、これは一体なんなのよ!!」
スペース「僕も見えてるので雪白さんだけではないですねε-(´∀`*)」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!! わあぁぁぁぁぁぁぁΣ(⊙ω⊙)!!」

〇コンビニ
「しとしとぴっちゃん」
「しとぴっちゃん」
JEDI Knight「ふむ、この天気だからカエルもたくさんいると思ったんですがねぇ・・・」
JEDI Knight「せっかくヌンチャクを磨いてきたのにカエルがいないと潰すものがなくて興が冷めてしまう」
JEDI Knight「ん?」
ジェイク「オイ、ソコノキサマ」
地美 珍湖「ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ」
市版 強井「えっと・・・金目の物を置いていかないとボコボコにするって言ってます・・・」
市版 強井「すいません、いきなりこの人たちが絡んじゃって・・・」
市版 強井「でも、僕も逆らえなくて・・・」
市版 強井「すいませんが、今はこの人たちに従った方が良いと思います・・・」
JEDI Knight「ふん」
JEDI Knight「まぁ、カエルの代わりにあなたがたを倒して今日は帰りますかね・・・」
市版 強井「えっと、この人たちを倒すんですか? いくらなんでも無謀じゃあ・・・」
地美 珍湖「ガルルルルルルルルルルルルルルルルルルル」
JEDI Knight「この人たち・・・ねぇ・・・」
JEDI Knight「ずいぶんと他人行儀な言い方をするんですね」
市版 強井「えっと、それはどういう・・・」
JEDI Knight「分かってるんですよ。 あなたこの人たちより強いでしょ」
市版 強井「へぇ、よくわかったね」
市版 強井「僕、自分で言うのもなんだけど結構弱そうに見えるのに」
JEDI Knight「あなたの立ち方、重心、服の下にある筋肉、一見細そうに見えるその体格も着痩せしてるだけ・・・」
市版 強井「ハハハハハハハハハハ」
市版 強井「あんた、ただもんじゃないね」
ジェイク「シカシ、ワレワレモ、ナメラレテハ、コノセカイデ、イキテイケナイ」
地美 珍湖「クククククククククククククククククククク」
ジェイク「ソウ、ワレワレニハ、ダレモ、カテナイ」
地美 珍湖「フンガフンガフンガフンガフンガフンガ!!」
市版 強井「やれ」
「うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
JEDI Knight「さんざん長い前置きをしたんだ」
JEDI Knight「1分は持ってくださいよぉ」

〇コンビニ
ジェイク「ク、クソガ・・・」
地美 珍湖「グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
JEDI Knight「ふん、49秒ですか」
JEDI Knight「がんばり賞・・・ってところでしょう」
市版 強井「ありゃりゃ、思ったよりも強いね」
市版 強井「これは久しぶりにスイッチ入れるしかないな」
市版 強井「悪いね、あんたちょっと俺らのこと舐めすぎだよ」
市版 強井「俺らを舐めたやつは誰だろうと消さないといけないからね」
JEDI Knight「ほう、あなた・・・」
JEDI Knight「光り物を抜いたからには・・・私も容赦はしませんよ?」
市版 強井(な、なんだ?気配が変わった!?)
JEDI Knight「ふん、一度恐怖した相手には勝てませんよ」
市版 強井「てめぇ、やってやるよ・・・」
JEDI Knight(ふん、まだまだ青二才。 この程度の挑発で怒りで我を見失うとは・・・)
市版 強井「うおぉぉぉぉぉぉぉ!! 袈裟(けさ)に斬ってやる!!」
  市版 強井が放った斬撃は確実に
  JEDI Knightの体を袈裟(けさ)に斬った・・・
  ・・・はずだった
市版 強井「ふっ、確実に袈裟に斬った」
市版 強井「口ほどにもなく呆気(あっけ)なく終わったな」
JEDI Knight「なにか・・・・・・しましたか?」
市版 強井「は?」
市版 強井「確実に俺のナイフはお前を斬ったはず・・・」
JEDI Knight「良く自分のナイフを見てみなさい」
市版 強井「な、」
市版 強井「ナイフの・・・刃が折れてる・・・?」
JEDI Knight「ふふふふふふふ」
市版 強井「ど、どういう・・・何しやがった!!」
JEDI Knight「あまりにも遅い攻撃だったので、ヌンチャクでナイフの刃を折っただけですよ」
市版 強井「ばかな・・・いつヌンチャクを抜いたんだ?」
JEDI Knight「この程度も見えないとは・・・まだまだ若いですな」
市版 強井「くっっっっ!!」
市版 強井「くそがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
JEDI Knight「さて、あなたは光り物を抜いたんだ」
JEDI Knight「やるつもりだったんだ・・・やられる覚悟・・・」
JEDI Knight「無かったなんて言わせませんよ」
市版 強井「く、くるなよ」
JEDI Knight「おや?今際の際ですよ?もっとちゃんとしたセリフを言わないと勿体ないですよ」
市版 強井「す、すいませんでした!! あなたの下につきますので許してください!」
JEDI Knight「あなたの様な弱き者が下についたところで何にもならないでしょう?」
JEDI Knight「終わりです」
市版 強井「うわがぁかなぁがなかさまさがぁぁかなまながななあなながばばがまはばぬまはらあは!!!!!!」
JEDI Knight「ふん」
JEDI Knight「カエルほどではありませんでしたが、そこそこ楽しめましたよ」
JEDI Knight「おや?」
JEDI Knight「あまつかの配信通知ですね。 どれ?久しぶりにイケメンが行きますかね」
JEDI Knight「む!?」

〇コンビニ
JEDI Knight「こ、これは!?」
JEDI Knight「なにやら、スマホから何かただならぬものを感じますね」
  お前・・・尺取りすぎなんだよ
JEDI Knight「何やつの声? 尺とは一体・・・?」
  うるさい
  そもそもお前そんなキャラでもないだろ
  尺取った罰として本来のJEDI Knightに戻してやる
JEDI Knight「わ、わたしのきゃらが・・・ おれの理想の俺がァ」
JEDI Knight「カエルカエルカエルカエルつぶす潰す潰す潰す」
「うわああぁぁあああああああああああ!!」

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