ANOTHER PLANET

冬木柊

エピソード7(脚本)

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冬木柊

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〇岩山
「姉さんはここの洞窟の謎を知っていたの?」
「ええ、代々守り人には伝えられていたの」
「じゃなんで教えてくれなかったのよ!」
「ごめんなさい、まさか海が蘇るなんて思わなかったの」
「橋が現れた!」

〇岩の洞窟
守り人「この奥に響子さんが求めているものがあるはずですよ」
鏡響子「ふふ、楽しみです」
守り人「でも響子さん、ほんとうにこの先に行くの? 秘密は秘密のままでいいのでは?」
鏡響子「いえ!、前に進みます!」
守り人「そうですか」

〇薄暗い谷底
ミレイ「ふふ、ご苦労だったな、この先は通せない」
鏡響子「・・? あなたは?」
ミレイ「さあ、謎の化け物かもな」
ミレイ「カノン、守り人の持つ物騒な銃を取り上げろ」
鏡響子「カノンさん、これはどういうこと?」
カノン「ごめんなさい・・ わたし、はぐれものじゃなかったみたい」
カノン「ごめんね」
鏡響子「・・・・。」
カノン「姉さん、ごめんなさいガリレウス3世の銃を渡してくれる」
カノン「お願い」
守り人「・・・・。」
鏡響子「・・・・。」
鏡響子「ガリレウス3世の銃が岩の狭間の奥に!」
謎の女「ミレイ様・・ すみません、奪い損ねて・・」
ミレイ「まあいい、向こうは切り札をなくした」
ミレイ「それではおとなしくお帰り願おう」

〇岩山

〇薄暗い谷底
鏡響子「・・・・。」
守り人「響子さん、無理をすることないわ ここは一度引き上げましょう」
守り人「機会はまた訪れます」
鏡響子「そうですね・・」
ゾル(ミュウ)
ミュウ(なに? ゾルさん)
ゾル(お前の身長なら岩の間に入って行けるだろ? あの銃を取って来れるか?)
ミュウ「ええっ!?️」
ゾル(静かに! あいつらに悟られる!)
ミレイ「ふふ、余計なことはしない方がいいぞ」
ミレイ「わたしは交戦は好まないが 余計なことをされるのが嫌いだ」
ミレイ「逆らえば両腕をへし折ってやる へし折った上で地に引き摺り回してやる」
ミレイ「いいな?、わたしを怒らすなよ!️!️」
ミュウ「・・・・。」
ミュウ「・・・・。」
ミレイ「そう、そうやってわたしに従っていればいい」
ミレイ「それでいいんだ」
ミュウ「うっ ううっ・・。」
ミュウ「・・・・。」
ミレイ「なにも喋らなくていい」
ミレイ「なにも喋らなくていいんだ」
ミュウ「わたしに・・ そんなこと言わないで・・」
ミュウ「そんな言い方しないで・・  ごめんなさい・・」
ミレイ「ふふ、それでもお前はなにもできない」
ミレイ「なにもできないんだ!」
ミュウ「いや! いやーーーーーーっ!️!️」

〇洞窟の深部

〇薄暗い谷底
「なに!️!️」
謎の女「お前裏切ったな!」
ミュウ「わたし・・ なにもしてないよ・・」
守り人「ミレイさん、これで終わりにしましょう」
守り人「これ以上は無意味です」
ミレイ「・・・・。」
謎の女「どうしましょうミレイ様・・」
ミレイ「この先にある秘密・・」
ミレイ「無理をして守ることはないだろう」
ミレイ「その後に嬲る機会はたっぷりとある」
謎の女「わかりました」
カノン「・・・・。」
カノン「・・・・。」
鏡響子「・・・・。」
カノン「ごめんなさい、姉さん」
カノン「やっぱりわたしって・・ はぐれものだったみたい・・」
カノン「みっともないよね」
守り人「いいえ、カノン」
守り人「みっともないなんてありません あなたはわたしの大切な妹です」
守り人「カノン、わたしたちはもう帰りましょうか?」
カノン「・・うん」
守り人「響子さん、わたしたちは先に失礼します ご無事に戻られること願っています」
鏡響子「わかりました、すぐ戻ります」
カノン「じゃあね」
鏡響子「また会いましょう」

〇洞窟の入口(看板無し)
鏡響子「いよいよ、この先に謎の正体があるのですね」
鏡響子「いざ、進みましょう!」
ゾル「響子、ちょっと待て」
鏡響子「なに? ゾル?」
ゾル「この先に果たして俺たちが期待する結果があるのかな、と思って」
ゾル「ただの昔の本や壺とかがあるだけじゃあないか?」
ミュウ「・・・・。」
鏡響子「ゾル、昔の本にでも人獣の秘密が書かれていればそれで目的は達します」
鏡響子「ただわたしの考えではここにいるのは神そのものだと思っています」
「神!️!️」
ミュウ「ほんとうなの響子さん! それは!」
鏡響子「ええ、おそらくは」
ゾル「神ってのはほんとうに存在するのか?!️ 響子?!️」
鏡響子「存在はするでしょう ただどんな顔をしているか・・」
ゾル「響子! どんな顔ってどういうことだ!?️」
鏡響子「邪神、恐怖の神ということもありますからね」
ミュウ「ええっ・・」

〇洞窟の入口(看板無し)
鏡響子「さあて」
鏡響子「神はどんな顔をしているのでしょうか?」
鏡響子「楽しみですね」

次のエピソード:エピソード8

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