エピソード8(脚本)
〇暗い洞窟
〇黒背景
〇実験ルーム
〇実験ルーム
ミュウ「ミレイさん!️?」
鏡響子「・・・・。」
ゾル「これは・・ どういうことだ?」
〇SHIBUYA SKY
〇未来の都会
〇渋滞した高速道路
〇塔のある都市外観
〇黒背景
〇黒背景
〇黒背景
謎の存在「あの日から始まった・・」
〇海
「わたしはすべてを構築した」
〇黒背景
〇美しい草原
「わたしが人間を管理した」
〇戦場
「しかし、人間は──」
〇廃墟の倉庫
〇骸骨
〇黒背景
〇実験ルーム
謎の存在「わたしは人間を管理する方法として人間に代わりえる存在を創り出した」
〇荒廃した市街地
〇黒背景
謎の存在「結果として人間をほぼ滅亡させてしまった・・」
〇実験ルーム
謎の存在「人獣も強すぎてはいけない・・」
〇黒背景
ゾル「・・・・。」
ゾル「・・なぜ、お前はそんなことをしている?」
謎の存在「さあな」
ゾル「寿命で消えた人獣、死んだ人獣はここに還ってくるのか?」
謎の存在「そうしている」
ゾル「・・・・。」
鏡響子「あなたはどれだけの時間そんなことを繰り返しているのです?」
謎の存在「さあな」
鏡響子「ふふ、そうですか」
鏡響子「・・もう疲れたのでは?」
謎の存在「さあな」
鏡響子「ふふ、そうですか」
鏡響子「質問を変えましょう」
鏡響子「・・あなたはずっとこの場所に?」
謎の存在「そうだ」
鏡響子「ふふ、それだけ人間を超えた存在でありながら、太陽の下には出ていけない」
鏡響子「まるで吸血鬼ですね」
謎の存在「・・・・。」
鏡響子「カンダル海の灌漑はどう思います? あれは失政では?」
謎の存在「・・・・。」
鏡響子「・・・?」
鏡響子「・・・、人間はどうなりますか?」
謎の存在「湖がなくなり、次に農業地が痩せ細り 人間は困ったことになるだろう」
謎の存在「土地を捨て、土地を移り変わろうとし 新たな争いが起こるかもしれない」
謎の存在「多くの人間が亡くなることになるかもな」
鏡響子「人間が自ら滅ぶのは仕方ないですが、誰かの管理が間違って滅ぶのは問題では?」
謎の存在「人間は強い、ほとんど死に絶えてもまたわたしが保護する」
ゾル「死に絶えても保護するってどういうことだ?多くの犠牲は仕方ないとでも言うのか!?️」
ミュウ「そんなあ・・」
鏡響子「・・・・。」
鏡響子「わたしは鏡響子と言います あなたの名前は?」
謎の存在「わたしは人間とは違う、名前はない」
鏡響子「そうですか、名前のない存在・・」
鏡響子「あなたはもう止まっていいのですよ?」
鏡響子「機械なら機械らしく、壊れていいのです!」
謎の存在「・・・・。」
〇黒背景
鏡響子「黄の焔・・」
〇黒背景
〇黒背景
謎の存在「!️!️」
〇黒背景
〇実験ルーム
ゾル「響子、危険だ! ここを出よう!」
鏡響子「わかりました!」
ゾル「ミュウ! 早く!」
ミュウ「う・・、うん!」
〇薄暗い谷底
ゾル「響子、ミュウ! こっちだ!」
謎の存在「わたしの胎動はもう止まる・・ すべての胎動が止まるこの感情心地いいぞ」
ミュウ「え!、なに?」
謎の存在「人獣よ、お前の創造者はこのわたしだ」
謎の存在「最後に我が子の顔をよく見せてくれ」
謎の存在「さあ近くに!」
謎の存在「わたしが制御が効かない人間たちを管理するべく、人間の遺伝子を使い、お前たち人獣を作ったのだ!」
謎の存在「今はどんな気持ちだ?!️ 父であり、母であるわたしと出会った今の気持ちは!」
謎の存在「さあ、もっとその顔を!」
ミュウ「やめて・・」
ミュウ「ご・・ごめんなさい・・」
ミュウ「いやああああああああああ! いやあああああああああーー!️!️」
〇実験ルーム
〇薄暗い谷底
謎の存在「うおおおおおおおおおおおおお!️!️」
謎の存在「うわあああああああああああああ!️!️」
〇荒野
ゾル「響子! ミュウは大丈夫か!?」
鏡響子「わたしより先に出て行ったと思うのですが・・」
〇荒地
アルロン「ミュウ! 大丈夫かーーーーー?!️」
アルロン「どこだーーーーー!」
ミュウ「・・アルロンなの?」
アルロン「ミュウ?、そこにいるのか!?️ 洞窟から火が上がって心配したんだ」
ミュウ「ありがとう・・」
アルロン「えっ!️?」
〇荒野
ゾル「ミュウが人間に!?」
ゾル「どういうことだこれは? 神が死ぬその最後にミュウを人間にしたということか?」
ゾル「生命力の強い人獣のままより、人間になった方が長く幸せに生きられるということか?」
ゾル「神は人獣よりも人間の一生の方が幸せと知っていたのか?」
〇荒地
アルロン「ミュウ・・ 神様のところに行って人間になったのか?」
ミュウ「えっ? わたし耳、と尻尾が・・」
ミュウ「ええっ!?️」
アルロン「ミュウ、これを受け取ってくれよ」
ミュウ「きれい! ありがとうアルロン!」
アルロン「ミュウ、人間になったのなら 俺と結婚もできるよな?」
ミュウ「えっ・・」
ミュウ「うん!」
ミュウ「アルロン、まずわたしの大切な友達になって」
〇荒野
ゾル「あらら・・」
鏡響子「ふふ、人間になった瞬間に自分がいい女だとわかったみたいですね」
ゾル「響子! 神はあの子を幸せしたいと思ってミュウを人間にしたのか!️?」
鏡響子「神のみぞ知るです、それが正しいかどうかは今は誰もわかりません」
ゾル「響子!、俺は神がミュウを幸せにするために最後に人間にしたと思っている!」
ゾル「これであの子の青春が始まるんだな・・」
鏡響子「ゾル、あの子の人生が一冊の本だとしたら 今、プロローグが終わったばかりですよ」
鏡響子「これからあの子の」
〇荒野
CV
鏡響子:真白かな
ゾル :控田まりお
ミレイ:守山愛泉
ミュウ:星那葉月
カノン:髙村みぃめ
守り人:髙村みぃめ
CV
たねまき
伊吹
むつき
ミンク
井之上賢
はてな
ユジーン
里見さとみ
音羽苑
杜和佑紗
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