放課後茶会推理帳

Reika

転校生(脚本)

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〇教室
?「__お願い聞いてくれるでしょ?」
鬼風義重「んー、報酬によりきり」
?「もう!あなたってほんと一筋縄じゃいかないのね」
鬼風義重「ごめんごめん、一応依頼は受けたよ」
?「あら、じゃあ成功したご褒美は・・・」
?「私のカ・ラ・ダ♡でどうかしら?」
鬼風義重「・・・・・・」
?「ちょっと!引かないでよ。じゃあ何がいいの?」
鬼風義重「近頃できたスイーツ店の割引券で手を打とう」
?「こんなのでいいわけ?」
鬼風義重「ああ楽しみにしているよ」
?「ああ、そう?じゃあ頼んだわよ」
鬼風義重「ああ、お姫様。了解です」
鬼風義重「では」
?「待って!」
?「あ、あなた裏切らないよね?」
鬼風義重「さあ?僕は誰の味方でもありませんよ」
鬼風義重「まあ多少の考慮はしますが・・・」
?「・・・・・・」
鬼風義重「ふふっ、それでは」
?「・・・本当、やな人」

〇教室
  東高校1A教室
杉山智之「なあなあ鬼風!転校生来るんだってな!!」
鬼風義重「ああ知っているとも。朝からこの話題で持ち切りじゃないかい」
杉山智之「男かなあ女だったらいいなあ・・・」
鬼風義重「・・・君の顔今めっちゃきもいよ」
杉山智之「ひでえこと言うなあ」
鬼風義重「こんなことばっかり考えているから君はモテないのだよ」
杉山智之「今これはカンケーねえよ!」
鬼風義重「ああそうだね。ほら杉山君、もう8時だ。先生くるよ」
杉山智之「あっやべ、俺席戻るわ」
鬼風義重(あいつ、男が来るって知らないのかね)
  ここは都内某所にある東山高校。偏差値はそこそこの普通の高校である。
  彼は東山高校二年鬼風義重。成績上位の頭脳を持ち、高いリーダー性がある。
水上海斗「みんなー席について」
水上海斗「今日は転校生が来たから、紹介するよ」
水上海斗「竜星くん入って〜」
「はい、失礼します」
北見竜星「みなさん、初めまして。西岡高校から来ました、北見竜星です」
北見竜星「よろしく」
水上海斗「みんな、竜星くんは越してきたばかりで不自由も多いと思う。仲良くしてあげて」
水上海斗「それじゃ、君は・・・・・・」
水上海斗「義重くんの隣に座りなさい」
鬼風義重「えっ、僕?」
水上海斗「そうだよ、先生にとっても、好都合だし」
鬼風義重「貴方の都合ですか・・・」
水上海斗「じゃあ、竜星くん席に着いて」
北見竜星「はい」
北見竜星「よろしくお願いします、えっと・・・」
鬼風義重「鬼風だよ、鬼風義重。好きなように呼んでくれ」
北見竜星「はい、では鬼風さん。よろしくお願いします」
鬼風義重(なんか少し違和感のある対応をする子だねえ)
鬼風義重(北見くん・・・)
鬼風義重(ああ、オモシロイ子だなぁ)
水上海斗「・・・・・・」

〇教室
鬼風義重「1日彼と過ごしてわかったこと。彼は・・・」
「竜星くんって彼女とかいるの?」
北見竜星「前はいたんですけど・・・」
「えっ別れちゃったの?」
北見竜星「はい、学校が離れると、貴方も辛いだろうからって」
「やっぱ、優しいねー、竜星くん」
北見竜星「ありがとうございます」
鬼風義重(初日にして、人気者に成り上がったコミュ力があり)
「北見〜今日の問題教えて!」
「はい、いいですよ」
鬼風義重(頭の良さもある)
鬼風義重「そして何より・・・」
鬼風義重「自身を魅せるのがうまいね」
鬼風義重(あの嬢さんが煙たがるのもわかるかも)
杉山智之「きーふう!」
鬼風義重「うわっ!」
鬼風義重「なんだい、杉山くんか」
杉山智之「北見のことじっと見てどうしたんだよ」
杉山智之「まさか、嫉妬か〜w」
鬼風義重「まさか、あるわけなかろうに」
杉山智之「本当か〜?まぁいいや」
杉山智之「鬼風、このあと予定ある?無かったら遊ぼうぜ!」
鬼風義重「構わないが・・・・・・」
鬼風義重「待ってくれ、支度終わってないんだ」
杉山智之「ok!先外で待ってるわ」
鬼風義重「・・・・・・」
鬼風義重「黒衣くんの出番かね」
  鬼風には特別な力があった。霊を取り込み自分の養分とする「器」である。
  この力を使い、体の一部を使うことで「黒衣」と呼ばれる、呪詛の塊を作り出すことができるのだ。
鬼風義重「髪の毛から作り出したから今回は長時間残れるね」
鬼風義重「任せたよ、黒衣くん。北見くんを探ってくれ」
  黒衣はこくりと頷き、北見のカバンに入った。
鬼風義重「さて、帰るとするかね」
北見竜星「・・・・・・」
福原芽衣「北見くん、ヨシのこと見てどうしたの?」
北見竜星「いや、なんでもありませんよ」

次のエピソード:狂い

コメント

  • 初めまして😄
    学園ミステリーかと思ったら、設定の複雑そうな呪術ものなのでしょうか?
    今後が楽しみですね!!

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