〇森の中
ツネリ「とりあえず町を出ましたが何処へ向かえばいいんですかねぇ・・・」
カネリ「ツネリさん・・・実は紹介して置かないといけない事があって・・・」
ツネリ「なんでしょうか？」
カネリ「妖精です」
ツネリ「えっ・・・」
ミラリ「妖精です！」
ツネリ「ええぇぇぇ!?!?」
ミラリ「私は妖精のミラリです！ よろしくお願いしますねツネリ様！」
ツネリ「よっ・・・妖精さん!?」
ツネリ「えぇ・・・!?」
カネリ「実はかくかくしかじかで・・・」
ツネリ「なるほど・・・カネリさんは勇者で世界を救うために旅に出たと・・・」
カネリ「そうですよ！」
カネリ（本当はお金いっぱい貰えるだろうなぁとか 言えないなぁ・・・）
ミラリ「早速ですがこれから北に位置する山『キタニーアル』に登ってもらいます！」
ミラリ「その頂上にある伝説の秘宝が必要なんです！」
カネリ「よし！そこを目指して頑張ろ〜！」

〇山道
カネリ「山舐めてた・・・帰りたい・・・」
ツネリ「大丈夫ですよ！もう少しのはずです！」
ミラリ「うぅ・・・山・・・キツイ・・・・・・」
ツネリ「あわわ・・・」
？？？「おい！貴様ら！なぜ妾の山にいる！ ここは妾の道だぞ！」
カネリ「だれ!?」
四天王の中でも最弱「ふふふ・・・貴様か！魔王様の邪魔をする勇者とやらは！」
カネリ「なっ!?もうバレてる!?」
ミラリ「カネリ様！こいつは魔王軍四天王『サイジャク』！とても手強い相手です！ 気をつけてください！」
カネリ「勝ってみせる！」
四天王の中でも最弱「フハハハハ!!やってみるがいい！」
カネリ「くっ・・・倒しきれなかった・・・」
四天王の中でも最弱「ふっ・・・少しはやるようだな・・・」
四天王の中でも最弱「だが！その程度!!」
四天王の中でも最弱「まだ勝機はあるのだ！」
ミラリ「えぇ・・・!?」
カネリ「まだまだ！」
四天王の中でも最弱「フハハハハ・・・！やるな貴様！」
カネリ「トドメだよっ！」
四天王の中でも最弱「グ・・・ふふふ・・・妾は四天王の中でも最弱・・・まだまだ先は長いぞ・・・」
ミラリ「えっええぇぇぇ!?!? なにあの戦闘能力!?!?!? チート!?!?」
カネリ「テヘ☆」

〇岩山
カネリ「この辺だよね？」
ミラリ「はい！確かこの辺に・・・」
ミラリ「ありました！」
ミラリ「それが秘宝？」
ミラリ「はい！これが秘宝【タンサクノキホン】です」
ツネリ「これが秘宝・・・」
カネリ「これどうやって使うの？」
ミラリ「それはですね──」
　　ガシャン
カネリ「え・・・秘宝・・・？」
ミラリ「秘宝・・・」
ツネリ「えぇ・・・秘宝・・・」
「割れたー!!!!!!!!!!!!」
カネリ「えぇ!?!?!?秘宝？秘宝？ほ､本当に秘宝？」
ミラリ「ぁ・・・ぁ・・・」
　　バターン
ツネリ「ショックで気を失ってる・・・」
カネリ「え、え！どうしよう！おど､踊る？踊る？」
ツネリ「あわわ､！落ち着いてください!!」
　　秘宝が割れてしまい､混乱するカネリ達・・・
　　これからどうなってしまうのか・・・・・・