店主とマッスルサンタとプレゼント

ぽむ

エピソード57(脚本)

店主とマッスルサンタとプレゼント

ぽむ

今すぐ読む

店主とマッスルサンタとプレゼント
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇奇妙な屋台
  ヒュー
謎占い師「・・・」
謎占い師「寒くないんですか?マッチョさん」
謎マッチョさん「寒いですよ」
謎占い師「もう、表情一つ変えないんですから。 ホットの魔法をかけますよ!」
店主「おまたせ」
謎占い師「もう、どこいってたんですか。 こんなに寒いのに 病み上がりなんだから、 ウロウロしちゃダメでしょ」
店主「相変わらずお世話さんなんだから~」
謎占い師「ふざけないでくださいよ、 ほんとにもう~」
謎占い師「まったく」

〇奇妙な屋台
司教ガウデス「こんばんは」
謎占い師「こんばんは、珍しい人が来ましたね。 お久しぶりです!」
店主「アラ、お知り合い?」
謎占い師「ええ昔、同じ学院に通って学んだ同士でして。 彼は卒業後に宣教師になったはずですが・・・」
司教ガウデス「ええ。今ではワタシ、マッチョ国の司祭として、つとめております。 貴方様に、お願いがあり、参った次第です」
謎占い師「お願いとは?」
司教ガウデス「マッチョ国では マッスルクリスマスを開催予定なのですが・・・」
司教ガウデス「マッスルサンタが人手不足で 困っているのです!」
司教ガウデス「たくさんの子どもたちが マッスルサンタが来るのを楽しみにしています」
司教ガウデス「しかし当日にプレゼント届けるマッスルサンタがいなくて困っているのです」
司教ガウデス「コチラの知恵と人を貸して欲しいのです」
謎占い師「うーん。 どうしますか?店主?」
店主「そうねぇ・・・マッチョさん、 マッスルサンタを集める事はできる?」
謎マッチョさん「マッチョ部のみんなに協力を頼んでみます」
謎占い師「ワタシも、マッチョの魔法を駆使してみるわ」
店主「と、いうわけなの〜」
司教ガウデス「うう・・・ありがとうございます! お礼は必ず・・・!」
店主「そんなのイイワよ。 それより子どもたちが待ってるんでしょ! 支度しないと!」
「ハイ!」

〇体育館の中
謎マッチョさん「・・・というわけでお願いに来ました。 よろしく頼みます!」
「ウース!」
峰山先生「楽しそうですわ!私達もお手伝いします!ね、細川先生?」
細川先生「そうですね! 子供たちの喜ぶ顔が見たいです!」

〇貴族の部屋
ヤマト「おい!聞いたか兄貴!」
フミト「何を怒っているのだい?弟よ」
ヤマト「マッチョ国の「クリスマッチョ」 とかいう祭りが 近々、行われるそうじゃないか」
フミト「そうみたいですね。 国中のマッチョが集まって 行われる祭りだそうで」
フミト「「マッチョの秘宝」というものを みんなで奪い合って競うらしいですねぇ」
ヤマト「マッチョの秘宝?」
フミト「なんでも、 選ばれたキングマッチョは、 貴族の称号を与えられ、一生 生活に困らずに過ごせるらしいですよ」
ヤマト「俺らの奪った土地から徴収した金だぞ! そんな奴らの遊ぶ金になるなんて!」
ヤマト「そんなのは許せねえ! 俺が妨害してやる!」
ヤマト「そのマッチョの秘宝とやらを 奪えばいいんだな!」
フミト「やれやれ・・・およしなさいよ。」
ヤマト「マッチョ国の宝石は魔力を持つものだと聞いている」
ヤマト「そこには、眠り姫の魔法を 解くための秘密があるかもしれない」
ヤマト「兄貴が止めても俺は行くぜ! じゃあな!」
  バタバタバタバタ
フミト「まったく、お姫様のことになると じっとしてられないのだから」
フミト「早く目を覚ましなさいよ。 眠り姫。」

〇クリスマスツリーのある広場
ヨージくん「くっりすます〜 くっりすます〜 くっりすますには なにたべよ〜」
ミライくん「なにその歌〜 変なの〜」
ヨージくん「アハハハ」
ヤマト「やあ!君たち〜 ツリーの飾りつけをしているのかい?」
ヨージくん「そーだよー! もうすぐお祭りがあるんだ!」
ヤマト「そっかー! お兄さんも手伝ってあげよう〜」
ヤマト(隙を見て、ツリーの中に爆弾を仕掛けて・・・)
ヤマト「よし、仕掛けたぞ。 あとはこのスイッチを押すだけだ!」
ヤマト(フフフ。ぶっ壊してやるぜ)

〇噴水広場
峰山先生「わぁ! マッチョがたくさん!」
松山先生「大会が開かれるみたいですね、 僕も参加してこようかなぁ〜」
細川先生「お祭りが楽しそうです!」
峰山先生「プレゼントを配るのは夜なので、 お祭りを楽しみましょう!」

〇噴水広場
マッチョ「マッスルマッスル!」
マッチョ「ハッスルハッスル!」
マッチョ「マッチョマッチョ〜!」
南のマッチョ「みなさーん!準備は良いですか〜!」
南のマッチョ「この玉を手に入れたものが キングマッチョの栄光を手に入れられるのです!」
南のマッチョ「行きますよ〜 そ〜れ!」
  ポーン
  
  玉は空中へ投げられた!

〇クリスマスツリーのある広場
マッチョ「あっ」
  ポーン
  玉は様々なマッチョ間を
  跳ねるように行き来している!

〇クリスマスツリーのある広場
ヤマト「あっあれだな!」
  ポーン!
  ガッ!
  玉は顔面に当たってどこかへ飛んだ・・・
ヤマト「チックショウウウウ!」

〇クリスマスツリーのある広場
  ひゅー
松山先生「お!?」
  ガッ
  勢いよく頭にあたった!
  しかし、石頭は逆に玉を壊した!
  パカッ
松山先生「中に宝石があった!?」
  今年の優勝は〜
  そこのタンクトップのアナタ!!!
  アナタに決定です!!!
  わーわーわー
松山先生「え!?俺!?」
峰山先生「すごーい!」
細川先生「やりましたね!」
松山先生「えーよくわかりませんが・・・」
  「優勝者の方!ツリー前にどうぞ!」
松山先生「やりました!」
  もうすぐ日没です。
  優勝者の方は、マッスルツリーの
  点灯をお願いします!
松山先生「よっしゃ!」
松山先生「これを押せばいいんだな!」

〇クリスマスツリーのある広場
松山先生「日が落ちたな」
松山先生「このボタンを押せばいいのか」
松山先生「えいっ!」
  ポチッ!

〇クリスマスツリーのある広場
  ・・・

〇クリスマスツリーのある広場
  パアアアアァァァ

〇クリスマスツリーのある広場
ヤマト(なんで、爆発しないんだ!? 失敗したのか!?)
ヤマト「ちくしょうめ・・・」

〇クリスマスツリーのある広場
  それは優勝者の発表前・・・
謎マッチョさん「ん?なんか変な線が出てるな・・・」
謎マッチョさん「どれどれ」
謎マッチョさん「ムムッ これは爆弾・・・」
  マッチョさんは
  爆弾を外すのも得意だった。
謎マッチョさん「フッ、簡単な仕掛けでよかった。 外したからもう大丈夫だ。 これは危ないから持っていこう」

〇岩山
謎マッチョさん「よし、ここなら」
謎マッチョさん「採掘にちょうどよかったな」

〇クリスマスツリーのある広場
峰山先生「はーいみんなー マッスルサンタがプレゼントを 運びますよ〜」
「わーい!!!ありがとう!」

〇クリスマスツリーのある広場
マイコちゃん「きれーなツリーだねー! おっちゃん! 連れてきてくれてありがとう!」
おっちゃん「あぁ、これ・・・」
おっちゃん「やるよ」
マイコちゃん「おっちゃん! ありがとう!」

〇クリスマスツリーのある広場
ヤマト「ちくしょう・・・」
メイ「あーこんなところにいたー!」
ヤマト「あっお前は・・・」
メイ「はいプレゼントー」
ヤマト「俺に?」
メイ「そうだよー」
ヤマト「・・・」
ヤマト「ありがとな」

〇クリスマスツリーのある広場
フミト「きれいなツリーですよねぇ」
ユイ「私も、プレゼント用意したんだ。 ハイ!」
フミト「わぁ!ありがとう! 僕からも!」
ユイ「えへへへ」

〇岩山
  チッチッチッチッ
  どかーん

〇クリスマスツリーのある広場
  わーわー
  雪だー

〇綺麗な港町
サンタ「ヘックション! 冷えるなぁ・・・」
サンタ「ん?」
サンタ「さてもうひと頑張りするか」

〇奇妙な屋台
店主「ホントおつかれさま!」
謎占い師「寒いから、 ホットの魔法をかけて歩きましたよ」
司教ガウデス「どうも。子どもたちも喜んでいます」
司教ガウデス「ありがとうございます。 お礼はこちらにおいておきます」
司教ガウデス「では、ごきげんよう」
店主「みんなも、おつかれさま! はい!プレゼント!」
店主「良いお年を!」
  良いお年を!

コメント

  • 新年おめでとうございます。クリスマッチョって楽しいですね!!
    タップにこれだけマッチョな絵があるのも知りませんでしたww
    マッチョギャグが面白く、自分では思いつかない展開でしたww
    クリスマスは刺激されますね。私も書いてみたけど、この楽しさには敵いません😄
    今年は読む方にも力を入れようと思います、よろしくお願いします。

  • 店主さんのシリーズは安心してこころがあったかくなります⭐︎ホットの魔法が効いてるみたいです。クリスマスはお仕事ですが、マッチョさんのおかげでウキウキしてきました。ありがとうございました♪

ページTOPへ