エピソード4『あと、何度繰り返せば?』(脚本)
〇男の子の一人部屋
──もう、何回やり直しただろう。──
公野唯《キミノ ユイ》「ご飯だよ、『コロちゃん』」
コロ《稲宮ロコ》「・・・・・・えと、」
コロ《稲宮ロコ》「一緒に、食べない?」
公野唯《キミノ ユイ》「いいよ。前から気になってたんだよ、『コロちゃん』の食事♪」
公野唯《キミノ ユイ》「え、えと、それじゃ、」
公野唯《キミノ ユイ》「ガリっと、いかせてもらうね!」
コロ《稲宮ロコ》「・・・それじゃ、私も、」
公野唯《キミノ ユイ》「・・・なんで?」
公野唯《キミノ ユイ》「・・・なんで泣いてるの、『コロちゃん』」
公野唯《キミノ ユイ》「あ、アハハ」
公野唯《キミノ ユイ》「そうだよね、泣いちゃう事だってあるよね。 ・・・『コロちゃん』、 年頃の女の子だし」
コロ《稲宮ロコ》「ごめんね」
〇白
────もう、何度目だろう。
〇男の子の一人部屋
公野唯《キミノ ユイ》「『コロちゃん』 荷物持って何処行くの? 外は雨だよ?」
コロ《稲宮ロコ》「今まで、お世話になりました」
公野唯《キミノ ユイ》「こ、『コロちゃん』、冗談は、」
「お母様、お世話になりました! 『唯くん』を、どうかよろしくお願いします!」
公野唯《キミノ ユイ》「『コロちゃん』!!」
〇開けた交差点
コロ《稲宮ロコ》「はぁ、はぁ、 もう、もう二度と『唯くん』を殺させない!」
コロ《稲宮ロコ》「絶対! 絶対に!!」
〇広い公園
コロ《稲宮ロコ》「何で来ちゃうかな? もう、終わり! もう、おしまいにしよ!」
公野唯《キミノ ユイ》「そんな、 ・・・泥だらけ、 びちゃびちゃになったキミを、」
公野唯《キミノ ユイ》「そのままには、しておけないよ」
コロ《稲宮ロコ》「『唯くん』は馬鹿だね。 世界一の、大馬鹿さん、だね!」
公野唯《キミノ ユイ》「うん」
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惹き込まれて。どきどきしながら。いつも🍀思うことです。ほしのななかさんの作品を読むと「なんでもっと早く読まなかったんだろう」いつも思います。また読めてよかった。うれしいです。
ハイ、わからんでございます
ここまで付き合いました❣️
ハラハラドキドキしながら
読みました‥
次いよいよ最終回なんですね‥
コロちゃん、もとい、
ロコちゃん、元の世界元の人生に戻れますように‥😩
おぉ✨なんだか問題が解決しそうな流れだぞ❗(っ ‘ ᵕ ‘ c)ソワソワ
次が最終回か…なんだか楽しみな気持ちと同時に終わるのかって寂しさも😖