エピソード5(脚本)
〇荒廃した街
かつてその世界のほぼすべてを手に入れた
暗黒の大魔王、シア・ロナージャ
〇荒廃した街
シア・ロナージャがこのANOTER PLANETに現れる──?
〇荒地
鏡響子「始めましょうか」
鏡響子「ゴォーーム 我はかつての契約と再会を求める!」
〇荒地
鏡響子「・・・・。」
ゾル「シア・ロナージャ様! 麗しの統率者様ーー!!️」
〇荒地
シア・ロナージャ「・・・・。」
シア・ロナージャ「ここは・・」
鏡響子「久しぶりですね、シア・ロナージャ」
ゾル「お久しぶりです、シア・ロナージャ様!」
シア・ロナージャ「鏡響子だったな・・? あと、お前は・・」
ゾル「シア・ロナージャ様! わたしは従僕なるしもべ、ゾルです! 響子と共に勇者・カルサードを倒す旅に出て、使命も果たしました!」
シア・ロナージャ「そうか、しもべは沢山いるのでな」
ゾル「わかりました、承知いたしました!」
シア・ロナージャ「それで鏡響子、これはどういうことだ?」
鏡響子「それはさておき、シア・ロナージャは最近はなにをしているのですか?」
シア・ロナージャ「最近は人間たちが定期的に持ってくる酒を飲んで寝ている」
シア・ロナージャ「雪山から氷を運ばせて 氷を入れて飲むと美味い」
鏡響子「色々お楽しみで良かったです」
鏡響子「シア・ロナージャ、あなたの魔法でここから見えるすべてを水に浸すことはできますか?」
〇荒野
「ここから見えるすべて・・?」
〇荒地
シア・ロナージャ「ここに大雨を降らせるとなると、土地を潤すことにはならんぞ、わたしの魔法なら海にしてしまう」
鏡響子「それでいいです、ここから見えるすべてを海にしてもらいたいのですよ」
シア・ロナージャ「え?」
〇荒地
〇荒地
シア・ロナージャ「ゴォーム・・ ゴォーム・・」
シア・ロナージャ「ゴォーム・・ ゴォーム・・」
ゾル「失礼だ! 響子! シア・ロナージャ様を軽々しく扱って!」
鏡響子「シア・ロナージャも暇を持て余していたのでしょう、大丈夫ですよ」
鏡響子「すべてを海にする魔法なんてそう見れないですよ、見ものですね!」
〇荒地
シア・ロナージャ「ゴォーム!」
〇荒地
ゾル「おおっ!」
〇菜の花畑
〇森の中
〇街の全景
〇荒廃した教会
〇荒野
〇小さな小屋
船長「なんだ! なにが起こった!」
〇漁船の上
「海がーーーーーー!」
〇荒地
鏡響子「海が戻ったようです 行きましょう!」
ゾル「あ、・・ああ」
鏡響子「シア・ロナージャ ありがとうございます! さすが暗黒の大魔王!」
シア・ロナージャ「ふふふ、はは! この程度など簡単だ 久々の大魔法だったが」
鏡響子「ありがとうございます!」
シア・ロナージャ「はぁ?!」
ゾル「?」
ゾル「響子! シア・ロナージャ様になんて扱いだ!」
鏡響子「海が満ちています! さあ!、行きましょう!」
〇菜の花畑
〇荒野
〇海辺
〇漁船の上
鏡響子「船長! 海が戻ったみたいですね! 前に進みましょう!」
船長「ああ! だがこの海は大荒れだ!」
船長「中に戻って何かにしっかりつかまっていろ!」
船長「この荒波を乗り越えて先に進んでやるぞ!」