〇海岸の岩場
千草　カメ「はあい、カメでございます」
千草　カメ「無事カメはぁ・・・ 無人島に到着いたしました！」
千草　カメ「今は三日目の朝８時。 残り一日、切羽詰まる参加者のみんなに」
千草　カメ「恒例☆突撃インタビューを 行っちゃうよぉ！」
千草　カメ「いつもどおり、現在のポイント獲得が 高い順からいくからねぇ」
千草　カメ「さ、ここに順位が書いてある 紙がありまーす☆」
千草　カメ「おぉっと！　これはこれは・・・」
千草　カメ「現在一位を走ってる、我が事務所の 後輩グループの元に参りましょうかね！」

〇山の中
千草　カメ「やあやあ、若者諸君！　おはよう！」
太陽「カメさん！」
青葉「千草さん、おはようございます」
ぴかり「わー、おっきいカメラきたー！」
千草　カメ「ラスト一日の 恒例☆突撃インタビューだよ～」
ぴかり「わ、ホント!?」
太陽「お、そっか！　オレたち何番目なんだ？」
千草　カメ「な、なーんと！　一番でーす！」
「やったー♪」
千草　カメ「てっきり仲悪くやってると思ったけど」
千草　カメ「昨日から一気にポイント追い上げてて おじさんおどろ木ももの木さんしょの木 だよぉ」
青葉「いえ、ただ運が良かっただけですよ」
ぴかり「えー、ボクが優秀なおかげじゃない？」
太陽「ちゃんとチームで動いてるからだろ!?」
千草　カメ「ははは、意見が合わないねぇ、キミたち」
千草　カメ「けど、前よりいい感じなんじゃなーい？」
千草　カメ「そーんなキミたちに」
千草　カメ「宝の地図を授けよう！」
太陽「あ、逆転の豪華ボックスか！」
千草　カメ「その通り！」
千草　カメ「ボックスの中身だけで 大逆転が狙える宝箱」
千草　カメ「その在り処が示された地図だよ！」
ぴかり「あー、お肉枠！」
ぴかり「企画の無人島は大きい動物いないとこ 選んでるから」
ぴかり「お肉はボックス限定なんだよね!?」
青葉「手に入れれば一位確定か」
千草　カメ「その通り！」
千草　カメ「ただーし！ 他のチームもボックスを狙ってるから」
千草　カメ「よく考えて動いてね！」
太陽「りょーかい！」
千草　カメ「じゃあ、最後！」
千草　カメ「テレビの前のみんなに向かって 意気込みを言ってみよう！」
太陽「このまま一位！　維持するぜ!!」
青葉「やることはやります」
ぴかり「ボクの美しさを視聴者にわからせてやる!!」
千草　カメ「あれ、ぴかりくん ナルシスト隠さなくなったの？」
ぴかり「自信満々なボクって美しすぎるから 隠してたけど」
ぴかり「もったいないから出すことにしたの☆」
千草　カメ「へー」
千草　カメ「じゃあ、続いて二位のチームの元へ！」

〇山の中
千草　カメ「カメラ止めてー」
カメラマン「はい」
千草　カメ「さて、じゃあ 俺は他のチームのところへ行くけど」
千草　カメ「一つだけ若者たちに言っておくことがある」
太陽「え？」
青葉「もしかして、マジパフォのことですか？」
千草　カメ「正解」
ぴかり「えぇ、なんかヤな予感・・・」
千草　カメ「だいじょうぶだいじょうぶ。 危険なことはなにもないよー」
千草　カメ「夕方以降、キャンプ場から出なければね！」
ぴかり「なんでキャンプ場からでたら いけないんですか？」
千草　カメ「俺がキャンプ場にギッシュが来ないように 力を使うからだよー」
青葉「ここのギッシュくらい どってことありませんよ」
千草　カメ「そりゃ、普段はね。でも、今日は厄日」
千草　カメ「厄日に生まれるギッシュは強いんだ」
太陽「なーなー、俺も強いのやってみたいっ」
千草　カメ「変身も覚えてないんだからダメダメ！」
千草　カメ「変身しないと身体能力が上がるくらいしか 恩恵ないし」
千草　カメ「若者には長生きしてほしいからね」
太陽「ちぇ」
青葉「変身、いつ教えてくれるんですか？」
千草　カメ「タツさん。ほら、青いスーツの人ね」
千草　カメ「あの人が決めるからさぁ。 終わったら聞いてごらん」

〇山の中
ぴかり「えー、そんなのよりデビュー曲欲しい」
千草　カメ「お、ヤメるって騒いでた子が デビュー曲とな？」
千草　カメ「おもしろいおもしろい」
千草　カメ「ま、そんなわけだから」
千草　カメ「締め切り時間までに」
千草　カメ「絶対に」
千草　カメ「キャンプ場にくるように」
千草　カメ「キャンプ場にいれば俺の力でギッシュは 入り込めないようにしておくから安全だよ」
千草　カメ「じゃあ、時間押してるし、また夜にね～！」
ぴかり「いっちゃったねー」
太陽「よっし！　 じゃあ、さっそく宝箱探しに行こうぜ！」
ぴかり「おっけー☆」
青葉「・・・・・・」