ライブ(脚本)
『高校生活のみの
切ないひと時のアイドル恋愛ストーリー』
〇コンサート会場
12月になる冬になり始めた
時期のライブ会場には約50人ほどが
入っている
Ikaというメンバー名を胸に
した女子に向かい鏑 菜高校1年生は叫んだ
鏑 菜「あい!!」
かえで「♪(^^♪」
吉葉 あいか「あ゛い!」
その6人組アイドルが舞台で歌い踊る
その曲は有名な昔の80年に流行った曲で
吉葉 あいか(ー『こんなものかな?』ー)
そして、センターの後ろに立ち
美伽「🎶♬🎶♪♪♪」
曲のピークで声を張り上げた
吉葉 あいか(『ミカちゃん格好いい!!』)
〇コンサート会場
曲が終わる
吉葉 あいか「はい、有名曲歌いましたあ──」
美伽「そして、あたしんちへようこそぉ!」
都会の中で3階立ての建物の箱での
ライブステージ
冬とはいえどむしろ熱気で満ちていて
吉葉 あいか「🎶♬」
鏑 菜「♪🎶♪ ペンライトを振っている」
グループ紹介のあいかの
順になったとき皆んな一緒に叫んだ
鏑 菜「あ゛い゛!」
美伽「あ゛い゛!」
吉葉 あいか「あ゛い゛!」
半年前、夏に入りたての頃になる
木川高校と際和良高校
との運動部バスケ部交流試合
〇学校の体育館
鏑 菜「鏑は木川高校バスケ部の中で先頭に立つ SF(スモールフォワード)という機動力重視で戦っている」
第2クオーターになって7分
鏑 菜「オフェンス(攻撃側)の味方である 苛にパスを送ろうとする」
際和良高校のディフェンスが目の前に
鏑 菜(ー しつこい ―)
鏑 菜(ー 誰かいないか ― 鏑は息を吐く)
木川バスケ部のPF(パワーフォワード)(― 任せろ、鏑 ―)
体に汗をややかき始めている鏑は
パワーフォワードにバスケボールを両手で後ろへ向かってパスを送った
木川バスケ部のPF(パワーフォワード)「パワーフォワードは今日の為に 練習して来た305cmの高さにあった バスケゴールリングに」
木川バスケ部のPF(パワーフォワード)「的確へその場で勢いに任せてでは あるけれどシュートする」
際和良高校のC(センター)「― やらせるかよ! ―」
際和良高校のC(センター)「意地でも守る存在が左手で 必死なようにボールを手の平のみで 叩き払った」
鏑は木川高校バスケ部1年であり
木川高校バスケ部はこの土地の中で
全国大会とまではいわないまでも
県大会の優勝成績があり
その県の中では
運動部バスケ名門校と言われる
鏑 菜「中では1年で鏑 菜は スモールフォワードという 立場を練習試合であっても任される程に 俊敏さがあり」
鏑 菜「既に中学バスケではトップ選手と していた事も確かに選ばれる 要素としてあったが」
〇学校の体育館
そこのバスケットコートの
体育館の観戦席でひと際に
叫び声を上げる
女子の中にも女子高校生達もいた
「その悲鳴の中に混じり 将来アイドルに なるはずの吉葉 あいかもいる」
(その時には既に鏑 菜と知り合いだった)