さ迷って、愛

マンダリン

エピソード3(脚本)

さ迷って、愛

マンダリン

今すぐ読む

さ迷って、愛
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇警察署の入口
高台隆也「一体どこへ消えたんだ・・・」
井野守「あ、高台警部!」
高台隆也「井野か、どうだ、情報は掴めたか?」
井野守「それがですねぇ、やっぱりあの村の方へ行った可能性が高いんですよねぇ」
高台隆也「あの村・・・」
井野守「ええ、むかーしむかーし、殺人があったって言う噂の『谷中村』ですよ。 タクシーの運転手さんが歩いている女性を目撃したそうで」
高台隆也「谷中村・・・あんなところまで・・・」
井野守「警部の奥さんは、きっとそこまで歩いて行かれたのかと思われます! でも、なぜだろう?喧嘩でもしたんですか?」
高台隆也「いや・・・ まぁ、軽い痴話喧嘩だ」
井野守「けど、心配ですね。あの谷中村にいるとしたら・・・」
井野守「嫌な予感がしますよ!」
高台隆也「・・・ただの噂だ 昔の噂だろ」

〇実家の居間
寧々「嫌な予感がする・・・」
仁科和「どうしたんですか?寧々さん」
寧々「あ、すみません・・・ お皿の箱を開けたら割れていて・・・」
仁科和「ああ、ほんとですね。 でもこれ、俺も知らない皿です。 使ってないから、平気ですよ」
寧々「いいのですか?」
仁科和「大丈夫ですよ。それよりケガなかったですか?」
寧々「私の手なんて別に・・・」
仁科和「ちょっと見せてみて」
寧々「あ・・・」
  和に手を取られた
仁科和「ケガなくて良かった」
寧々「は、はい・・・」
仁科和「・・・」
寧々「あの・・・」
仁科和「すみません、もう少し手を握っていたくなって」
寧々「・・・」

次のエピソード:エピソード4

ページTOPへ