創造(脚本)
〇荒廃したデパ地下
「くた、くたばれぇ!!!」
「ダメだ・・・姿が見えん!こちら、アーク隊のAです、敵の姿を見失った!増援をたの・・・」
「しまっ・・・!!」
「があっ!っは・・・かぁ・・・さ・・・ん」
「ふっ・・・ふっはははは!」
血に塗れた床をゆっくりと歩くのは黒衣の敵・・・
ギルド「オメガカンパニーの「ギルド」です。 ただいま、アーク兵隊の全始末が完了したところです今からそちらへ向かいます」
「了解した、こちらに来るまでにも敵に邪魔された場合も始末しておくように」、そう指示され了解する。
ギルド「さて・・・・・・・・・・・・」
ギルド「んっ・・・?」
ギルド「まだ生き残りが・・・まあいい、さっさと殺してしまおうか」
ギルド「なっ!?」
サク「あ、あんたなんかにな!」
サク「わたしたちの生きるおもいを壊させてたまるか!」
ギルド「・・・少し面倒だな・・・こんなやつのこと、本部から知らされていなかったぞ?!」
サク「覚悟しなさい!人の命を軽々しく奪う野郎!」
ギルド「ええいっ!もうどうだっていい、奴の手に届かぬとこへ行かなくては!」
サク「この程度ッ!!」
ギルド「なっ!もろともせず抜けてきやがっただと!?」
サク「おおおお!!!」
ギルド「っ!あっぶない!・・・くっコイツフツーじゃない」
ギルド「クソッタレが!」
(──困っているそうだね〜、ぼくに任せてよぉ〜)
ギルド「はっ!」
ユグドラ「ふっふふーん、ぼくがいること忘れちゃったのかなあ〜?この「ユグドラ」に任せればぁ!どんな敵もイチコロじゃん!」
ギルド「そ、それはそうですけど・・・あなたいつも加減ができないって・・・」
ユグドラ「まあまあ〜何も手出しできないよりかは全然いいじゃな〜い」
ユグドラ「というわけで〜」
サク「・・・っ?」
「反逆者の君には「世界を壊してもらう」よ!!」
サク「みんな・・・」
サク「みんなが、死んで・・・く・・・ぁあ、いや・・・そんなつもりじゃなかった・・・」
サク「お願い、生きて・・・死なないで・・・ねえってば」
「母さんが・・・・・・!し、下敷きに・・・ああ、かあさんどうして・・・あんな戦士に期待するんじゃなかった」
「あなた!あなた!しっかりして!」
「なんで・・・あの役立たずなクズ戦士・・・」
サク「みんないなくならないで・・・責めないで・・・いやだ・・・イヤァ」
「アイツがこれ以上被害を増やすなら」
「アイツの家族からさきに「殺してやるか」」
「サク!サクッ!!た、助けて・・・い、いや・・・・・・っ、うっ撃たないで」
「お願いします!!」
「死にたくない!!いやだ!なんでもするから!」
「いやあ!いやあ!いやあ!!」
サク「イャァァァァアアアアアアアアアアアアアーーーーッ!!!」
「家族「サクなんて」」
生まれてこなければよかったんだ
あのバカ女なんて、産まなきゃよかった
サク「みんな・・・怒らないで・・・私、悪くない・・・」
サク「わるいのは・・・悪いのは・・・」
「腐った世界だろうがァアア!!! 全員、さっさと殺してやる!! 人間、全員ッ! 消し去ってやる! 家族もみんな殺してやる!」
降り立ったのは・・・「希望」の戦士"だったもの"
SAKU「・・・」
ギルド「・・・っ、ユグさん、何したんです」
ユグドラ「どうもこうもないさ〜、まあただ戦力増やしただけって言ったらわかるかな?」
ギルド「上層からの許可が降りない限り、勝手に戦力を増やすような真似はしていけないんですよ!」
SAKU「おい、ぺちゃくちゃ喋ってないで何すればいいのか教えろ」
SAKU「待つのは気に入らないんだ」
ユグドラ「うん!もちろんだよ、複雑に言うのは新人さには大変だと思うから簡単に指示するね」
SAKU「前置きはいいから、はやく」
「なるほど、フフフッ」