サンタちゃんはなまけたい!

Too Funk To Die(公式)

第3話 サンタちゃんは妖精さんたちの救世主になりたい!(脚本)

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〇大きい研究施設
  無事試験を突破し、晴れてインターン生になったサンタちゃん
  今日は、いよいよ初仕事の日です
サンタちゃん「はえーおっきい~!」
クランプ「この工場がお前の初仕事の場所だ」
サンタちゃん「げ、工場で働くの?」
サンタちゃん「わたし、細かい作業苦手・・・」
クランプ「安心しろ、今日は見学だけだ」
クランプ「ここでプレゼントを作る仕組みを 教わってこい」
サンタちゃん「んーそれはそれでつまんないなぁ」
サンタちゃん「なんかもっとこう、『エージェント』 みたいな派手な仕事ないの?」
トナカイ「いきなり大仕事任せてもらえるわけ ないでしょ・・・ほら、行きますよ」
クランプ(・・・先日の間欠泉を利用した課題解決力 ・・・あれは「本物」だ)
クランプ「ま、とはいえ、今日は見学だけ。 何かできるわけではあるまいが」

〇工場の中
工場長「この工場では、子どもたちの《願いの力》から、プレゼントを製造してるべ」
サンタちゃん「願いの力・・・?」
工場長「よーするにこれだべ」
  サンタさんへ
  おっきなロボットが欲しいです!
工場長「こいつを渡してやるんだべ」
妖精1「お手紙が来たむん!!」
妖精2「仕事の時間だむん!!」
サンタちゃん「あー!? 妖精さん!?」
工場長「この工場で雇ってる妖精は、 願いを具現化する力を持っているんだべ」
妖精3「ほいさ、ほいさだむん!」
妖精1「こうしてこうしてちちんぷい!」
サンタちゃん「わー、すげー!!」
トナカイ「クリスマスが、妖精さんたちに 支えられていたなんて・・・」
サンタちゃん「ねえ、グータラしたいって手紙に書いたら 具現化してくれるかな!?」
トナカイ「アナタはもう一生分したでしょ!」
工場長「言っとくけど、妖精たちに話しかけたり しないでほしいべ」
サンタちゃん「え、なんでー!?」
工場長「彼らは気難しい一族だべ」
工場長「機嫌を損ねたら、子どもたちのプレゼントがすべておじゃんだべ」
サンタちゃん「なーんだ。ゲーム出してもらおうと 思ってたのに・・・」
トナカイ「あなたねえ・・・」

〇工場の中
工場長「そもそもこの工場に届けられる手紙は、 各種検閲を行って・・・」
サンタちゃん「ふわぁ~」
トナカイ「ちゃんと話聞いてください!」
サンタちゃん「この人話長いんだもん~」
サンタちゃん「ねえねえ、こっそり抜け出してさ、 妖精さんに会いに行こうよ!」
サンタちゃん「トナカイさんもさ、 ご飯とか出してもらえるかもよ!」
トナカイ「それはあなたがちゃんと 出してください・・・」
工場長「願いの強さが強いほど豪華なおもちゃに なることからも・・・クドクド・・・」

〇田舎の病院の休憩室
妖精1「今日の配給はこれだけかむん・・・」
妖精2「我慢ならんむん! 奴を討つむん!」
妖精3「お前一人ではどうにもならんむん!」
妖精2「でも・・・!」
  あっ!!
  妖精さんたちのお部屋、ここだって!!
妖精1「むむ、隠れるむん!」
サンタちゃん「あれー? 誰もいないや」
トナカイ「皆お仕事されてるんですよ・・・ ほら、行きますよ、サンタちゃん」
サンタちゃん「ん? なにこのお菓子?」
サンタちゃん「美味しそう、いただきまーす!」
トナカイ「ちょ、なに勝手に・・・」
妖精2「ああーっ!!??」
サンタちゃん「ほえ?」
妖精2「ぼ、僕たちの少ない配給が・・・」
妖精3「なんてことだ、あれがなければ 飢え死にしてしまうむん!!」
サンタちゃん「えっ? えっ!?」
「許すまじー!!」
サンタちゃん「と、とりあえず逃げろー!?」
トナカイ「ええー!?」
「待てー!! 逃がすなむん!!」

〇渡り廊下
サンタちゃん「な、なんでわたし追いかけられなきゃ いけないのー!?」
トナカイ「勝手にお菓子食べちゃうから!」
サンタちゃん「それだけであんなに怒る!?」

〇工場の中
妖精2「クッキーを返せむん!!」
サンタちゃん「あーもうしつこいー!!」
サンタちゃん「これでどうだ!!」
トナカイ「そんな気軽にそれ投げつけちゃダメぇ!」
妖精2「なんてことするむん!」
妖精3「それならこっちだって・・・!」
サンタちゃん「あち、あちちちぃっ!?」
トナカイ「と、とにかく皆さん落ち着いて!」
サンタちゃん「やったなぁー!!」

〇豪華な社長室
工場長「むふふ、かなり溜まってきたべな、 願いのエネルギーも」
工場長「これをマロウス様に献上すれば、 おらの評価も鰻登りに・・・!!」
サンタちゃん「もう来ないでよお!!」
妖精1「追い詰めたむんー!!」
工場長「な・・・お前ら、何してるべ!?」
サンタちゃん「もー怒った! とっておきのやつ出しちゃうよ!!」
トナカイ「それ絶対言い訳できないやつー!」
サンタちゃん「おりゃああああー!!!」

〇大きい研究施設
クランプ「さて。そろそろ奴を迎えに・・・ん?」
クランプ「な、なんだあ!?」

〇廃墟の倉庫
トナカイ「・・・げほっ」
サンタちゃん「ひょっとしてわたし、 またやっちゃった・・・?」
工場長「きききき貴様ぁ!?」
トナカイ「こ、工場長さん!?」
工場長「工場がめちゃくちゃだべー!?」
工場長「これではプレゼントを 作ることができないべっ!!」
工場長「どうするつもりだべ!?」
トナカイ(終わった・・・今度こそ・・・)
???「まあ、そうカッカしなくてもよいのだむん 工場長」
工場長「げっ!? 妖精ども、なぜ・・・!?」
工場長「しまった、先ほどの爆発でエネルギーが!!」
妖精2「これまで奪われたエネルギーは、 すべて返してもらったむん!」
サンタちゃん「よ、妖精さん?」
トナカイ「ずいぶん屈強な姿に変身しましたね・・・」
妖精3「いかにも、これが本当の姿だむん」
妖精1「そして・・・!」
工場長「ぐほぉ!?」

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コメント

  • わー!!✨妖精さんめっちゃ可愛いです!!✨😆と思ったら!!まさかの本来の姿は屈強なんですね!!!!!!✨けど子供たちのプレゼントを作ってくれてるって考えると可愛いですね✨☺️
    なんやかんやあっても全てサンタちゃんの手柄になるのが良いですね✨見てて楽しくなります✨😆
    ビクセン!!どうなるか楽しみにしてます!!

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