7 夢か現実か(脚本)
〇教室
江戸川昂輝「無事到着。さてと・・・」
俺は真希が座ってた席を調べて見たが、机の中は空っぽだったので、俺が見てたのは夢だったと確信した。
江戸川昂輝「やっぱ夢だったのかな・・・」
青山大地「おっはよう江戸川!身体もう大丈夫なのか?」
江戸川昂輝「青山!俺はもう大丈夫!」
青山大地「本当心配したぜ!お前頑張り過ぎたんじゃ無ぇか?」
江戸川昂輝「かもね」
青山大地「ま!何がともあれ、戻って来てくれて本当良かったわ!江戸川が居ないと寂しいからな!それと取って置きの噂を聞いたんだよ!」
江戸川昂輝「取って置き?何だよ一体?」
青山大地「このクラスにな、美女が転校して来るんだってよ!さっき職員室覗いて見たらレベル高い子が居てさ!」
江戸川昂輝「え、えぇ・・・」
青山大地「どうした江戸川?何か凄く嫌そうな顔してるが?」
江戸川昂輝「え?あ、あぁ!何でも無い!こっちの事だから!」
青山大地「そっか・・・まぁ何がともあれだ。無理とかするなよ?」
さっきまで真希に追い掛けられる夢を見せられたら、流石に美人転校生の話を聞いたらゾッとする。だけど、あれは悪魔で夢なので、
現実に起こる事は絶対に無かった。
高崎浩一「お早うお前等!ホームルームを始める前に話す事が有る!今日からこのクラスに、転校生が入る事に成った」
青山大地「な、言った通りだろ?」
江戸川昂輝「あぁ、青山の言う美人さん、どんな感じかな」
高崎浩一「まだ来たばかりだから、困ってたら助けてやってくれよ。木下さん、入ってくれ」
江戸川昂輝「え?先生今何て・・・」
江戸川昂輝「・・・!?」
木下真希「木下真希です!宜しくお願いします!」
高崎浩一「良し、皆仲良くしてくれよ。それと、木下の席は・・・」
木下真希「先生!あそこの彼の隣空いてますよね?あたしそこを使いたいです!」
高崎浩一「あそこの彼・・・あぁ、江戸川の隣か。分かった。なら、木下は今日からそこを使ってくれ」
木下真希「はい!」
江戸川昂輝「(う、嘘だろ・・・何で木下真希が此処に転校して来るんだよ?まさか、俺が見た夢は正夢にでも成ったのか!?)」
木下真希「今日から宜しくね!あの、失礼な事聞くけど、江戸川昂輝君?」
江戸川昂輝「そ、そうだよ真希」
木下真希「昂輝!あたしの事覚えてくれてたのね!ずっと会いたかったよ!!」
江戸川昂輝「(何だよこれ・・・まさか、俺が見た夢全部、これからまた起こるって言うのかよ。)」
江戸川昂輝「(幼い頃、真希と結婚の約束なんかした所為で、俺は・・・)」
今目の前に居るのは紛れも無い俺の幼馴染みの木下真希。俺は寝てる時に、真希がヤンデレ化して俺を束縛してる光景が、
今も頭から離れなかった。夢で見た光景が現実に成る。信じられない事だが、俺は何処で何を間違えたのかと、心の中で
自問自答するのだった。
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最後まですごく面白かったです。!!