5 真希の安否(脚本)
〇教室
女子達が突き落とされてる噂を聞いてか、数日後。
江戸川昂輝「皆お早う」
青山大地「お早う江戸川!」
釘宮翔子「江戸川君お早う!」
青山大地「あれ?今日も一人か?」
江戸川昂輝「あぁ、何か連絡しても繋がらなくて」
最近何時もの日常に少し変化が有った。ある日突然、真希からの連絡が途絶えて、学校にも来て居なかった。良く良く考えたら、
俺は真希が何処に住んでるのかも全く知らないままだった。
青山大地「やっぱ風邪か何かじゃ無ぇか?」
江戸川昂輝「もしそうなら、先生にも事情伝えたりするだろ?」
青山大地「やっぱそうだよな!何で急に来なく成ったんだ?」
釘宮翔子「う〜ん・・・もしかして、虐められてるとか?」
江戸川昂輝「いや、そんな感じの所見た事無いし、寧ろそう成ってるなら何か違和感有ってもおかしく無いよ」
江戸川昂輝「只、真希が俺以外と話してる所は見た事無いけど・・・」
青山大地「でも此処まで姿を見せないと成るとやっぱ心配だよな」
江戸川昂輝「あぁ、だから今日、俺が先生に住所聞いてお見舞い行こうと思う」
釘宮翔子「そうだよね!江戸川君の顔見たら、木下さんも絶対喜ぶよ!」
青山大地「そうだよな!婚約者なら、その位はやらないと!」
江戸川昂輝「いやいや!茶化すなよ・・・」
何がともあれ、俺は一人で真希のお見舞いに行く事にした。何か有ったなら力に成りたいし、相談出来る事が有るなら、
力を貸したかった。今日の授業が終わり次第、俺は真希の元へ向かうのだった。
〇通学路
放課後、俺は青山達と別れて一人で真希のお見舞いに向かっていた。幸いバイトは休みだったので俺は道中、
コンビニで甘い物を買って真希の家へと歩いていた。
江戸川昂輝「プリンとか見たら真希喜ぶかな。本当に何事も無ければ良いけど・・・」
今日の授業が終わって、俺は先生から真希の住所を聞いて、スマホを片手に歩いていた。
江戸川昂輝「さて、この辺り見たいだし、表札探すか」
目的地に到着した俺は肉眼で表札を確認する。一つずつ確認していたら、木下の表札は見つかった。
江戸川昂輝「あ!見つけた!誰か居てくれると良いけど!」
表札を見つけてインターホンを押す直前、後ろから何かが近付いて来た。
江戸川昂輝「・・・・・・!!??」
後ろから突然電気にでも触ったかの様な激しい痛みを感じて、俺の記憶はそこで途絶えた。