魔術師セージの世界征服

悠蒼

第10話 アリアさんを実家に連れてきてみたら…ちょ!みんな落ち着いて!(脚本)

魔術師セージの世界征服

悠蒼

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〇古い洋館
ブルー「セージ様?」
セージ「ブルー!ただいま」
セージ「この方は──」
アリア「初めまして!アリアと言います!」
アリア「一応天使です!!」
ブルー「アリアさん初めましテ」
ブルー「ところでなぜご一緒なんですカ?」
ブルー「セージ様が女性を連れてくるのは、初めてのことでス」
アリア「セージくんは私のことを助けてくれて!」
セージ「ちょっと訳ありなんだ」
ブルー「何か事情があるんですネ」
セージ「ブルー」
セージ「爺様は今日いる?」

〇黒

〇上官の部屋
スカイナイト「繋がらねーなぁ」
スカイナイト「今日あたりブルーにセージの様子見てきてもらうかぁー?」
スカイナイト(俺はこの件で屋敷から離れられないしなぁー)
ブルー「スカイナイト様!セージ様とお連れ様がいらっしゃいましタ」
スカイナイト「おいブルー!!相変わらずノックの意味がないって──」
スカイナイト「セージのやつが来たのかぁ!?」
ブルー「アリアさんという女性の方と一緒に──」
スカイナイト「すぐ行く」

〇黒

〇豪華な部屋
「ねぇー!」
ライラ「私の愛しいディルー!」
ディル「なんだい?ライラ」
ライラ「じ・つ・はぁー」
ライラ「あの!セージがなんとぉー」
ライラ「女の子を連れてきたみたいなのよぉー」
ディル「せっ!!セージが!?」
ディル「僕に似て超奥手であろうあのセージが!?」
ライラ「えっ?ディルは私に初めて会った時に、付き合ってくださいって言ってきたじゃないの」
ライラ「奥手じゃないわよね?」
ディル「いや、それは」
ディル(実は僕はライラに一目惚れしてから、ずっと拗らせてて──)
ディル(声をかけられずにいたところを、ライラが変な輩に絡まれてたから助けたんだよな)
ディル(そして勢い余って告白したという・・・)
ライラ「あの時のディル本当にカッコよかったなぁー」
ディル「ライラはずっと可愛いし綺麗だよ」
ライラ「ディル〜」
ディル「ライラ・・・」
ライラ「って!違う違う!」
ライラ「今日はお休みなんだから、ラブラブはいつだって出来るのよぉー」
ライラ「セージよセージ!」
ディル「ぐっ・・・そうだな!!様子を見に行くか」
ディル「ん?セージは世界覇者選抜戦は無事に離脱したということなのか?」
ライラ「それは知らないけどぉー」
ライラ「あとで話直接聞きましょうかぁー」
ライラ「でもぉ!!そ〜の〜ま〜え〜に〜♡」
ライラ「2人の様子をすこーし観察しましょ?」
ディル「観察?」
ライラ「ふふふー!」
ライラ「魔法グッズー!」
ライラ「これを・・・うふふっ! こぉーしてぇー」
ディル「ライラ?」
ライラ「出来たわ!」
ライラ「ディルー!もう一回見てみて?」
ディル「あぁ・・・」
ディル「これは!セージと天使の女の子が映ってるな!」
ディル「しかも会話まで聞こえる!」
ライラ「そぉーなのぉー!」
ライラ「まずはぁーありのままの2人の会話を聞いてみましょう?」
ディル(果たして勝手に聞いてしまって良いのか?)

〇黒

〇城の会議室
アリア「セージくん」
セージ「なに?」
アリア「”守ってあげる”って言ってくれたけど──」
アリア「そこまでしてもらって良いのかな?」
セージ「大丈夫だよ」
セージ「お節介かなとも考えたんだけど」
セージ「バンクシアさんの凄い剣幕を見て、放っておけないって思ったんだ」
セージ「迷惑だったかな?」
アリア「そんなことないよ!」
アリア「会ったばかりの私の為に、ここまでしてくれるなんて思わなくて!!」
アリア「ただ、ビックリしただけ!!」
アリア(あぁ〜!!神様が私のお父さんってことを言えない罪悪感がぁ〜っ!!)
アリア(けど、セージくんにはまだ知られたくない)
アリア(神様がお父さんってわかると、今までの男の人みんなよそよそしくなってたもの)
セージ「アリアさん?」
アリア「セージくんありがとう」
セージ「どういたしまして」
アリア「飛行船に泊まらせてもらえたのも、凍えそうだったから、本当に助かったし──」
アリア「布団もあたたかかったよ」
セージ「気にしないで!」
セージ「あの時はずっと抱きしめたままでごめんね」
アリア「わー!大丈夫!」
スカイナイト「おい!セージ!よく来たなぁ!」
セージ「爺様!ただいま!」
スカイナイト「聞きてぇーことはたくさんあるが──」
アリア(この方がセージくんのお爺様!!)
スカイナイト「この可愛いお嬢さんは?」
セージ「アリアさんは世界覇者選抜の候補者なんだけど──」
スカイナイト「こんなに可愛らしいのに選抜候補者なのかぁ」
セージ「追っ手がいて困ってたから連れてきたんだ」
スカイナイト「あぁん?」
スカイナイト「詳しく聞かせてもらおうかぁー」
スカイナイト「なるほどなぁー」
スカイナイト「アリアちゃんが神から追われてるのはなんでなんだぁ?」
アリア「ごめんなさい!!今はまだ話せないんです!!」
アリア「いつか絶対話すのでっ!!」
スカイナイト(訳ありの中の訳ありって感じだが──)
スカイナイト(俺の直感的にアリアちゃん自体に危険性は、ないんだよなぁー)
セージ「僕、爺様と二人きりで話したい事があるんだけどその間──」
セージ「アリアさんをこの屋敷に避難させてもらっても良いかな?」
スカイナイト「あぁ、それは構わんが・・・」
スカイナイト「セージも珍しいことするよなぁ?」
スカイナイト「セージとアリアちゃんはなんだぁー? 好きあってるのかぁー?」
アリア「へっ!?」
アリア「いえいえ!そんなめっそうも!」
セージ「爺様!変なこと言わないでよ!」
「そうですわよ!お父様!そんな野暮なこと聞いちゃダメです!」
ライラ「どうも〜はじめまして!」
ライラ「セージの母のライラでーす」
ディル「セージの父親のディルだ・・・」

次のエピソード:第11話 やっと爺様に真相が聞ける…って…えっ?なんなんだ?この記憶は…

コメント

  • セージのご両親はこんな感じなんですね。2人の会話を盗み聞き?していた2人、特にお母さんはさぞ楽しかったでしょうね(笑) 本人たちの知らないところで外堀を埋めていく感じですね!?

  • 息子が可愛い女の子を連れてきたら、母親としてテンション上がりますよね😂
    そして、両親も美男美女で、今でもイチャつくぐらい運命的な出逢いを果たしており、親子で血は争えないですね!奥手なところとか雰囲気的にセージの性格は父親に似たのかな☺️
    今後の展開を楽しみにしています☺️

  • 美男美女は、まさかのセージ君の両親!
    年頃の息子がガールフレンドを連れてきたら、そりゃー、お母さんもイキイキしますよね😂
    両親のことをきり出せないアリアちゃんの気持ちも分かります。神様が父親と言ったらどんな人でもしり込みしますもんね。他人事ですが楽しくなってきました🤭

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