〇中東の街
セシル「はあ・・・びっくりしましたね」
セシル「まさか魔王が出てくるなんて・・・」
セシル「でも、さすが勇者様です！」
　　セシル・・・
　　びしょびしょになっちゃったね
セシル「だだ・・・大丈夫です！あの！」
　　ゴシゴシ・・・
セシル「あうっ!!?」
　　拭いてあげるよ
セシル「う・・・あの・・・ 大丈夫・・・」
　　ゴシゴシ・・・
セシル「あ、ありがとうございます・・・ で、でも、あの・・・」
セシル「ち、近いです・・・ 勇者様・・・」
　　あ、ごめんごめん
　　ん？

〇草原の道
ティファニー「失礼。よろしいかしら」
セシル「えっ!?えっと・・・」
ティファニー「先程の魔王との戦い拝見させて 頂きましたわ」
ティファニー「よろしい。 わたくしの夫になるのに合格ですわ」
　　おいー!!またしても急展開!!
ロキシー「ティファニー様ぁ・・・ 早急すぎます」
クイックシルバー「急に夫どうこうなんて・・・ ふつーにヤベー女ですよぅ・・・」
ティファニー「じゃ、じゃあどうしたらいいのよう!!」
ティファニー「どう言ったら勇者がわたくしを 好きになってくれるの!?」
　　丸聞こえなんですが・・・
ロキシー「すいません、ティファニー様は 馬鹿ではありますが」
クイックシルバー「一応ちゃんとした賢者です」
ティファニー「ちゃんとした賢者って何よ!!」
ティファニー「だいたい馬鹿って何・・・？ わたくしは優秀ですから」
　　コント見てるみたいだ・・・
　　賢者は大歓迎だ。
ティファニー「・・・」
ティファニー「拝見させて頂いた所・・・」
ティファニー「かっこよ・・・ああいえ！ 素晴らしい戦術でした」
ティファニー「・・・まぁ、なんていうか」
ティファニー「わたくしの夫に迎えてあげても・・・」
　　・・・うーん。
　　頭悪そうで可愛い
セシル「ゆ、勇者様・・・。 賢者様は大歓迎ですが・・・」
ロキシー「あの・・・すいませんうちのお嬢様が」
　　いや、賢者の加入はありがたいよ
　　夫どうこうはちょっと考えたいけどね
ロキシー「ありがとうございます！ 私達はティファニー様のお付きの護衛」
ロキシー「私はロキシー」
クイックシルバー「ボクはクイックシルバーです」
　　おいおい護衛も可愛いな・・・
　　最高の世界すぎんか

〇美しい草原
「・・・ふーん」
ティファニー「魔導士殿が呼び出したのか」
セシル「はい！一大決起で呼んでみましたが」
セシル「こ、こんな素敵な勇者様で・・・」
　　俺の話で盛り上がる美少女達おかずに
　　白飯食えるな・・・
　　お？
クロエ「来い」
　　はっ!?
　　ちょ、ちょ・・・?!!!
セシル「えっ!?勇者様!?」
ロクシタン「魔王！貴様!!」
「悪いな、借りていくぞ」

〇西洋の城
ドゥ「ヒョーヒョヒョヒョ!!」

〇貴族の部屋
クロエ「我の部屋にようこそ！」
　　力づくで招き入れただけだろ・・・
クロエ「・・・嫌か？」
　　・・・
　　俺はお前を倒すためにこの世界に来た
　　ただ・・・お前のことは可愛いと感じてる
クロエ「なら我と子を作ろうぞ・・・？」
　　エロい！可愛い!!最高!!
　　お前、名前は魔王なの？
クロエ「・・・クロエだ」
クロエ「名を教えたのは父様とお前だけだ・・・」
　　こ、この雰囲気はもう・・・

〇貴族の部屋
セシル「勇者様!!」
ロクシタン「だいじょうぶか！勇者!!」
「勇者様〜!!ご無事で良かったです!!」
「心配した!!」
　　はは・・・ありがと・・・
　　
　　でも２人でそんな抱きつかれたら
　　動けないんだけど
ティファニー「・・・」
ティファニー「お、遅れを取ってしまった・・・」
ロキシー「ティファニー様の移動魔法で 魔王城に侵入出来たんですから 加わってこられたら？」
ティファニー「わたくしはまだ新参者ですし・・・」
ロキシー「・・・変なとこ急にシャイなんだよなぁ」
セシル「うっ!?」
クロエ「・・・舐めるなよ」
クロエ「ふん。興醒めだ」
クロエ「後はロエベに任す」
セシル「・・・」
「・・・」

〇炎
　　魔王の側近中の側近・・・
　　魔術師ロエベ

〇貴族の部屋
セシル「戦い方によっては魔王より強力との噂・・・」
ティファニー「いえ、勇者の戦い方はトリッキー。 勝算はありますわ」
セシル「た、確かに！勇者様なら・・・!!」
　　ええ・・・勝てる自信とか無いんだが

〇西洋の円卓会議
　　その頃ロエベは・・・
トロワ「びしゃ〜!!うんまーい!!」
ドゥ「ちゅるっちゅるー!!」
ロエベ「ちゃんとお箸を使い食べなさい」
ロエベ「うん・・・やはり蕎麦は十割だな」
　　呑気に熊達と蕎麦を食っていた!!