〇教室
　　部活繁忙期の学校
東条　風（とうじょう　ふう）「ふぁぁ・・・」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「眠い・・・」
西條　園（さいじょう　その）「うわぁ、二人とも激疲れ・・・」
北原　そら（きたはら　そら）「まぁ、部活練習が大変なのだろう」
西條　園（さいじょう　その）「二人とも、大丈夫・・・？」
東条　風（とうじょう　ふう）「あー、うん。全然大丈夫！」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「そんなに、大した疲れじゃないから！」
北原　そら（きたはら　そら）「我々が授業のノートを代わりに取ってあげようか、なんと無償で」
東条　風（とうじょう　ふう）「いや、いいって、そこまで!!」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「全然、気にしないで!!」
西條　園（さいじょう　その）「部活を本気でやってる人って凄いな～。 全然、部活を言い訳にしないんだもん」
北原　そら（きたはら　そら）「帰宅部の私、敗北」
東条　風（とうじょう　ふう）「ねぇ香、寝不足なのはただの長電話し過ぎって言った方がいいんじゃない？」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「いやー、今さら言えないよ・・・」

〇更衣室
　　マネージャー決定!?
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「え、なにこの一口ゼリー！ すっごく美味しい!!」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「疲れが吹き飛ぶ～！」
南沢　香（みなみさわ　かおり）「園の作ったゼリー、大人気だね」
東条　風（とうじょう　ふう）「嬉しい反面、私だけって特別感が無くなって、複雑かも・・・」
南沢　香（みなみさわ　かおり）「手紙貰ってるし、いいじゃん。 それに、風だけに渡してたら白い目で見られてたかもよ？」
東条　風（とうじょう　ふう）「確かに。園の気遣い、流石だね」
　　ｴｰ､ﾅﾆｺﾚﾁｮｰｵｲｼｰ
　　ﾌｳﾉｶﾉｼﾞｮｶﾞﾂｸｯﾀﾝﾀﾞｯﾃｰ
　　ﾌｳﾉｶﾉｼﾞｮ､ｽｺﾞｸﾅｲ!?
東条　風（とうじょう　ふう）「あ、あれ、人気出過ぎじゃない？」
南沢　香（みなみさわ　かおり）「ま、まぁ、人気があることはいいことだし」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「風ちゃん、今すぐ彼女をマネージャーに入れなさい！　先輩命令よっ!!」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「先輩命令だぞー！」
東条　風（とうじょう　ふう）「いや、それは園に聞いてみないとっ!!」

〇白い校舎
　　祝・優勝!!
夏海　涼花（なつみ　すずか）「やったー、部内大会、優勝だー♪」
東条　風（とうじょう　ふう）「涼花先輩、おめでとうございまーす!!」
南沢　香（みなみさわ　かおり）「涼花先輩、凄いなぁ・・・」
東条　風（とうじょう　ふう）「優勝した涼花先輩と戦えたなんて、光栄だなぁ」
南沢　香（みなみさわ　かおり）「次は、ぜひとも勝ちたいよね！」
東条　風（とうじょう　ふう）「ね!!」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「・・・・・・」
東条　風（とうじょう　ふう）「百合先輩、どうしたんですか？」
南沢　香（みなみさわ　かおり）「あ、風、百合先輩、感動しちゃって・・・」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「すずかぁぁぁぁああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」
東条　風（とうじょう　ふう）「あ、百合先輩っ!?」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「すずかぁぁ、わたし、すずかのこと信じてたから、信じてたからぁぁああ!!!!!!!!」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「大好きだよぉぉぉぉおおおぉぉぉ!!!!!!!!」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「百合、部内大会だし、みんな見てるし・・・」
　　コーチ「百合、涼花、落ち着けっ!!」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「うちもぉっ!?」

〇おしゃれなリビングダイニング
　　教育ママ
西條　園（さいじょう　その）「ママぁ・・・」
園ママ「どうしたの、悲しそうな顔して」
西條　園（さいじょう　その）「風がね、負けちゃったの・・・」
西條　園（さいじょう　その）「しかも、勝負の決め手は『応援の差』って校内新聞で書かれてて・・・」
西條　園（さいじょう　その）「応援、足りなかったかなぁ・・・」
園ママ「園、いい・・・？」
園ママ「そんな下らないことで、悩んでるんじゃない!!」
園ママ「風ちゃんが負けたんでしょ!?　まずは、自分の応援を悩むんじゃなくて風ちゃんの心配をしてあげないでどうすんのっ!?」
園ママ「そして、その心配に乗じてデートの約束を取り付けなきゃダメでしょっ!!」
西條　園（さいじょう　その）「そ・・・」
西條　園（さいじょう　その）「そうだよね、ママ！ まずは、風と電話する!!」
園パパ（うちの教育は、どうしてこなってしまったのだろう・・・）

〇繁華な通り
　　涼花先輩と百合先輩
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）（もう、涼花、いつになったら来るの？ 待ち合わせ１時間以上、遅刻してんじゃん・・・）
夏海　涼花（なつみ　すずか）「お待たせー、待ったー？」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「待ったよ！　１時間以上!!」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「ごめんなさーい。あと、財布忘れた～」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「また！？　もう、２人で遊ぶ時、まともに財布を持ってきたこと無いじゃん!!」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「ごめんなさーい」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「もう、全然反省してないし・・・」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「どこ行こっか～。 お金がかからない所に行きたーい」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「それは、お財布を忘れたからでしょ？ 私、新しく出来たカフェに行きたかったのに・・・」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「奢ってくれるなら行くよ～」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「人の金を当てにするなっ!!」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「本当に、涼花はテニス以外、全然駄目だから・・・」
夏海　涼花（なつみ　すずか）「え？　うち、成績も学年で四番目だよ？」
高ノ宮　百合（たかのみや　ゆり）「ムカつくーっっっっ!!!!」
　　終われ

〇教室
北原　そら（きたはら　そら）「久しぶりに香が復活した所で・・・」
北原　そら（きたはら　そら）「振り返りをするぞっ!!」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「最近、出れなくてごめんねっ!?」
北原　そら（きたはら　そら）「ミュージック、スタートっ!!」

〇教室
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「「叫んじゃうほど愛おしい」 振り返りしまーす！」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「久しぶりに戻ってきたー！」
北原　そら（きたはら　そら）「久しぶり」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「部内大会、終わりましたー！」
北原　そら（きたはら　そら）「お疲れ様、本当に」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「でもこれから、大会本番だけど・・・」
北原　そら（きたはら　そら）「大変だなぁ・・・」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「でも、少し休憩したいな」
北原　そら（きたはら　そら）「では、４人で遊ぶか」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「いいね、遊ぼーっ！」
北原　そら（きたはら　そら）「ぼー」
北原　そら（きたはら　そら）「ゲームセンター、行きたいぜ」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「いいね、４人で行こっか！」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「次回、「ゲームマスターっ!!」」
北原　そら（きたはら　そら）「乞うご期待」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「・・・・・・」
北原　そら（きたはら　そら）「・・・・・・」
南沢　香（みなみさわ　かおり）　「風と園、ゲームセンター好きかな？」
北原　そら（きたはら　そら）「知らぬ」