第4話 久々にこんなに思いきり魔術を使ってるな…爺様との訓練ぶりだ…(脚本)
〇アマゾンの森
「寒いですわっ!」
〇霧の立ち込める森
ルビー「冷えは美容の大敵ですのにっ!!!」
ルビー「ちょっと!オニキスッ!」
オニキス「はい。ルビーお嬢様」
ルビー「この近くを進んでいけば、対象のセージとやらが現れるのは本当ですのっ!?」
オニキス「はい。間違いないですね」
オニキス「私の能力でバッチリと見ましたから」
ルビー「そうですの」
ルビー「そ・れ・と」
ルビー「とーっても寒いんですのよ!」
ルビー「どーにかしてくださいましっ!」
オニキス「それでは僭越ながら──」
オニキス「私めのこのジャケット!実は伸縮性がとても高くなっておりまして──」
ルビー「伸縮性?」
オニキス「よく伸びるので、二人分温まれます」
オニキス「どうぞお入りくださいませ」
ルビー「はぁ?そのジャケットを私に着せれば良いじゃないの!」
オニキス「そうしたいのは山々なのですが・・・」
オニキス「このジャケットを脱ぐと私の能力は半分以下しか出せなくなってしまうのです・・・」
ルビー「それは困るわ!」
ルビー「仕方ないですわねぇー」
ルビー「入りますわよ」
ルビー(あら)
ルビー(思ったよりも温かいですわ)
オニキス「私がルビーお嬢様をあたためて差し上げます」
シルバー「・・・・・・」
シルバー(お姉様は──)
アメジスト「森の中は空気が澄んでるな」
シルバー(寒さに強いからなぁ)
シルバー(全然平気そう)
シルバー(そうだ!見えないように──)
シルバー「ねぇお姉様ー」
アメジスト「どうした?シルバー」
アメジスト「大丈夫か!?震えてるじゃないか!!」
シルバー「寒くてぇー手が冷たくなっちゃったよぉー」
アメジスト「手が冷たく!?ほらっ!手を出してみろ」
シルバー「うんっ!ぎゅってしてー」
アメジスト「もちろんだ!!ほらっ」
シルバー「わぁい!!お姉様あたたかい♡」
シルバー「ずーっとこうしてて♡」
アメジスト「もちろんいいぞ!!」
ペリドット(なんなんだ?この色ボケ共はっ)
ペリドット(シルバーとか獣人なんだから、寒さに強過ぎるくらいだろーよ)
ペリドット(わざわざ氷魔法で手を冷やしてから、アメジスト嬢に触らせてたぞ)
ペリドット「ったく信じられねー」
エメラルド「え?皆さん寒いんですの?」
エメラルド(おかしいですわねー)
エメラルド(私寒がりなのに、全然寒くないですわー)
ペリドット「どうかしましたか?エメラルド姫様」
エメラルド「皆さん寒いって言ってるのに、わたくし全然寒くないんですのー」
ペリドット「んー」
ペリドット「風の当たり具合で違うのかもですねー」
エメラルド「風?不思議なほど感じないですわー」
エメラルド「むしろ暖かいくらいですのー」
ペリドット(別にエメラルド姫様の為にやって──)
ペリドット「るわけではない・・・うん」
ペリドット(オレが寒いから能力発動させてるだけだし)
エメラルド(あらー?)
エメラルド(ペリドットが汗をかいてますわー)
エメラルド(能力発動させている間は汗をかきやすいって前に話してたわよねー)
エメラルド(能力発動していたから寒くなかったのねー)
エメラルド(ふふっ!相変わらず可愛い人ですわー)
ペリドット「なんですか?」
ペリドット「そんなにじーっと見て」
エメラルド「なんでもありませんわー!ペリドット」
〇黒
〇暗い廊下
アリア「こんばんはー!誰かいますかー!?」
アリア「・・・返事がない」
アリア「今は誰もいないのかなぁ?」
アリア(あのお部屋だけ光がもれてる?)
アリア「んー火の元とか大丈夫かな?」
アリア「まさか火事とか!?」
アリア「ごめんなさい!お部屋入ります!」
〇屋敷の書斎
アリア「火のようじーん!」
アリア「ええっ!」
アリア「これは!!」
アリア「凄く綺麗・・・」
アリア「・・・」
アリア「ずーっと見てられそうなくらい輝いてる」
アリア「これが扉の外だと凄い光に見えたんだぁ」
アリア「火事じゃなくて良かった!」
アリア「物音!?帰ってきたのかな!?」
〇暗い廊下
アリア「お邪魔してますー!」
アリア「ってあれ?誰もいない?」
アリア「音的にはあっち方面だったよね・・・」
アリア「行ってみようかな」
〇謎の扉
アリア「ここかな?」
アリア「あのー!ごめんなさい!誰かいますか?」
アリア「えーっと確かセージくん?っていったかな」
アリア「物音気のせいだったかなー」
アリア「あっ!やっぱりいますか!?」
アリア「失礼します!」
〇貴族の部屋
アリア「あれぇ?誰もいない」
アリア「物音なんだったんだろ?」
アリア「わぁー随分大きい本!!」
アリア「えっ!?本が浮いたり落ちたりしてる!?」
アリア「どっ、どーなってるの!?」
アリア「なにこれ?身体がさっぱりした?」
魔術・強制睡眠
アリア「えっ!?えっ!?」
アリア(うっ!!急に眠気が・・・)
アリア「ベッ・・・ド・・・」
アリア「んー・・・おふとん良い香り・・・」
〇黒
〇荒地
ロサ・ネグラ「そろそろ疲れ切ってきただろぉ!?」
セージ「別にまだまだいけるよ」
セージ「まぁでも一応──」
ロサ・ネグラ「おめー!ずりぃぞ!回復したな!?」
セージ「いや、戦闘なんだから──」
ロサ・ネグラ「だぁぁ!くらいやがれぇ!」
ロサ・ネグラ「だぁー!今度は何だ!?」
セージ「教えてあげなーい!」
ロサ・ネグラ「ああん!?」
セージ「僕の得意な魔術の中の一つとだけ」
ロサ・ネグラ「うぜーんだよオメーはよぉー!!!!」
〇原っぱ
ロサ・バンクシア「拮抗してるなぁー」
ロサ・バンクシア(むしろネグラちゃん押されてる?)
ロサ・バンクシア「セージくんねぇ」
ロサ・バンクシア「いつかは僕と戦うことになるのかなぁ?」
「やっと見つけた」
〇荒地
〇原っぱ
ユーカリ「へぇ!」
ユーカリ「セージ、魔王と渡り合えるのか!!」
ユーカリ「随分と印象が違うなぁー!」
ユーカリ「ああそうだ」
ユーカリ「神様こんばんは」
ロサ・バンクシア「君も相当だねぇ?」
ロサ・バンクシア「こんなに近くにくるまで──」
ロサ・バンクシア「僕が気づかないなんてねぇー」
ユーカリ「たまたまですよ」
ロサ・バンクシア「たまたまねぇ・・・」
ロサ・バンクシア「名前はなんていうのかな?」
ユーカリ「私はユーカリっていいます」
ユーカリ「世界覇者になって、明るい世界を作る──」
ユーカリ「それが私の使命なんです」
ロサ・バンクシア「ふぅん・・・そうなんだね」
ユーカリ(やっぱり神様に”魅了”は効かないか)
ロサ・バンクシア「初対面で能力いきなり使ってくるのも──」
ロサ・バンクシア「良い度胸してるねぇ?」
ユーカリ「あははっ!私にとっては褒め言葉です」
ユーカリ「ありがとうございます!」
ユーカリ「セージを早く捕まえて──」
ユーカリ「モーニング様のところに連れて行きたいところですが・・・」
ユーカリ「神様は見てるだけなんですか?」
ロサ・バンクシア「・・・」
ロサ・バンクシア「なんでだと思う?」
ユーカリ「そうですね」
ユーカリ「先程は酔ってたとか言ってましたけど──」
ユーカリ「実際は別の理由がありそうですね?」
ロサ・バンクシア「そのやり取りしていた頃からいたんだね」
ユーカリ「はい!いましたね」
ロサ・バンクシア(最初のセージくんの戦いぶりに驚いていた素ぶりは一体なんだったんだ?)
ロサ・バンクシア(この子も”いい性格”してるね)
ユーカリ「神様は理由があって戦いに混ざらないようですし──」
ユーカリ「私はセージを攫っていこうかな」
ロサ・バンクシア「・・・」
ロサ・バンクシア「好きにしてみればいいよ」
〇荒地
セージ(なんだろう)
セージ(思い切り魔術を使うのは──)
セージ(爺様との訓練ぶりで──)
セージ「ちょっとだけ楽しいかもしれない」
セージ(飛行船に傷つけられてキレてたのに不思議だ)
ロサ・ネグラ「ああん!?」
ロサ・ネグラ「俺様は楽しくなんか!!」
ロサ・ネグラ「ちょっとは楽しいけどよぉおー!!!!!!」
セージ「ははっ!」
「よしっ!つかまえたぞっ!」
ユーカリ「セージ!」
ユーカリ「私と一緒にモーニング様のところにいこう?」
セージ「はぁ?ユーカリ?」
キャラ出したい気持ちはわかります。何か1回きりのちょい登場でで終わりとか悲しいですよね。
戦いを嫌がっていたセージ、強敵との戦闘でついに覚醒でしょうか?
セージを探すお嬢様と執事さん達が寒い中で、いちゃついていてとても和みました☺️寒さ対策は人それぞれで性格が出ますね😆
アリアちゃん、警戒心があまりなくて、可愛いですね☺️
セージとロサとの戦闘に乱入してきたユーカリによって一波乱ありそうで、次回が気になります!
やっぱりキャラへの愛を感じます💓ふかふかお布団、これは抗えませんね!
セージやはり強いので見てて爽快です💕
執事&お嬢様達、それぞれのキュンバリエーションがあってもっと見たいです😍