ポーション転生(脚本)
〇川沿いの原っぱ
新戸 邁「今日出た新作のゲーム“アイデルディアRPG”がやっと買えた!」
新戸 邁「早く家に帰って、やるぞ!」
草刈るおじさん「さぁ!河川の草刈りだぁ。さっさと終わらせるべ」
ヴィ〜ン!!!!!!!
おじさんが草刈り機を使って刈っていると草に隠れた石に当たった。
草刈るおじさん「うわっ!」
新戸 邁「うぐっ!」
草刈るおじさん「小僧!すまん!誰か!救急車〜!」
〇古書店
魔道具屋
ムリャーリー「いらっしゃい!なにかお探しですか?」
アルデイナ「はい、魔道具を見に来たんです」
ムリャーリー「そうね・・・オススメは・・・あっ!コレはどうかな?」
アルデイナ「ポーション?コレが魔道具?」
ムリャーリー「およそ、50年前の魔道具士のヴェッカーが無限にポーションの中身が生成する道具を作ったのがこれと言われてるわ」
アルデイナ「いらないです・・・」
ムリャーリー「な、なんで!?」
アルデイナ「なぜって?ポーションには困ってないから」
ムリャーリー「今のポーションがなくなったらどうするの?」
アルデイナ「新しくポーションは買います!」
ムリャーリー「買うお金がもったいないからコレあげるわ!」
アルデイナ「だからいらないですって!」
ムリャーリー「ムリヤリでも持ってって!ほら!」
ムリャーリー「よし、無限ポーション生成というゴミを片付けた」
〇ヨーロッパの街並み
ポーション(ん?オレはポーションになってしまったのか?とりあえず何ができるのかを試そう)
ポーション
無限ポーション液生成
ポーション(無限ポーション液生成?なんだこれ?まずは回復ポーション液生成)
アルデイナ「え?何?ポーションが光った?」
クンクン・・・
アルデイナ「匂いは回復ポーションね」
アルデイナ「飲んでみるわ!」
アルデイナ「お、美味しい!」
アルデイナ「もしかしたら、超回復ポーション作れる?」
ポーション(超回復ポーションだな?よしよし)
アルデイナ「あ、また光った」
クンクン・・・
アルデイナ「すごい!超回復ポーションだ」
緑の冒険者「大変だ!ギルマスの秘書がギルマスを守るために怪我をしたんだ!誰か薬を持ってるやつがいたらギルドの医務室まで来てくれ!」
アルデイナ「よし、ギルドの医務室に向かおう」
〇城の客室
ドッグ・ベルべグッド「お前が超回復ポーションを持っていると?」
アルデイナ「はい、コレがその超回復ポーションです」
クンクン・・・
ドッグ・ベルべグッド「確かに超回復ポーションだ!」
アルミュー「ん...!」
アルミュー「あれ?キズが治ってる!」
ドッグ・ベルべグッド「あ、おい!すぐに動いても大丈夫なのか?」
アルミュー「えぇ、なんともありません。すごいですねこの超回復ポーション」
ドッグ・ベルべグッド「ありがとう!ところで君の名前は?」
アルデイナ「アルデイナです」
ドッグ・ベルべグッド「君には薬代に50バイン(金貨10枚)支払わねば」
アルデイナ「いやいや!コレはタダなんで。お金はいらないです!」
ドッグ・ベルべグッド「困ったな。なにかお礼をしなければギルドの顔が立たんのだ」
アルミュー「確かに。ギルドのためを思って。アルデイナさん。あ、わたしはアルミュー。アルミュー・イデルバルディよ。よろしく」
アルデイナ「あ、いやよろしく。ギルドには登録しに来ようかと思っていたところです。 初めてなので」
ドッグ・ベルべグッド「それなら即、ギルドカードを発行しよう。本当はギルドの試験とお金が必要なんだが、アルミューを救ってくれたお礼だ」
アルミュー「それはいいですね。そうしましょう!」
アルデイナ「わ、悪いですよ〜!」
アルミュー「ここも甘えておいた方がいいですよ」
アルデイナ「そこまで言うなら。甘えます」
大勢いた人達は治ったことを知ると出ていったのか、3人だけになっていた
アルデイナはギルド登録に何も必要なく登録したことを3人以外誰も知らない。