ギャル化した親友がモテだしたらしい。

makia

クリスマスとギャル。(脚本)

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〇クリスマス仕様のリビング
???「もしもし、俺だけど... 怒ってる?」
私「ご、ごめん! 誰か分からなくて....」
私「今から私は家出るけど、 柊くんは今どこにいるの?」
柊「それなんだけど 部活の奴らでイルミ行こうって なっちゃったから行けないわ」
私「はぁ!?」
私「え、ちょっと待って!!」
私「電話切られたし・・・」

〇イルミネーションのある通り
私(せっかくオシャレしたからと思って 来ちゃったけど・・・)
私(やっぱ来るべきじゃなかった・・・)
クラスメイト「え、あれナベッチじゃね?」
私(や、やばい! 逃げなきゃ!!)
クラスメイト「あれ、いたと思ったんだけどな・・・」
クラスメイト「星、ナベッチ見なかったか?」
星くん「・・・見てない」
クラスメイト「いたと思ったんだけどな・・・ 見間違えたか」
星くん「・・・」
星くん「・・・トイレ行ってくる」

〇イルミネーションのある通り
私「はぁ・・・はぁ・・・」
私(ここまで来たら大丈夫でしょ・・・)
星くん「渡辺!!!!」
私(ほ、星くん?!?)
私「なんでホシッチが来てんの!!」
星くん「・・・彼氏は?」
私「いるよ?! 今迷子になっちゃってるだけ!!」
星くん「絶対嘘だろ・・・」
私「彼氏は本当にいるけど・・・」
私「今日はいないだけで、本当にいるの!」
星くん「学校来てなかったのに どうやって付き合ったんだよ」
星くん「それに、クリスマスデート行くって 言ってなかったか?」
私「言ってない!」
星くん「いや言ってたね!」
私「言ってないもん!!」
柊「まーちゃん?誰と話してるの?」
私「柊くん!!」
私(何でしれっと来てんのよ・・・)
柊「どうしたの?大丈夫?」
私「うん、全然大丈夫だよ!」
私(誰のせいでこうなったと思ってるのよ・・・)
柊「良かった。 すみません、割って入って・・・」
星くん「は、はぁ・・・」
柊「大丈夫そうだからもう行くね、 またねまーちゃん」
私「うん!」
星くん「本当に彼氏いたのかよ」
私「だからいるって言ったじゃん!!」
星くん「ごめん、邪魔して悪かった」
私(いやいや、星くんに嘘つくのはまずい!)
私「いや、その・・・」
私「付き合っては・・無い」
星くん「付き合って無いのかよ!」
私「誰にも言わないでね!!!」
星くん「片思いってこと?」
私「まあ、そんな感じ・・・」
私(絶対好きになんかならないけど・・・)

〇教室
  三学期──
  俺と渡辺の仲は修復されるどころか
  更に仲良くなった気がする──
ナベッチ「それで柊くんが助けてくれたんだぜ? 超カッコよくね!?」
俺「それくらい俺でもできるし・・・」
ナベッチ「何〜?妬いてんのか??」
俺「ち、違うわ!」
  相変わらず渡辺のギャル語はもはやヤンキーで、それに慣れつつもあった。
俺「そういやなんで渡辺ギャルになったんだ?」
ナベッチ「えっ・・・」

〇女性の部屋
  打ち上げ後──
私(寝なきゃ・・・)
私(寝ないとダメなのに・・・)
私(なんで・・・)
私(なんで私じゃないの・・・)

〇女性の部屋
私「寝れなかった・・・」
柊「まーちゃん入るねー」
私「勝手に入るな!!」
柊「遊びに行こう!」
私「今はそういう気分じゃない」
「あっそう。 とりあえず出かけるから早く準備して」
私「自分勝手・・・」

〇大きいショッピングモール
柊「服ダサすぎるって どうにかしなよ」
私「なんでそんな事言うの」
  柊は小学校からの友達。
  家が近いわけでもないのに
  いつも利用されてる気がする・・・
  しかも、私になら何言っても
  許されると思ってるクズ男
柊「イメチェンしよ、イメチェン! とりあえず服買いに行くぞ!」
私「イメチェンなんてしないよ!」
私(もう行っちゃった・・・)
私(でも、星くんを見返せるかも・・・!)

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