転生アイドル!

零霧

鈴蘭とバイオレットの後始末。(脚本)

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〇ファンタジー世界
バイオレット「ごきげんよう、皆さん」
オリビア「えぇ、ごきげんよう」
  ここはスカーレット・オリエンタル学園。
  私たち魔族が通う学校だ。
マキ「おはようございます!」
バイオレット「ご、ごきげんよう、マキさん」
オリビア「ごきげんよう」

〇教室
  その頃、日本では・・・
鈴蘭「やっほー!皆ー!」
芽凛「おはよーん! 鈴ちゃん!」
鈴蘭「あ!おはよ凛ちゃん!」
ルナ「おはようございます! 鈴蘭様!」
鈴蘭「お、おはよう」
鈴蘭「......」
ルナ「ど、どうしたんですか?」
鈴蘭「ごっ、ごめんごめん、何でもないよ!」

〇ファンタジー世界
バイオレット「それでは皆様、さようなら!」
オリビア「えぇ、さようなら」
マキ「さようなら!」

〇寮の部屋
バイオレット「・・・ふぅ。 やっと寮に帰れたわ」
バイオレット「だって、公爵令嬢として、外の世界というのは敵なんですのよね」
バイオレット「あー、もう! 全然課題がわかりませんわ!」
???「し~つれいしまーす!」
バイオレット「だ、誰ですのよ! 勝手に私の寮に入ってこないでもらえる?!」
???「私はメリア」
メリア「よろしくね!」
バイオレット「いやいやいや! おかしいですわよそんなの! ストップストップ!」
バイオレット「ていうか、警官を呼びますわよ!」
メリア「あ~、大丈夫大丈夫! 私別に変なことしないし~」
メリア「まぁ暇だから来ただけだから~!」
バイオレット「は、はぁ!? ならば今すぐ帰って下さる?」
バイオレット「て、ていうかあなた、 その制服、私の学校の制服ではなさそうですけど...」
メリア「え? まぁ、ほかの学校から派遣されただけだから!」
バイオレット「は、派遣?」
メリア「まぁそんなことはどうでもいいの。 じゃーねーー!」
バイオレット「はぁ!? 何だったのですのよ!」
バイオレット「もう...なんだったのよ...」

〇本棚のある部屋
鈴蘭「や、やっと帰ってきたよ...」
鈴蘭「ていうのも...」
鈴蘭「やっぱり帰って一人って辛いなぁ~~...」
鈴蘭「まぁ仕方ないか!」
鈴蘭「さぁて!宿題宿題!」
  コンコン・・・
鈴蘭「っだ、誰ですか~?」
鈴蘭「(まさか、うちに雨宿りしに来たとか?!)」
メリア「しーつれいしますっ!」
鈴蘭「...だっ誰あんた!?」
メリア「私はメリア! あなたの様子を偵察...いや、観察に来たの!」
鈴蘭「は、はぁ?」
メリア「もちろん、あの芽凛ってやつがあんたをいじめてるのも知ってるよ!」
鈴蘭「なっ何で知って???!!!」
鈴蘭「でもそれ絶対誰にも言わないでねっ!」
メリア「な~んでっ?」
鈴蘭「何でって!あんたなら解るでしょ?! だ、だって私...」
鈴蘭「わ・・・たし・・・」
鈴蘭「💤」
メリア「あーあ、寝ちゃったか・・・ とりまベットまで運んで退散しちゃお!」

〇教室
鈴蘭「皆...おはよう・・・」
芽凛「どっ!どーしたの鈴蘭っ?!」
鈴蘭「いや・・・ちょっとね・・・」
芽凛「む、無理しないでねっ!」
鈴蘭「(その時私は知らなかった。)」
鈴蘭「(彼女は本当に心配してくれていたことを。)」
鈴蘭「ありがとう」
ルナ「だ、大丈夫ですか・・・?」
鈴蘭「あぁ、うん」
令司先生「鈴蘭さん。体調悪いなら保健室に...」
鈴蘭「だっ・・・大丈夫なんですっ! 話しかけないでください!!」
令司先生「...ごめんなさい。保健室、行ってきなさい」
鈴蘭「は、はい・・・」
鈴蘭「(なんだろう私。さっきから自分でもわかるほど可笑しいっ・・・!?)」
鈴蘭「いやっ、気のせいっ、」
メリア「ど~したのぉ~~? そんな顔して~」
鈴蘭「!」
  ガシッ!!!!
メリア「なっ!何すんのさ!話してよ!」
鈴蘭「何で・・・」
メリア「?」
鈴蘭「何でこんなことするの!」
  べちっ!!!!
鈴蘭「ひどいじゃない!」
メリア「痛っつ~~~! そっちのほうがひどいじゃん!」
鈴蘭「あ~、ごめんねぇ~~、 君がそんなことするからだよ~?」
メリア「その言葉っ! そっくりそのまま返してあげるわっ!」
鈴蘭「あっ、そう」
メリア「もういい!行くねっ!」
鈴蘭「......許さない」
保健の先生「どうしたの?そんなに騒いで」
鈴蘭「あっ!ごめんなさいごめんなさい! 何でもないです!」
保健の先生「相談があるなら、いつでも受け付けるからね」
鈴蘭「あっ、ありがとうございます。 でも、大丈夫です!頑張ります!」
保健の先生「そ、そう?」
保健の先生「では、また会いましょう」
鈴蘭「はい!」

〇寮の部屋
  ♪~・・・♪~~
バイオレット「うーん、あれも違う、これも... あぁ!何なのよ!」
バイオレット「...もう、、、できることなら転生ってもの、してみたいですわ」

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