地下世界で新たな自分を見つけたい

相園菜乃花

まさかの退学!?(🔞)(脚本)

地下世界で新たな自分を見つけたい

相園菜乃花

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〇美術室
美穂「部活終わったから一緒に帰ろう!」
心愛「ええ、そうね」
美穂「あれ?喜んでない・・・・・・」
美穂「やっぱり帰るの怖いよね・・・」
心愛「そんなことないよ」
美穂「そ、そう・・・・・・?」
心愛「ええ」
美穂「そっか。キツくなったら言ってね」
心愛「ええ。ありがとう」
美穂「今日ゲーセンとか寄ってく?」
心愛「遠慮しとく。早く帰らないと母さんうるさいから」
美穂「よし、片付けて帰るぞー!えいえいおー!」
心愛「・・・おー?」

〇学校の廊下
「生徒会長の直樹先輩よ!」
「先輩、こっち見てください!」
直樹「ふふ、みんなありがとう!」
直樹「元気を分けちゃうぞ♪」
「キャー!!尊い!」
「先輩の笑顔、尊すぎて死ぬっ」
直樹「あっ!」
心愛「・・・・・・・・・」
直樹「やあ、心愛ちゃん。明日の朝、いつもの場所に来てよ。早く学校の扉開けとくからさ」
心愛「・・・・・・」
美穂「ちょっと待ってよ、心愛!置いていかないで!」
「何あいつ、直樹様が話しかけてるのに無視なんて」
「酷い!」
???「ほんとその通りよ」
桃音「あんな子ほっといて、いつものやつやりましょ」
直樹「他の部活見て回らないといけないから、また明日ね」
直樹「バイバイ」
桃音「チッ」
桃音(あの女さえ、消せば彼はアタシのものなのに。ほんと鬱陶しい、いつも誘わないくせに!)

〇大きな木のある校舎

〇街中の道路
美穂「じゃあ、わたしこっちだから。バイバイ」
心愛「ええ、バイバイ」
心愛(さて、駅に向かおう)

〇駅前広場

〇広い改札

〇駅のホーム
心愛(暗くなって来たわね)
おばさん「ねえ、あの噂知ってる?」
おばさん「どんな噂?」
おばさん「あのね、私たちが住む下に地下世界があるらしいのよ」
おばさん「そうなの?初めて知ったわ」
おばさん「そこにいるのはならずもの集団らしくて、かなり物騒なのよね」
おばさん「ああ、怖い。関わらない方が良さそう・・・」
心愛(地下世界か・・・・・・どんな場所なのかな?)
心愛(まあ、私には関係ないわね・・・・・・)
おばさん「しかもその場所に行けるのは、この世界で生きていくことが困難な時らしいのよ」
おばさん「まあ、アタシたちには無縁ね」
「オホホホホ」
心愛(・・・・・・・・・・・・)

〇駅のホーム

〇走る列車
心愛(地下世界に行けたらな・・・・・・なんてね)

〇田舎の駅舎
心愛(家に行こう)

〇ゆるやかな坂道

〇古いアパート
心愛「ただいま」

〇古いアパートの部屋
母「遅い、五分遅刻よ!お前はなんで時間も守れないんだよ!」
心愛「ご、ごめんなさい・・・・・・」
母「声が小さい!」
心愛「ごめんなさい」
母「ふん、罰として飯抜きだから!」
心愛「ごめんなさい」
母「お前はごめんなさいしか言えないのかよ!このクズが!」
母「これくらいにしてやるから、ありがたく思いなさい!」
心愛「はい・・・お母様」
美優「お母さん、またお姉ちゃんを殴ったの?」
母「あらあら、美優。どうしたのかしら?」
美優「この前のテスト」
美優「100点だったよ!」
母「まあ偉いわね、心愛とは大違い」
美優「アタイ、大きくなったら看護師になるの!」
母「まあ!あなたならできるわ、父さんと母さんのために働いてちょうだいね」
美優「はーい」
美優(お姉ちゃん、ほんと不細工よね。アタイの方が可愛いもん)

〇古いアパートの一室
心愛(寝なきゃ・・・・・・)
心愛(お腹すいた)
父「お前、遅く帰ってきたんだってな!」
心愛「はい、そうです。お父様・・・・・・」
父「なめてんじゃねぇぞ、クソ女!」

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