魔報士の戦場

ぽんたろう

第4話『やりたいこと』(脚本)

魔報士の戦場

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〇大聖堂
  今回の試験による死者は
  試験参加者1850人
  魔報士23名 冒険者98名 合計121名
  毎年、試験が終わるのと同時に
  葬儀は合同で行われる
  学生たちが己の目指す道が
  決して甘いものではないと
  誰もが実感させられる時間である

〇ファンタジーの学園
レセ「資格授与と卒業式もあっけなく終わったな」
レセ「とりあえず魔報士にはなることが出来た」
レセ「しかも、動画に関しては 高評価まで貰ってしまった」
レセ「はあぁぁ」
リユ「レセ君」
リユ「魔報士になれたんだね」
リユ「おめでとう」
レセ「リユこそおめでとう」
リユ「お互い浮かばない顔だね」
リユ「君に比べれば私の悩みなんて きっと大したことないな」
リユ「ごめん」
レセ「リユはどうしたんだ?」
レセ「ビルデの専属魔報士だろ?」
リユ「・・・・・・」
リユ「ねえ、もし、私がエロ動画に 出てあげるって言ったらどうする?」
レセ「どうした、急に!?」
リユ「何かやりたいことが分からなくなってきた」
リユ「もうエロ動画に出るぐらい平気かも」
レセ「だめだ」
レセ「今の弱ってるリユの意思じゃ 受け入れられない」
リユ「君は意外と男らしいところあるんだね」
レセ「だろ?」
レセ「今のリユは全然エロくないからな」
リユ「はっ倒すぞ」
「・・・・・・」
リユ「それで君はどうする?」
レセ「俺は適当に都市内魔報士になるかな」
「だったらさぁ」
「僕の魔報士にならない?」
レセ「誰だ!?」
エイリ「いやー、制服着たら 潜入してもばれないもんだね」
リユ「どっかで見た顔」
レセ「確かに」
エイリ「まあ、気にしないでよ」
リユ「思い出した!」
リユ「歌手の”エイリ”じゃん!」
レセ「確かに!あの歌姫だ!」
レセ「生でその歌声を聴けば 死人は蘇り、病人は傷が治り、老人は寿命が延びるとかっていう」
リユ「何でこんなところに?」
エイリ「しーーー」
エイリ「ばれるじゃん」
リユ「動画で見る雰囲気と大分違う」
レセ「それで、何で俺を 魔報士にスカウトするんだ?」
エイリ「約束果たしてよ」
レセ「約束?」
エイリ「そそ」

〇山中の川
女の子「へえ、魔報士っていうのを目指してるんだ」
女の子「だったらさ、将来僕の専属魔報士になってよ」

〇ファンタジーの学園
レセ「まさか、11年前の森林区」
エイリ「思い出した?」
レセ「あのときの女の子か!」
エイリ「そうだよ」
リユ「へえ」
リユ「そんな約束したんだ」
レセ「リユどうした?」
リユ「べつに──」
エイリ「11年前の約束を果たしてもらおうかなって」
レセ「でも、エイリといえば 大陸一の歌姫だろ?」
レセ「専属の魔報士なんて何十人っているだろ」
エイリ「全員クビにした」
「はああ!?」
リユ「エイリさんの周りの魔報士って 一流が揃ってるって聞いたけど」
エイリ「心機一転ってやつ?」
エイリ「それに、僕が最初に専属契約したのは」
エイリ「レセ・ソルフィールド君 君だけだよ」
レセ「名前もちゃんと覚えてたのか」
リユ「もう何が何やら」
レセ「でも、俺は魔報士を生業にするか 悩んでるんだ」
レセ(しがないエロ動画家になるのもいいな)
レセ(やっぱリユを誘おうかな)
エイリ「男なら約束はちゃんと果たせ」
エイリ「やりたいこと迷ってんでしょ?」
レセ「ばれてるのか」
エイリ「エロ動画家になるんだろ!」
レセ「・・・・・・」
レセ「そうだ!俺はエロ動画家になるんだ!」
リユ「いや、普通の魔報士やれよ」
レセ「多くの人に感動できるエロ動画を届ける!」
リユ「エロ動画系は準魔報士がやるもんなんよ」
レセ「ありがとう歌姫」
レセ「思い出したよ」
レセ「立派なエロ魔報士になってやる!」
リユ「そんな通称の魔報士聞いたことないわ」
リユ「草葉の陰でみんな泣いてるぞ」
レセ「旅で素敵なモデルを探し出してやる!」
リユ「それただのむっつりなんよ」
エイリ「よし、決まり!」
エイリ「良かったら、そっちのお友達もどう?」
リユ「えっ?私も?」
エイリ「まあ、僕の魔報士は 芸能って特殊な分野だけど楽しいよ」
エイリ「それに安全だしさ」
リユ「でも、、、」
エイリ「僕が面倒見てあげる」
エイリ「報酬も新米魔報士とは思えない量出すよ」
リユ「嬉しいけど、遠慮しとく」
リユ「一応、ロックス社と契約しちゃったし やれところまでやってみるよ」
エイリ「はーい」
エイリ「気が変わったら言ってね」
エイリ「メリティスなら融通利くから」
リユ「ありがと」
リユ「ていうか社長を呼び捨てって凄いな」
エイリ「ちなみに最初のミッションは ”グレーシア王国”への公演かな」
レセ(見守っといてくれよ皆んな)
レセ(立派なエロ魔報士になるからな)
リユ(レセ君、普通の魔報士になるんだよ!)
レセ「分かった」
エイリ「じゃあ、早速出発だ!」
エイリ「これから、よろしくね」
リユ「頑張ってね」
レセ「リユもな」
エイリ「レセ君」
エイリ「あと会わせたい人がいるんだ」

〇上官の部屋
  ロックス社社長室
カーライン「よろしかったのですか?」
カーライン「お姫様を自由にさせて」
カーライン「危険なのでは?」
メリティス「仕方あるまい」
メリティス「言うこと聞かないと めんどくさいからな」
カーライン「自由気ままですからね」
メリティス「それに、シュプネーからグレーシアは 最近は治安もいい」
カーライン「そうですね」
カーライン「旅の引き換え条件として」
カーライン「レイド・ルーツバを雇ったんですよね」
メリティス「ああ、噂はいろいろあるが 実力は本物だからな」
メリティス「それは私が1番知っている 最近は丸くなったと聞くしな」
メリティス「お忍びにはちょうどいい」
メリティス「一時期、エイリが 彼のファンだったことを忘れていたよ」
カーライン「そういえば、あの話について 考えていただきましたか?」
メリティス「新しい歌姫か」
カーライン「ええ」
メリティス「エイリ以外ありえん」
カーライン「そうですか、失礼しました」

〇城門沿い
レセ「レイドさん!」
レイド「レセ君!?」
エイリ「あれ?2人とも知り合い?」
エイリ「まあ、いっか」

次のエピソード:第5話『冒険の理由』

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