第3話 爺様に話聞かないと!…君たち僕の飛行船に傷をつけた?…許せない!(脚本)
〇豪華な部屋
ん?
この部屋は、小さい頃によく遊んで過ごしていた場所だ
セージ(幼少期)「・・・!!」
セージ(幼少期)「・・・!!」
あれは小さい頃の僕か?
自分なのになんで第三者目線で見れるんだ?
セージ(幼少期)「・・・!!」
あぁ・・・僕は今、夢を見ているのか
セージ(幼少期)「・・・?」
子供の頃の僕は、何の話をしているんだ?
セージ(幼少期)「ねぇ」
セージ(幼少期)「僕のこと思い出してよ」
〇貴族の部屋
セージ「変な夢だったな」
セージ「子供の頃の僕か」
セージ「・・・」
セージ「記憶が曖昧だな」
セージ「子供の頃の話も爺様に聞いてみるか?」
セージ「・・・っあー」
セージ「頭痛がきっつい」
セージ「寝ても治らないなら」
セージ「爺様のところに行く前に──」
〇暗い廊下
〇屋敷の書斎
〇屋敷の書斎
セージ「・・・」
セージ「やっぱりここは落ち着くな」
魔術・魔法石生成
セージ「うわ!!大きくなり過ぎた」
セージ「1mあるな」
魔術・魔法石切断&研磨
セージ「一気に100個できた」
セージ「日に日に魔法石作れる量が増え過ぎてる気がするんだよなぁ」
セージ「あぁー」
セージ「作り過ぎた」
セージ「頭痛だいぶ良くなったな」
セージ「はい。こちら魔術師セージ」
セージ「どうかなさ・・・」
おい。セージ。この間通信玉置いてけって言っておいて正解だったなぁ
セージ「爺様?どーしたの?」
おまえ、飛行船に帰宅すると自動で通信玉に滞在わかるようにしてるだろぉ
セージ「その方が連絡の行き違いなくてラクなんだよ」
セージ(まぁ、厳密に言うと仕事部屋に入った時にわかるようにしてるんだけどね)
こっちの通信玉にセージの滞在ランプが光ってるのに気づいて連絡したんだが・・・
無事に選抜戦から離脱できたのかぁ?
セージ「うん!離脱できたよ!」
セージ「モーニングって名前の統率者に離脱すること伝えて飛行船に戻ってきたんだ」
モーニングかー懐かしい名前だなぁー
離脱承認はちゃんともらってるんだろうな?
セージ「承認?」
セージ「モーニングって人に離脱すること伝えて、そのまま帰ってきたけど?」
・・・
セージ「そんなことより!」
セージ「爺様に聞きたいことがたくさんあるんだ!!」
セージ「直接話聞きたいから、今からそっちに行っても──」
セージ「なんだ!?」
〇上官の部屋
スカイナイト「セージ!?」
スカイナイト「おい!」
スカイナイト「通信が途切れやがった!!」
スカイナイト「でっけぇ音聞こえたなぁ」
スカイナイト「ったく!!どーいうことだ!?」
スカイナイト「あぁー」
スカイナイト「まぁ、セージなら大丈夫か」
スカイナイト「神や魔王相手でもねー限り・・・」
〇暗い廊下
〇黒
〇飛空戦艦
ロサ・バンクシア「ちょっと!!」
ロサ・バンクシア「もっと音出さずに降りれたでしょう?」
ロサ・ネグラ「ガハハッ!ほらな!!」
ロサ・ネグラ「俺様にかかれれば楽勝で着くだろーがぁー!!」
ロサ・バンクシア(全く話聞かないのは相変わらずか)
ロサ・バンクシア(まぁいいや)
ロサ・バンクシア「ネグラちゃんありがとー!」
ロサ・バンクシア「無事に着いたね」
ロサ・ネグラ「よーっし!」
ロサ・ネグラ「魔術師セージとやらをとっ捕まえに行くぞ!!」
ロサ・バンクシア「慎重に行こう」
ロサ・バンクシア「地上に降りるまでは油断大敵だからね」
ロサ・ネグラ「にしても──」
ロサ・ネグラ「お前が協力するって言ってきたのには、ビビったけどなぁ!!」
ロサ・バンクシア「まぁね」
ロサ・バンクシア「昔のよしみだからね」
ロサ・バンクシア(協力するよ・・・途中まではね)
セージ「・・・」
セージ(飛行船に傷がついてる!?)
セージ(僕の大事な飛行船に!!)
セージ「許せない」
セージ「誰かいるのか!?」
セージ「聞きたいことは山ほどあるけど──」
セージ「君たちどうやってここに入って来れた?」
セージ「超強力な結界を、飛行船まるごと張り巡らせてるから入れないはずだ!!」
ロサ・バンクシア「どうやって?」
ロサ・バンクシア「そこにいるネグラちゃんに飛んでもらって、一緒に連れてきてもらったよ?」
ロサ・ネグラ「結界なんざ見当たらなかったぞぉ?」
ロサ・ネグラ「俺様が強過ぎて気付かず結界壊してたかぁ!?」
ロサ・バンクシア「おそらくだけど──」
ロサ・バンクシア「僕たちがセージくんの結界の対象に入ってなかったんだろうねぇ」
セージ(結界の対象に入ってなかった?)
セージ(そんな対象ほんの僅かで・・・)
セージ「暗闇でよく見えなかったけど──」
セージ「神か魔王でも来てる?」
「凄いねぇー大正解だよ!!」
ロサ・バンクシア「僕は神であるバンクシア!!」
ロサ・ネグラ「俺様は魔王のネグラだ!!」
セージ(この二人は確か選抜戦にいたな)
セージ「神でも魔王でもこの際どうでもいいや」
セージ「僕の飛行船から去ってもらうよ」
神や魔王相手なら──
力をセーブしなくて大丈夫だろうからね
ロサ・ネグラ「そうこなくっちゃなぁー!?」
ロサ・ネグラ「バトルだバトル!たぎるぜぇー!!!」
ロサ・バンクシア(最初に見た時と印象が違うなぁ?)
ロサ・バンクシア(飛行船が地雷だったか)
セージ「この飛行船から移動する」
セージ「一部鑑定完了」
魔術・強制移動・極
〇黒
〇荒地
ロサ・ネグラ「なんだなんだぁ!?」
ロサ・ネグラ「ビューンってして面白かったぞ!?」
ロサ・バンクシア「うっ!!ちょっと酔った」
ロサ・バンクシア(僕とネグラちゃんと本人を同時に──)
ロサ・バンクシア(強制移動させる魔力とかどういうことだ?)
ロサ・バンクシア「観察が必要だな」
セージ(この二人!!)
セージ(極みの魔術でも眠らないのか)
ロサ・バンクシア「僕酔っちゃったから、ネグラちゃんよろしく」
ロサ・ネグラ「あぁん!?だらしねーなぁー!」
ロサ・バンクシア「僕は離れたところから観戦でもしてるよ」
セージ「君たち一体なんなの?」
セージ「なぜ僕の飛行船にいきなり来たんだ?」
ロサ・ネグラ「俺様は別に世界覇者選抜戦なんて興味無かったんだがよぉー」
セージ「世界覇者選抜戦?」
セージ「僕、離脱したから関係ないでしょう?」
ロサ・ネグラ「ガハハ!そーだったそーだった!」
ロサ・ネグラ「続きは俺様を楽しませてくれたら──」
ロサ・ネグラ「教えてやるよぉ!!」
セージ(声が大き過ぎて耳がキンキンする)
ロサ・ネグラ「先に攻撃しても良いぜぇ!?」
ロサ・ネグラ「人間が俺様に勝てるわけないんだからなぁ!!」
セージ「じゃあ遠慮なく」
魔術・光属性攻撃
ロサ・ネグラ「ぐっ!?」
ロサ・ネグラ「オメーなんで俺様の弱点知ってんだぁ!?」
セージ「いや」
セージ「君が魔王だから光属性攻撃しただけだけど?」
ロサ・ネグラ「いってぇーんだよぉー!!」
ロサ・ネグラ(そんじょそこらの光属性攻撃なんて効かねーのによぉー)
ロサ・ネグラ(こいつ何者だぁ?)
ロサ・ネグラ「オラァ!」
ロサ・ネグラ「ああん!?」
ロサ・ネグラ「なんだぁ?その魔法陣はぁ!?」
セージ「バリアだよ」
セージ「大抵の攻撃を防げる」
ロサ・ネグラ「俺様の攻撃を防げるだと!?」
ロサ・ネグラ「ふざけんなよテメェー!!」
ロサ・ネグラ「次はこっちから狙ってやるよ」
セージ(こんなの爺様の修行に比べたら全然だな)
〇原っぱ
ロサ・バンクシア「・・・」
ロサ・バンクシア「ネグラちゃんと渡り合ってる」
ロサ・バンクシア「そんな人間なんているのか」
ロサ・バンクシア「んー」
ロサ・バンクシア「まぁネグラちゃんよりはマシかなぁ?」
ロサ・バンクシア「あくまでも可能性としての話だけど」
ロサ・バンクシア「・・・」
〇黒
〇海
〇雲の上
アリア「あーん!ずっと飛びっぱなしぃー!」
アリア「疲れちゃったぁー!」
アリア「あーっ!!あれ!?」
アリア「結界にちょっとだけ穴が空いてる?」
アリア「やったぁー」
〇飛空戦艦
アリア「飛行船に乗れたー!」
アリア「おじゃましまーす!!」
アリア「んー?」
アリア「誰かいる気配ないなぁ?」
アリア「ここで帰り待ってようかな?」
アリア「ええっ!」
アリア「羽引っ込んじゃった!」
アリア(長い時間飛んでたから!?)
アリア「あぶなかったー!!」
アリア「うぅーっ!!さむーい!」
アリア「ごめんなさい!中に入らせてください!」
いきなりの大物(?)登場ですね。関わりたくないのに敵からやってくる典型的な巻き込まれ体質ですね…
で、新たなキャラも絡んできて…スピーディーな展開が楽しいです。
こんばんは〜!
三話も楽しかったです😍ネグラの俺様キャラ、声デカメが可愛いです🤗セージの強さがどんどん増えてくるのかな?
楽しみです
イケメンパラダイス回でした~🥰
満足😆
次話に進みます✨