拠点潜入(脚本)
〇兵器の倉庫
休暇も終わり──
新しい任務に行くことになった少女たち
教官「全員揃っているな」
はい!!
教官「今日の任務で日本の勝敗が決まると言っても過言ではない」
教官「我々は強い」
教官「実際、この軍少女政策が始まってから日本は無敗だ」
教官「だが、戦争はいっこうに終わらない」
教官「なぜなのか、それは──」
教官「敵が多すぎるからだ」
教官「この世界には196の国が存在する」
教官「今の状態は195対1」
教官「もちろん195ヵ国の中には戦争に参加せず、中立している国もある」
教官「だがそんな国はごくわずか」
教官「最近は目標の一致で、一時的に日本以外の国の軍を全て合併し」
教官「新しい軍ができた」
教官「その名も『平和軍』」
教官「その軍の拠点が先日ついに判明した」
教官「今回の任務はその拠点を潰すことだ」
教官「皆心してかかるように!!」
はい!!
〇教会の中
キラ「・・・」
カリ「キラ~」
キラ「カリ・・・」
カリ「暗い顔してるよ」
カリ「可愛い顔が台無しだよ」
キラ「でも・・・」
キラ「敵軍の拠点ということは──」
ユリ「絶対いつもより強い敵ばっかだよね~」
カリ「大丈夫だよ!」
キラ「何を根拠に・・・」
カリ「だって、また祝賀会するんでしょ?」
キラ「!」
ユリ「確かに! 次は鯛釣ってきてもらわなくちゃ!」
キラ「・・・ぷっ」
キラ「あはははは──」
キラ「確かにそうだった」
キラ「うん、次は鯛のお刺身食べさせてあげる」
ユリ「次はしゃぶしゃぶも食べたいな」
カリ「も~、ユリったら欲張り!」
〇荒野の城壁
キラ「目の前にあるのが拠点よ」
カリ「大きいね!」
キラ「感心してる場合じゃないから」
キラ「それじゃあ、前回の任務と同じく2手に別れていく」
キラ「ユリはサポート班を2手に分けて、私たちの後ろからついてきて」
ユリ「分かった」
キラ「じゃあ──」
キラ「皆生きて会いましょう!」
キラ「ご武運を!」
ご武運を!
〇秘密基地のモニタールーム
あれは──
ガーベラ?