メイビー・ワールド ギャラリー

歯車

いたずら天使と通り風の騎士②(脚本)

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〇カフェのレジ
アサノ「レイベル、昼あんなに食ってたのに、パンケーキめっちゃ食ったな・・・」
フィアーノ「レイベル様、食べ過ぎです!」
レイベル「ごめん・・・ 遠慮しなくていいって言われたから・・・」
レイベル「アサノ、ありがとう・・・」
アサノ「おう!」
レイベル「今すごく、幸せな気分・・・」
  レイベルはフィアーノの頬にキスしようとして、舌を出していた。
  先が二つに別れた蛇の舌。
レイベル「あ、・・・」
リリーネ「そろそろ魔法薬の効果がきれそうだね」
リリーネ「うちで休んでく?」
レイベル「そうさせてもらうよ・・・」
リリーネ「フィアーノちゃん、鍵を渡しておくね」
フィアーノ「はい! ありがとうございます!」
レイベル「アサノ、今日はありがとう!」
アサノ「また遊ぼうぜ! 俺、アルディナ城に居るからいつでも・・・」
アサノ「あっ、スマホ無いんだっけ?」
レイベル「捕まった時に取られたんだ・・・」
アサノ「そうか・・・」
アサノ「あ、電話はあるよな」
アサノ「リリーネさん、メモ帳とペン借りるよ」
リリーネ「ほーい」
アサノ「よし! これ、俺の電話番号な! 無くすなよ!」
レイベル「気をつけるよ・・・」
アサノ「それじゃ、またな!」
レイベル「うん・・・」
リリーネ「ありがとうございました!」

〇女の子の二人部屋
フィアーノ「わあ、かわいい部屋・・・」
レイベル「俺、入っても大丈夫?」
フィアーノ「いただいた鍵が、この部屋の鍵だったので大丈夫だと思います」
レイベル「失礼・・・します」
レイベル「時間切れか・・・」
レイベル「楽しかったね、フィアーノ」
フィアーノ「レイベル様! いつものレイベル様・・・」
フィアーノ「ぎゅーってしてください!」
レイベル「急に泣いちゃって・・・どうしたの?」
フィアーノ「なんか、分からないですけど・・・」
  レイベルは蛇の身体でフィアーノの全身を優しく包むと頭を撫でた。
レイベル「よしよし・・・」
フィアーノ「・・・・・・」
フィアーノ「落ち着きました・・・」
フィアーノ「レイベル様・・・好き・・・」
レイベル(ああ〜〜〜 幸せだなぁ・・・)

〇女の子の二人部屋
レイベル(昼間のあいつ、まだ近くに居るな・・・)
レイベル(フィアーノ、この戦いが終わったら たくさんチューしてあげるね)
  レイベルはフィアーノを起こさないようにそ〜っと部屋から抜け出した。

〇噴水広場
シェラエル「待ってたぜ!」
シェラエル「お前・・・その姿は・・・」
レイベル「昼間、言った通りだよ 俺の半分は邪神イヴル・レーヴァ」
レイベル「本当は戦いたくないけど、お前にも何か理由がありそうだから気になって出て来た」
シェラエル「理由か・・・」
シェラエル「お前を倒して、父さんを・・・シュナルツを超えたことにしたい! それだけだ!」
シェラエル「俺はシェラエル・エンシェント」
シェラエル「父、シュナルツ・エンシェントは神話の時代に邪神の黒炎に巻き込まれて死んだ!」
シェラエル「お前は俺の敵(かたき)でもあるんだよッ!」
レイベル(レーヴァがやったことだけど、仕方ないな・・・)
レイベル(ここで戦わないと、あいつの気がおさまらないだろうし・・・)
シェラエル「俺と戦え! 邪神の力を見せてみろ!」

〇噴水広場
レイベル「分かったよ!」
シェラエル(圧を感じる・・・やる気になったのか?)
シェラエル「いくぜ! スペルティア バースト」
シェラエル「相殺された・・・闇属性か・・・」
レイベル「・・・・・・」
シェラエル「やるな・・・」

〇噴水広場
シェラエル「次は、これだ! スペルティア バレット」
レイベル「うぐっ・・・」
レイベル(目が・・・見えない・・・)
シェラエル「俺の勝ち、ってことでいいかな?」
レイベル「捕まえた!」
シェラエル「な、に? 見えてないのにどうやって」
レイベル「お前の熱を感知した・・・」
レイベル「油断したな」
シェラエル「クソ・・・動けねえ・・・」

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