ミナツキ

但馬感象

十三月(脚本)

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〇雑誌編集部
  未夏さんと、もういこう、
  こんなところってなったの。

〇仮想空間
  ──絵がこんなにうまいんだっていう
  単純にうまいっていうか
  絵コンテで話の展開を、
  臨場感込めて描くのがすごくて、
  これ、俺にないものだな。
  もふもふデーモンかまくらが
  逆立って牙むいた!みたいな絵
  (スケッチブックに描いて)
  俺はこうやって
  外に提出する能力欠けてるからな。

〇雑誌編集部
  ──で、出ていこうっていうのは、
カンゾウ「うるせーこんなところ、もういいよっ」
カンゾウ「未夏さんいこう」
  って、職場辞めるような感じかな
  (未夏さんも同意してかな)
  俺と未夏さんのこと、
  あの2人がどうこうとか
  告げ口するようなやつとか、いいよ。

〇会見場
カンゾウ「所信表明?」
カンゾウ「未夏さんと力を合わせて 取り組んでいきたいです」

〇会見場
カンゾウ(フィルムも『7』になってるし いいのかな)
カンゾウ(昔の映画のカウントダウンの数字ね)

〇小劇場の舞台
女の子「はずかしいんだよ」
女の子「おじちゃんをー りかいするー♪」
  (オペラ風に「を」で高音になって、
  「りかいするー」で下げていく感じ)

〇簡素な部屋
  室で、いる。
カンゾウ(あちゃー・・・)
  でも気づかないふりして、
  ベッドに何の気なく近づいて
  見ないようにしつつ、
  ベッドに寝転がって
  ポンポンと、今の彼女来るように
  ベッド叩いてうながして、
彼女「はいはい」
  と、今の彼女・・・
  も、気づいていてもちろん
  ベッドきて、視線合って、
  「あっ」て、そこで気づいた振りして
  それに合わせてこっちも振り向いて
  「あっ」て、小芝居。
  ベッドわきにしゃがんでいた、
  黄色の羊の角巻き
  お団子ヘアの方が前の彼女?
  今の彼女は、黒のまとめ髪で、
  2人とも黒のメイド服。
彼女「高畑さん」
彼女「来たの?」
高畑「来たよ」
  修羅場というか何だろ、
  話をしなくちゃなのかな。

〇水の中
メイド「おいしくて困っちゃうやつ出しちゃお」
メイド「カバンにアワビ、ウニ合わせ」
  ボストンバッグを開いた中に、
  アワビ敷いて、ウニは殻ごとその上に
メイド「今食ってるなんて言ってない」
  お腹すいたら分け合える仲、
メイド「そのまま、これは食うに困らないな?」
  腰より長く伸びた黒髪が触手になって
  その先に包丁が
  いくつもついているメイド
  俺はこれから
  こういう人とやっていきます
  今までありがとうございました
  アツアツだねっ!
  なんて、言ってくれるかな

〇教会の中
  だるまに目を入れる
  赤いウエディングロードが続く
  (白い教会、カーペット)
  すがすがしい気持ちで動く
カンゾウ(嫁は?)
カンゾウ(迎えにいく?)

〇水の中
  嫁と楽しいモグライフ

〇幻想
  『いちごづくし』
  『いちごいちえ』
  を積み重ねた者に与えられる称号
  コングラッチュはウェブで!
未夏(・・・っと)
未夏(リアルでw)

〇駅のコインロッカー
  ロッカーで未夏さんと会って、
  そこに未夏さんのお姉さんが
  来たところ、未夏さんが呼び止めて
未夏「コピーしたって出てたから 元消しといて」
  って、
カンゾウ(え?俺が?お姉さんの写メ日記を?)
カンゾウ(ほんとに覚えないんだけど)
  そのときは、お金もないし、
  お店いく気じゃなかったんだけど。
  お姉さんは能面系の
  薄い顔立ちで背が高いかな。
  お姉さんにも仕事すすめて
  やるようになったのかしらん──

〇本棚のある部屋
カンゾウ(ここにきて何で こういう夢見るかわからないけど)
  不如知
  いい夢も悪い夢もあるけど
  正しいとか正しくないじゃなくて
  どう受け取ったらいいか
  で、落ち度なくして、
  事を尽くして、あとは・・・
  しんどいけど、
  後悔しないようにするしかないかな

〇拷問部屋
  ──婚約者が攫われて
  それでノド切られたとか、
  原作では殺されて、
  でも実は後に
  生きてるんだってことになるようなら

〇荒廃した教会
  今時珍しいよくできた子
  ──その女神様は、
  ・・・代償に、
  声が出なくなってしまう
  (女神様の声が出なくなることに)
  こっちがショックで失神してしまう
  一緒に来た未夏さんが聞いたら、
  自分と引き換えってことで、
  どう思うか心配

〇ファンタジー世界
  ・・・白いのいっぱい集まって
  そろそろできるかなー
  大きなワンピース
  てるてるぼうずにしよっかね

〇ファンタジー世界
  ──雨あがったら、
  虹の三連が道にかかったりして
  ああ、この一国に
  虹の7が3つかかる
  大坂ミナミに続く道にさ
  その架け橋
  渡って帰ろう
  2人の新世界へ

〇宇宙船の部屋
カンゾウ「そろそろいきますよーっ」
未夏「はーいっ」
  新婚旅行は、月へ宇宙旅行。

〇ファンタジー世界
カンゾウ「僕と結婚して下さいっ」
未夏「はいっ」
  ──の展開で、

〇地球
  ロケットで、
ツワモノ「もう帰ってこなくていいよっ」
「そっちの新世界かいっ」

〇小劇場の舞台
  観客席の、
  ばらばらに座ってる女性たちを
  線でつなぐと北斗七星か
  選ばれた、
  見た目も何もばらばらの女性たち
  みんな合わせて、未夏さんです

〇魔法陣のある研究室
  女性ばっかりの研究チーム
  (入った覚えないけど)
  ヒトハはじめ、
  3人にのしかかられながら
  転送装置の円陣に、
  うつ伏せになってゲーム操作をする──

〇密林の中
  ──長い道のり、
カンゾウ「俺一回クリアしてるから来なくても よかったんだよな(よく考えたら)」
ヒトハ「まぁいいじゃん、いいじゃん」
カンゾウ「まぁいいけどねー」

〇ツタの絡まった倉庫
  蔦の這う何の施設かしらん、
  大きな建物。

〇洋館の玄関ホール
  階段上って、折り返しのところ、
  壁にドクンッドクンッと、
カンゾウ(心臓?)
  内臓の抽象、象徴画が現れて
  (シンプルでベタ塗り)ドキッとしたり

〇密林の中
  『アンデッド』
カンゾウ「・・・これ、スキルポイントつくかな?」
ヒトハ「あー、わかんないな、しらべるだけだと」
ヒトハ「戦えばでるかな・・・」
カンゾウ「弱いのにポイント4つくんだ」

〇アマゾン川のほとり
  とか、しつつ密林(渓流わき)抜けて
  いつの間にか女性が
  ヒトハ1人になってて、
カンゾウ(お、じゃあ、しちゃおっかな?)
カンゾウ(いいじゃんいいじゃん)
カンゾウ(・・・って、もっていく?)
  18もいいけど
  37と、そうなりたいな

次のエピソード:十四月

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