マジカル☆パフォーマー

うそそら@皐桜タツト

アイドルデビュー!?(脚本)

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うそそら@皐桜タツト

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〇小さい会議室
太陽「アイドルデビューってどういうことだ!?」
渋顔のおっさん「エネルギーを得るための手段の一つがアイドルをすることだ。マジカルパフォ―マーの力の源は人間の感情エネルギーで(以下略)」
渋顔のおっさん「・・・なんだその顔は」
いかついおっさん「はっはっはっ」
いかついおっさん「ま、アイドルになってヒーローパワーを 溜めようぜ! ってことだ」
太陽「ヒーローパワー!!」
渋顔のおっさん「ヒーローではないと言っているだろう」
渋顔のおっさん「マジパフォとはパフォーマンスをすることで人間の心に訴えかけ、感情エネルギーを発生させ得ることにより魔法のような力(以下略」
太陽「わぁーーーっ! ぜんっぜん頭にはいってこねぇええっ!」
いかついおっさん「ぶはははははっ」
渋顔のおっさん「・・・・・・」
いかついおっさん「ま、お前さんのようなタイプは 考えるより感じろ! 行動あるのみ! だ」
太陽「アイドルやってみろってことだな!」
いかついおっさん「おう! とにかくチャレンジしていけ」
太陽「おー!」
いかついおっさん「そんで失敗してこい!」
太陽「失敗前提!?」
渋顔のおっさん「ふっ、素人だしな。 俺たちのことも知らない青二才なら当然だ」
太陽「ぐむむ! やるからにはちゃんとやってやるよ!」

〇テレビスタジオ
  アイドル発掘新人オーディション!
司会「アイドル界に飛び込んだ期待の精鋭たちが 生放送で歌って踊る!」
司会「5グループの頑張りを見逃すな!」

〇稽古場(椅子無し)
ぴかり「美に愛されたキューティ♥少年 ぴかりだよ♪ ぴかりんって呼んでね!」
青葉「快晴 青葉です。 憧れの人に追いつきたくて アイドルを目指しています」
太陽「赤井太陽! ヒーローになりたいです!!!」
ぴかり「カーットぉおおお!」
青葉「ヒーローじゃなくてアイドルにしろ」
太陽「やだよ!  オレがなりたいのはヒーローだもん!」
青葉「だいたい、マジパフォはヒーローじゃないって何度も言われてるだろ」
太陽「オレにとってはヒーローなんだって!」
ぴかり「たいくん、ふざけるのやめて。 真面目に自己紹介PRやって」
太陽「オレは真剣だっつーのっ」
ぴかり「どこが真剣なの!? VTRは5分しかないんだよ!? しかも冒頭に使う自己紹介だよ!?」
ぴかり「ここで視聴者に引かれたら その後の生出演5分も見てもらえなく なるんだよ!?」
太陽「んなの、わかってるよ。 ヒーロー目指すアイドルってインパクト あっていいじゃんか」
ぴかり「そんなお笑い芸人的なインパクト ボクのグループに必要ない!!!」
太陽「はぁ!? ヒーローはお笑い芸人じゃねーし!」
青葉「二人共おちつけ」
太陽「ぴかりがヒーローばかにしなきゃ いいだけだろ」
ぴかり「たいくんがヒーローばっかりで 真面目にアイドルしようとしないのが 悪い」
青葉「とにかく! ケンカしてても始まらないだろう?」
青葉「全員、初対面なんだから 意見の相違は仕方ない」
青葉「グループとしての方向性とか 意見のすり合わせをすべきだ」
太陽「そだな! オレはヒーローパワーをばんばん 貯められるようになりたい!」
青葉「だったら人気アイドルになるのが 一番だろうな」
ぴかり「だったら! デビューから鮮烈に飾らないとだよ♪」
ぴかり「そのためには、VTRも生放送本番も きちんと演出しないと!」
太陽「でもっ」
ぴかり「それに、ボクたちはたいくんの へったくそなダンスとかくそな歌唱力を 補わなくちゃいけないんだからね」
太陽「そ、それはっ」
青葉「一ヶ月、がんばれば形にはなるだろ」
太陽「そうだよな!」
ぴかり「ま、素人に毛が生えたレベルだろうけど」
青葉「ぴかり、仲間のやる気を挫くのは よくないぞ」
ぴかり「はーい」
ぴかり「ま、素人のたいくんは 養成所に通ってたボクと青ちゃんの いうこと聞いてればいいんだよ」
ぴかり「ボクたちがしっかり考えて たいくんのちょびっとの成長を 感動的に演出する台本作るから!」
太陽(納得いかねー)
太陽(でも、アイドル素人は、ほんとだし 言い返す言葉が見つかんねぇよっ)

〇稽古場(椅子無し)
太陽「ぐわーっ! もう無理!!」
青葉「よし、少し休憩しよう」
太陽「はぁ~~! 連日、ダンスの練習とかキツすぎるっ」
青葉「一ヶ月で見れるレベルにするんだ。 キツくても頑張れ」
太陽「わかってる! ヒーローの特訓だと思って頑張ってる!!」
青葉「マジパフォにも体力は必要だからな。 いい心がけだ」
太陽「おうよ!」
ぴかり「じゃあ、休憩中にパシャパシャしよ♪」
太陽「まーた、写真撮るのか?」
ぴかり「うん! SNSは毎日投稿しなくっちゃね★」
ぴかり「ほら見て! テキットは投稿開始3日でコメントも きてるんだから!」
青葉「へぇ、早いな」
ぴかり「もっちろん♪ トレンドも把握しつつ投稿内容 考えてるからね!」
太陽「なぁなぁ、この」
  太陽「ダンスきっつ🥺でも仲間が優しく教えてくれるっ」
太陽「って、なんだコレ? オレ、こんなこといってねぇし お前ら優しくねーじゃん」
ぴかり「仲良いアピールだよ♪」
太陽「え、でも噓じゃん!?」
ぴかり「こっちのがウケがいいから! ほら、コメント見てみなよ」
  あずきまっしゅ「仲良いの推せる~!☺」
ぴかり「って書いてあるじゃん?」
太陽「でもっ、噓はよくないだろ!?」
ぴかり「もー、たいくんってば またそゆこという?」
ぴかり「アイドルってのは偶像なの。 ファンの望む理想なの。 それを演じるのがボクたちなの」
ぴかり「ま、ボクはいつも通りでも 全世界一美しい理想像だけどね♪」
ぴかり「たいくんはいつも通りだと ただの凡人だから演じないと! なんだよ!」
青葉「まあ、実際、ぴかりが考えた投稿で ファンができているし 俺も仲良しを演じるのに異論はない」
太陽「~~~~っ」

〇小さい会議室
いかついおっさん「よぉ、オーディション前日に 呼び出すなんざ、どうしたんだ?」
太陽「おっさんたちが連絡つかなかったんだろ!?」
いかついおっさん「しゃーねぇだろー。 俺様は超絶人気アイドルなんだからよぉ。 そんなに簡単に時間は作れねぇんだよ」
太陽「むぐぐっ」
いかついおっさん「で、どうした? 尻尾巻いて逃げ出したくでもなったか?」
太陽「んなわけないだろ!」
いかついおっさん「はっはっは! あんだけ大見えを切ったんだ そうじゃなくっちゃ困る」
いかついおっさん「練習に躓いたってわけでもねぇよな?」
太陽「おう! ダンスや歌はだいぶ形になったぜ!」
いかついおっさん「なーるほど。 じゃあ、他に不満があるわけか」
太陽「うん・・・」
太陽「自分を偽って、演じなきゃいけないのが ずっと納得いかないんだ・・・」
いかついおっさん「なんだ? 仲間同士で話し合いはしてねぇのか?」
太陽「したけど! だけど・・・!」
太陽「納得できねぇんだ・・・」
太陽「オレ、元々アイドルに興味なかった おっさんたちが超有名なアイドルグループだって知らないくらいだった」
太陽「だから、 そんなオレの意見なんか意味ないって 言われたらそれ以上言えなくて」
太陽「でも、納得なんてできなくて!!」
太陽「どうすればいいかわかんねぇし、 ずっと心の中もやもやしてる」
太陽「納得なんかできなくても あいつらの言う通りにやるのが 一番いいのかな・・・」
いかついおっさん「好きに動いたらいいだろ」
太陽「えぇ!?」
いかついおっさん「だってなぁ。 お前さん、前日になるまで ずーーーっと納得できなかったんだろう?」
太陽「そう、だけど・・・」
いかついおっさん「どうしたいかなんて答えは お前の中で決まってるってことだ」
太陽「・・・嘘なんかつきたくない」
いかついおっさん「よし、一発、ぶちかましてこい!」
太陽「で、でも、もう明日なのにっ」
いかついおっさん「はっはっは!」
いかついおっさん「ま、どんな道を選ぶのもお前さん次第だ」
いかついおっさん「残り少ない時間で説得するもよし 仲間に合わせるもよし 自分の道を強行突破するもよし」
いかついおっさん「たくさん悩んでたくさん失敗しな。 失敗は成功の鍵だからな。 生きて進む限り、取り返しはつく」
太陽「わかった!! やってみるぜ、おっさん!」
いかついおっさん「明日のお前らの出番 楽しみにしてるぜ!」
太陽「おう!」

次のエピソード:番組出演! 成功? 失敗?

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