十二月(脚本)
〇会見場
記者「やっぱり言葉の選び方ですよね」
記者「2人式の、当事者しか 知りえないことだとかのね」
って、何か悪いことしたみたいだね
(未夏と自分、共犯かって)
女性「博士はそんなこと考えてませんでした」
女性「中性子」
じゃあ何も考えないで言った
『引越しそば』も、かえって有効?
深いところで思ってるなんてさ
〇教会の中
ミルティ「・・・思いはかえないもんねー」
ミルティ「会いにいって」
ミルティ「一緒にツイストしたいと思ってる」
〇教会の中
ミルティ「・・・生活のために祈る気がします」
〇仮想空間
未夏は、ノートパソコン持ってから、
いられるようになった。
一人でも間がとれるし、それがなかったら
周りとの関係も変わってたって
ネットしたり(良い効果がもたらされて)
で、パンフ?絵描くんだ。
相当独特で、
本作るなら挿絵でも描いてほしい。
筆で、目鼻をチャッと
描くタッチがいいなー
未夏「結婚して下さい、約束さん」
ボーッとして、黒バックに浮かび上がる
赤の宝石が散りばめられた、
ハート型のきれいなティアラ
〇けばけばしい部屋
未夏「あったかいねーっ」
カンゾウ「それはよかった」
未夏「それはそうと、遅いよっ」
──会って最初のハグをする流れから
未夏さんに、
ホットの缶コーヒーを差し入れで渡す。
サイズ大きめのを選んだんだけど、
内容量はかえって、
プルタブの中でも、より少ない表記?
〇水の中
・・・ウニはきっと海底の生き物として
眠っていたんだろうな
ちゃんと動ける、
生きている、毒をもっている
〇謁見の間
・・・姫様連れ去られた?
宇七の曲は評判よくて、
生涯どうこうの
それはうれしいけど、
早く見つかるのを祈る。
きめポーズで
お出迎えしてくれた後にかな
〇武骨な扉
──階段になってる上に扉あって、
その扉前に着くと、
パーティメンバー4人で押し合いになる。
俺、僧侶かな。
メンバーの女性は、
金の盛り髪をまとめた感じで
白と薄いターコイズくらいの
同じく僧侶装備で、
2人ともステッキ持ってたかな。
次第に、女性を
外に出すようなポジションになって、
でも出なくて、
カンゾウ(そうすると、俺?)
カンゾウ「嚙まれてるってことは (開いてる)俺が出るの?」
カンゾウ(腿を噛まれてる)
カンゾウ(門が、扉が開いてるってことは?)
と思ったら、残りの
パーティメンバー2人がいなくなって
2人になってすぐキスしてくれる。
(正面、両手添えてか
抱きついてか、目見合って)
こっちは後頭部撫でてあげて
(右手でかな)そのままキス
カンゾウ(頭なでてあげたかったんだよな)
ちょっと汗ばんでて、
カンゾウ(キス優先のがいいかな)
と、手を下ろして、
何か俺のこと察してくれてる感じで
カンゾウ(うん、きみがわかってくれてればいいよ)
カンゾウ(何だよって思い わかってくれてありがと)
〇本棚のある部屋
『必須祈願』
カンゾウ(・・・とか、いらなすぎる)
って、ベッドわきのペットボトルとか
置く棚上に移動させたけど、
でっかい招き猫
カンゾウ(いるわ、招き猫なら)
ちょっと商売で店に置くような
大きさだから遠ざけちゃったけど
カンゾウ「トラちゃんのことがあるし これは白だけど」
〇ファンタジー世界
で、確認したかったのが
そのボディが何回かわれる
必要ある(?)
ってかわってるかどうかで
実際そうかわってるみたいなので
それに合った対応して
幻想平野、北位の方
〇植物園のドーム
カンゾウ(駄目だ)
『ライフライン』
とか、何か出したい単語が
フルで出てこないから
『ライフらいん』
(みたく半分しか
変換できなかったりして)
いいやって不完全なまま検索すると
もう、未夏さんとパッと対面して、
すぐ向こうから手を伸ばしてきて
チュッとキスをして
抱きついてくる。
開けたところで、ガラス張りの向こうに
緑園が見えるようなところ。
一段小上がりの高い位置に、
目の前女座りでパッと現れて
カンゾウ(待ってたのかな)
〇闇カジノ
ミルティさんとカジノにいて、
何となく、ルーレットをしてみたら、
コロリ
玉の勢いがなくなって、
ミルティ「ハズレの枠じゃないの?」
と思ったけど、
転がりが、タメあって、
音が、ファンファーレが、
カンゾウ「違うよっ」
て、ミルティさんに言って
セプタプルゼロ
0000000
ハウス買えちゃうんじゃないの?
〇壁
・・・袋小路で、
土嚢とか袋類が並べられたところ。
何か嫌な予感というか気配して、
連れとちょっと高い方へ、
高台へ行こうかってなって
地中海地方みたいな入り組んだ
小階段上って進んでいくと、
〇火山のある島
高地の、石がゴロゴロ、短い草の生えた
兵跡のようなところに抜けて、
地震が起きて風が吹いて
土煙がボワーッと押し寄せて、
到達したのでした(その境地に)
〇岩山
フラットな石台の上
石になって、一人
もしよければきみも、二人で
千年、二千年と
寄り添って並ぶ石として──
時が過ぎていくのでした
〇古びた神社
カンゾウ(最終的にお世話になるところだから)
カンゾウ(よくお参りしとこう)
ななえ
石の鳥居、招き猫が2体、
平行になってる間に彫られてる
カンゾウ(今回は打ち切りじゃなくて)
カンゾウ(完全に結ばれますように)
白猫(大丈夫)
黒猫(うまくいくよ)
〇電車の中
電車乗って、未夏さんが左隣に座ってて
(7人席の真ん中くらい)
写真撮ろうかってなって、
すると、肩に頭乗せてもたれてくる。
カンゾウ(か、感触気持ちいい)
(こっちが撮るのに
少し寄ると頬つけてくれたかな)
乗客いるから気にはなるけど・・・
携帯でどうもうまく撮れないから、
携帯ゲーム機で撮ろう。
(黒の、自分のかな)
ロック、カチッとするところが
開けづらかったり、
通信表示、
横長のブロックが途切れ途切れで
でも、回線別にいらないか
写真撮る分には使わないからな。
ってしてると、
こっちの腿に寝ちゃうくらいになって
カンゾウ(まぁいいか)
カンゾウ(うまく撮れなかったけど)
カンゾウ(最初、くっついてきて撮ろうって)
カンゾウ(一緒に写ろうとしてくれたんだからな)