軍少女

いも

軍少女育成計画(脚本)

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〇草原
カリ「どうして・・・。 どうして私達を裏切ったの」
カリ「キラ!!」
キラ「・・・」
カリ「何か言ってよ!!」
キラ「・・・違う」
キラ「私じゃない」
キラ「裏切ったのは──」

〇地下室
カリ「!!」
カリ「はぁ・・・はぁ・・・」
カリ「何かすごく嫌な夢を見た気がする・・・」
カリ「まぁ、いっか」

〇要塞の廊下
カリ「今日はどんな訓練するんだろう」
カリ「楽しみ~」
「カリ!!」
カリ「わっ!!」
ユリ「おっはよ!!」
カリ「も~、ユリ。 ビックリさせないでよ~」
ユリ「ごめんごめん」
カリ「危うく、刺すとこだったよ」
ユリ「カリったら焦りすぎだよ~」
カリ「だって敵襲だと思ったんだもん」
ユリ「はいはい」
ユリ「もしまだなら、一緒に朝の礼拝行こう」
カリ「も~話そらさないでよ。 行くけど」
ユリ「じゃあレッツゴー!!」

〇教会の中
キラ「・・・」
ユリ「おっ!珍しい礼拝者がいる」
カリ「キラじゃん」
キラ「あなたたち、ここは神聖な場よ」
キラ「騒がないでちょうだい」
カリ「キラが喋った!!」
ユリ「ミサイル降ってくるんじゃない」
キラ「何?嫌味?」
カリ「いやいや💦 キラと喋れることって滅多にないから、 いろいろ驚いただけだよ」
カリ「嫌な思いさせちゃったんならごめんね」
キラ「・・・」
キラ「いえ、大丈夫よ。 もう慣れたから」
キラ「代わるのが遅くなってしまって ごめんなさい」
カリ「いえ!大丈夫です!」
キラ「それじゃあ、私は失礼するわね」
キラ「ご武運を」
カリ「ご、ご武運を!」
ユリ「ご武運を!」
ユリ「び、ビックリした~」
カリ「まさか、上等兵のキラに会えるだなんて・・・」
ユリ「ねぇ〜」

〇荒廃したセンター街
  30XX年──
  日本は政府の傲慢な政策のせいで、多数の国と戦争状態になっている
  今、日本は敗北寸前である
  焦った政府は、ある作戦を思いた
  それは──
  【軍少女育成計画】

〇城の回廊
  【軍少女育成計画】
     計画①
  日本に住んでいる子供たちは、7歳の誕生日を迎える年に『軍少女適正テスト』を受けに行く
  このテストでは、運動能力
  射撃センス
  魔法適性度

〇暖炉のある小屋
  このテストに合格し、軍少女としての素質があると判断されれば、国から手紙が届く
  カタンッ

〇ボロい家の玄関

〇暖炉のある小屋
  カリステファスさんは、
  厳しい審査のもと軍少女の素質ありと判断されました。
  よって、『合格』です。

〇宮殿の門
  計画2
  合格者は合格したその瞬間から、身分は軍人へと変わり、早急に荷物をまとめ、国立の軍少女養成学校に登校する
  この学校の門をまたいだら、国の勝利を勝ち取るまで家には帰れず、家族との連絡も禁止される
  これは、大切な少女たちの情報が外部に漏れないようにするためである

〇教会の中
  少女たちは、軍人という肩書きだが、仕事内容はスパイに近いため、戸籍は消され、名前ではなく、コードネームで呼ばれる
  コードネームは教官がつける
教官「お前は今日から『カリ』だ」
カリ「はい!」

〇宮殿の門
  こうして、軍少女達の幕が上がった

次のエピソード:ガーベラ様

コメント

  • 軍少女とは、普通の軍隊・軍人と異なるのか、そして彼女たちの役割とは、色々と気になってしまいます!そして冒頭の夢が意味するものは……続きが気になります

  • 軍隊と少女というミスマッチな独特の世界観に惹きつけられました。別れ際の「ご武運を」というセリフがいいですね。魔法適性度というファンタジーの要素もあるみたいなので、今後の展開が楽しみです。

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