初めまして容疑者さん(脚本)
〇黒
──21××年
世界は大きく進化を遂げた
〇未来の都会
人生100年時代から200年時代へ
〇近未来の廊下
面倒なことは全てロボットに任せ
〇怪奇現象の起きた広間(血しぶき無し)
醜い人間だけが争いを続けた
〇黒
そんな中
〇研究所の中枢
博士「ついに・・・」
博士「ついにやったぞ!!」
〇黒
これは、『割った人の願いを何でも叶える』
と言われる魔法の玉
【ミラークリスタル】を巡った
馬鹿な人間たちの物語である。
〇近未来の通路
今宵、ここに集まったのは
モモル「本当に奪えるんですかトトさん?」
トト「当たり前だ。さっさと盗んで『組織をでかくする』って願い叶えようぜ」
モモル(俺は組織をデカくすることに興味ないんだけどな)
私利私欲に塗れた組織の人間と
〇大企業のエントランス
ドロン「俺たちが生きていくためには、こうするしかないんだ・・・」
生きるために法を犯す泥棒と
〇近未来の手術室
カイ「何だようるさいなぁ」
カイ「夜は勝手に侵入してここ使って寝てるのに」
不審者が
〇研究所の中枢
「あっ」
ドロン「えっ」
カイ「はっ?」
〇黒
──出会った
〇研究所の中枢
モモル(入って5分足らずでピンチですよトトさん!!!!!)
トト「・・・」
トト「こんばんは」
ドロン「こんばんは」
カイ「こんばんは」
トト「ここに来たと言うことは、皆さん目的は1つですよね」
ドロン(まさかこいつらもこの研究所のお金を盗みに!?)
カイ(まさかこいつらも寝る所を探しに!?)
モモル(・・・何か勘違いしてる気がする)
トト「良かったら、お話を聞かせてくれませんか? こうして会えたのも何かのご縁でしょう」
トト「必要ないと判断したら、その時は捨て置けば良いだけのことですから」
ドロン(確かに、まだお金の在処は掴みきれてない。こいつらは手慣れてる感がある)
ドロン(経緯くらいなら、話しても支障はないか)
ドロン「・・・俺は」
ドロン「・・・俺だって、本当はこんな事したくないんだ」
ドロン「俺、生まれも育ちも貧乏で」
〇未来の都会
ドロン「世界中で格差社会が広がり、お金がない人は」
「ちょっと待って!?」
〇研究所の中枢
ドロン「どうした?」
〇黒
〇研究所の中枢
モモル「誰これ」
ドロン「これ俺」
モモル「マジかぁ」
ドロン「続き良い?」
モモル「ごめんねどうぞ」
〇未来の都会
ドロン「格差社会が広がり、お金持ちはもっと裕福に」
ドロン「俺たちはロボットに溢れた社会で働く所がなくなり、1日1食の世界だった」
ドロン「だから、この研究所のお金を掻っ攫って」
ドロン「ロボットで働く所がなくなった人たちに配りたい!」
〇研究所の中枢
ドロン「その思いでここに来た」
トト「っぐすっ・・・あんた、苦労したんだな」
カイ「そんなことがあったんだな」
モモル(泣いちゃった)
モモル(てか、これミラークリスタルのことは知らないってことなんじゃ!?)
モモル(だとしたら、変に発言してあの玉を狙う連中が1人でも増えたら厄介だ)
モモル(彼にはこのまま気付かれないように)
トト「じゃあ、金持ちになりたくてミラークリスタルを狙いに?」
モモル「馬鹿かお前っ!!」
トト「えっ何怖っ」
ドロン「ミラークリスタル?」
モモル「いや、さっきのは聞き間違いで」
モモル「そっ、それより!そちらの方はどういう経緯でここに?」
カイ「俺?俺はここのベッドの寝心地が良かったから寝てただけ」
モモル「理由薄っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カイ「あぁ、でも」
〇研究所の中枢
〇研究所の中枢
〇研究所の中枢
緊急事態発生
緊急事態発生
館内に侵入者有リ
〇研究所の中枢
直チ二侵入者ヲ
〇黒
バンッ
〇研究所の中枢
タダ・・・チッ・・・二・・・
險ア縺輔↑縺��′縺輔↑縺�黒縺セ縺医k隕壽ぁ縺励→縺 縺√≠縺ゅ≠縺ゅ≠縺ゅ≠縺√≠縺ゅ=縺ゅ≠縺√≠縺ゅ=縺ゅ≠
全く予測できずです!誰が裏切ってるんだろう?その裏切り者のせいで、不法侵入がバレたってことですかね?
答え合わせ楽しみにしています。
3組とも目的が違うけど、それぞれ目的がある運命共同体。
あ、眠りに来た人は違うか…笑
どうして侵入者ってバレたんだ…、そして何故防犯カメラが壊れてしまった?!
話しの展開が面白いなと思いました。結末が予測できなかったです。言葉の選び方がとてもいいなと思いました。続きが気になるお話しです。