ミナツキ

但馬感象

十月(脚本)

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〇闇カジノ
  7
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  スリーセブン
  そろって、未夏・・・で?
ツワモノ「このプロジェクトのまま進んで下さい」
黒猫「しーしー」
白猫「くーくー」
ツワモノ「大丈夫です」

〇けばけばしい部屋
未夏「いつから入寮できんの?」
未夏「すぐは駄目だよ」
  彼氏ができて?
未夏「ちゃんとしなきゃ駄目だよー」
未夏「彼、したことないよ」
  童貞でプラトニックで
  彼女は風俗嬢ってか
  今まではおめでたい方向で
  進んでいたんですが
  ここからは、
  実際的な問題が出てくるようですね

〇結婚式場のテラス
  こんなになりながら見せてくれたんだな。
  白の薄い下着くらいのワンピースで、
  疲れてデッキで眠ってる女性。
  体育座りの隙間からこんなときに
  パンツ見えるかもなんて・・・
女性「いいよ、うれしい」
  なんていってくれるかしらん──
  こっちのいろんな感情を引き出す、
  あの手この手のイメージを見せる。
  そんなにくたくたになりながら
  見せてくれて、どうしてほしいの?
女性「動いてほしいの」

〇小劇場の舞台
  ──その子の名はアリス、
  天使の名をひく・・・
女性「彼女だったら、歌もうまいし いいんじゃないですか?」
男「でも相手の彼がなぁ・・・」
男「髪の毛、どうしてもいがぐり君だよなぁ これから伸びるっていっても・・・」
  その子と組んで主役やるはずの男性が
  キョトン目して、おむすび輪郭
カンゾウ(俺は?)
カンゾウ(彼女は俺のこと)
カンゾウ(好意もってるって 周りの人が知ってるくらいの関係で)
カンゾウ(その子が引っ張ってくれて むしろもってこいの・・・)

〇けばけばしい部屋
  ──さっきまで他の男性に、
  壁際押し込まれて
  腰落ちて、ぐいぐいいかれてた子
  ──制服の前ボタン、
  シャツもはだけて胸元がのぞいて
女性「・・・がんばってくれる?」
カンゾウ「がんばるよ・・・」
女性「えー、いいんですかーっ」
女性「大丈夫ですかーっ」
  て、笑って、軽く挑発してきて、
カンゾウ「大丈夫っ」
  ていうと、
女性「・・・・・・」
女性「よろしくお願いしますーっ」
  と、ギャルの軽いノリから真顔になって
  眉薄くて色白で小柄、
  キス、上から、目見ながら
カンゾウ(一回やめると、 もうキス終わっちゃうから粘るか・・・)
カンゾウ(さっき、いがぐりかた太り おっさんにされてたんだよな)
カンゾウ(って、よぎるけどやったる)

〇教室
  いちごジェミニ
  黒板のチョーク置き、上手端
  未夏さんじゃないんだったら
  夢なんてどっちらけだよ
  先の子の名前が、クルミ
  →ミルク=牛乳
  →未夏さんでしょ。
  ここもイチゴだし

〇SNSの画面
  ・・・ふと、財布を開けて、
  お札を見ると裏に何か書いてあって
  『なかよし招待券』
  何日間有効?
  200円とか、金とるのか。
  未夏さんの(俺への)
  誕生日プレゼントか。
  家にでも招待してくれるのかな。
  エルフ?(の絵柄が描いてあって)
  ネットゲーム内でか、
  それならリスク少ないし
  ってか、印刷にじんでて
  ちゃんと見えないけど。
  他に、写メ日記に
  なかよしさんへの愛が
  出すぎちゃってたので自重する方向でw
  って、別に俺に関して
  日記書いてないよな。
  おにぎりのくらいか、他の人かな。
  ネトゲで会って、
  冒険は一段落ついてるから
  未夏さん家で入りびたりとか、
  お招きのアイテムでもくれてね。
  でも、何かがっかり。
  詳細わかんないけど、
  どう受け取ればいいかって
  『なかよしさん』て、
  『お客さんみんな』だけど
  よく見れば『なかよし招待券』
  って書いてあるからこっちのことで
  印刷にじんでるから、
  俺への愛が、てことでおさめとくか。

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