ミナツキ

但馬感象

八月(脚本)

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〇謁見の間
  ミルク姫ってなんだよ?
ミルク姫「みんな好きにしたらいいよ」
ミルク姫「それが魔法でしょ」
  ミルク姫は結婚を約束しました
  誰と?
  →カンゾウと
  何で?
  →好きだから
  シンプルですね
  →シンプルイズベスト
  ミルク姫って誰ですか?
  →牛乳屋・・・ちち・・・ちっぱい

〇商業ビル
  ああ、そっか

〇古風な和室
  え?男のフレと遊ぶ?
  のはしないでキャンセル?
  俺にはOKっていって、どういうこと?
未夏「やだよそんなの」
  って速攻断って、
  何ならフレも切ってって、
  何か本の裏見て、TV見て2回確認、
他の人「それ正しい」
  と、他の人につっこまれて、
  相手にすれば、やられた方からしたら
  鬼だけど、そんな俺大事?

〇黒背景
  扉開けて暗いルームに入って、
カンゾウ「あ、人いるな、グループっぽい」
  薄いカーペット、リビング、
  みんな小さいクッション
  敷いて腰おろしてる。
カンゾウ「すませーん」
  って出て他のとこ入ったのかな。
  で、足探りして(ほんと見えないから)
  スペースうっすらあるところ、
カンゾウ「ごめんー」
  と、入って場所確保して、
  何か若い子いるっぽいな、
  変に思われなきゃいいけど・・・
  女性うっすら見えて、
  うつ伏せでおでこおさえて
カンゾウ「ミルティ?」
カンゾウ「熱ある?大丈夫?」
カンゾウ「やろっか?討伐か何か?」
ミルティ「うんっ」
カンゾウ「釣りは?」
ミルティ「ああ、それはやったかな」

〇ファンタジー世界
  ──幻想平野の離れ小島を、
  空飛んであっちこっちいって、
  光るところ、敵を倒していく。
  パーティ組んでる他2人と
  うまく合わせらんないけど、
  分かれても敵倒せばいいのかな、
  とか、
ミルティ「んー」
  口緩めてスローなちゅっちゅっ・・・
  ストレート流し柔らかい前髪、
  おでこ、スリムなミルティ
  ・・・何だこれ。

〇古風な和室
  デザートにお酒混ぜて、
  クレームブリュレ的なのって
未夏「おいしー」
  って、未夏さんと部屋で
  テーブルはさんで、向かい合って食べて
未夏「好きだったの あなたのこと」
未夏「深く深く~♪」
未夏「・・・でさ、 ここのところ聴いたことある?」
カンゾウ「怖いよねー!」
未夏「そうそう、ここ聞いて 曲の印象ガラッと変わってさー」
未夏「それまではキレイな曲だなー くらいだったんだけどさ」
未夏「この前TVで聞いて、怖いよねー」

〇本棚のある部屋
白猫「それで、その歌詞のところ 前のところ含めてガラッと印象変わって」
黒猫「申し上げた後、お猿の郵便が来て」
黒猫「郵便受けの上に置いていったのが これです、ボックス」
  ・・・カンゾウの働きによって
  以下が追加されました
  【未夏と永久付き合う権】
カンゾウ(・・・だったらいいな)
  東北の不安を一時的に取り除いた
  スーパースター投手、というような形
  ──カンゾウが眠りにつくと、
  黒猫がボックスをごそごそさして、
  ハートを取り出す。
黒猫「でも、いいところまでいったんでしょ?」
白猫「うんっ、今回はねー 撃墜されても、活躍できたからー」
黒猫「願いごとがかなったかな」
白猫「すうじがとおったかな」
  祖
黒猫((示すへんかな))
白猫「子供を引き取るようなかたちで 引き受けたかな」
  了承手順というか、経て──

〇ファンタジー世界
  幻想平野で、大地が動いて、
  パーティ2:2に分断されたり
  それでもどうにか通過していって、
  次元を合わせて、
  こちらにかえってきたって──

〇実験ルーム
カンゾウ(・・・そっか)
カンゾウ(ほんとに簡単な うぶなことをきいて)
カンゾウ(目先をまず合わせればいいか)
  ってなって、どんどん、
  131~140、項目を確認してもらおう。
カンゾウ(エロい、うぶなこととか・・・)
  と、大きい筒の透明の器の中の水を
  金魚すくいのすくいでかき混ぜたら、
カンゾウ「うおおおおお・・・」
  それで信用を得て
  彼女を得ることができました
  黒のスーツスカート、ショートカットで
  黄色の髪、微笑んで・・・
カンゾウ((未夏さんでいいよ))
  ピタ、と当てて、でないといけなくて
  完璧に正解を
  で、確認して、その通り、
  完璧に当ててるのにってなるから
  それで彼女は微笑んで、
  正解したので
  彼女ははっきり顔を上げました
  いちごみるくの上掛けに黒髪
  彼女の名前は、ミナモトミナ
  あなたの婚約者です
未夏「・・・私がただの 夢食いバーローだとしたら?」
カンゾウ「いいよもうそれでも」
  今更引き返せないから煮るなり焼くなり
  何とかしなって感じかな

〇河川敷
  夜の土手の歩道をゴーレムが、
  両腕を脚代わりにして
  (松葉杖のように)進んで、
  普通に歩けないのかな、
  遅くない?怪我でもしてるのかな
  あと、キャラ2人分の幅使ってる。
  2:1で他のと比べて・・・
  道ふさいじゃって、
  横を抜かすの無理そうだなと
  土手下から見上げつつ考えて、
カンゾウ(でも、低い位置で・・・)
カンゾウ(何もきっかけなしに仲良くなりたいなー)
  そう思って、ふと見ると、
  別のゲームの妖怪が現れて
  何かあるかと思ったら
  土手の先で回復してくれる。
  ありがとー

〇本棚のある部屋
  夜、自室で、ゲームする前に
  脚に何かがしがみついてきて、
  ん?と手を回すと、あ、ブラのくい込み
  女性だ(顔見えなくて)。
カンゾウ(わんちさん? キャラでなく実際の方で)
  こっちがベッドに腰掛けてる
  脚の脛、膝下を、
  正座した腿で
  挟むようにしてくっついてる。
  背中、腿の内側の感触が、
  未夏さんかってね。

〇SNSの画面
  その女の子、何度もサインイン試して
  なかなか通らなくて、
  サポートについて進め方案内して
  お願いってやっても入らず、
カンゾウ「これ、パスワード以外に出る○いやつ 安全性のランクかな」
  画面戻したりしつつ、
カンゾウ「よし、入力してるの一回消して もう一回やろう」
  って促して、
  前に体育座りさせて後ろついて
  寒いから掛け布団
  (わきから引っ張って)一緒にかけて
  その子の脚をおさめさせて、
  ほとんど裸の肌触れて・・・
  ・・・沈黙からその子の頭が
  冷たい金属のピンみたいになって、
  それをおしゃぶりみたく吸って・・・
  天使の翼が重なって 
  ハートに見えたらいいね
  サインインできたら、男になりたい?
  胸はどうする?そのまま?
  小さいの、それはとっといてね

次のエピソード:九月

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