〇遊園地の広場
春樹「コーヒーカップ行こうぜ」
吉川陽葵「いいね！・・・・・・でも」
吉川陽葵「私、酔いやすいから・・・・・・回しちゃダメだよ？」
春樹「分かってるって」

〇遊園地
吉川陽葵「ま、回さないでよ〜!!」
春樹（面白いし、可愛いな）
春樹（もっとやってやろうかな）
吉川陽葵「お、おえっ・・・・・・や、やめて・・・・」
春樹「ご、ごめん・・・・・・やりすぎた」

〇遊園地の広場
吉川陽葵「うぅ・・・・・・気持ち悪い・・・・・・」
春樹「あと少しでトイレに着くから、少しだけ耐えてくれ！」
　　俺は陽葵の背中を擦る。
吉川陽葵「うぅ・・・・・・」

〇遊園地の広場
吉川陽葵「・・・・・・・・・・・・」
春樹「ご、ごめんって、調子乗りすぎた」
吉川陽葵「吐くかと思った・・・・・・酷いよ」
吉川陽葵「ごめん、体調悪くなっちゃったから帰るね」
春樹「あっ・・・・・・」

〇女の子の一人部屋
吉川陽葵「春樹・・・・・・意地悪だな」
吉川陽葵「あー・・・・・・」
吉川陽葵「・・・・・・私、吐きそうになっちゃった」
吉川陽葵「好きな人の前で・・・・・・」
吉川陽葵「恥ずかしいな・・・・・・」
吉川陽葵「気持ち悪いって思われてないかな・・・・・・」
吉川陽葵「春樹の前では格好良くいたいのに・・・・・・」
吉川陽葵「ホントに酷いよ・・・・・・」
吉川陽葵「でも・・・・・・」
吉川陽葵「背中を擦ってくれたり、やっぱり優しいんだよね」
吉川陽葵「嫌なところはあるけど・・・・・・」
吉川陽葵「やっぱり好きなんだな、私・・・・・・」

〇通学路
　　翌日
春樹「おはよう、陽葵」
春樹「もう体調は大丈夫か？」
吉川陽葵「うん、大丈夫だよ」