魔法が使える世界で

k auo

ニ話(脚本)

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〇睡蓮の花園
  状況を整理しよう。
  私はこの湖で化物を倒した。
  そしてその後湖を覗き込もうとした。
  そしたら急に光り出して光が消えたと思ったらそこには知らない人が居た。
  ・・・・・・????
  でも取り敢えず名前だけは聞いてみることにした
ロラ「えぇ〜・・・と・・・」
ロラ「お名前聞いても・・・?」
???「あぁ、うん いいよ」
碧「俺は碧(へき)君は?」
ロラ「碧・・・覚えとく。 私はロラ。勿論偽名だけどね。 化物狩だよ」
碧「化物狩・・・?俺と一緒じゃん!」
ロラ「そッ・・・そうなの!?」
ロラ「化物狩同士、仲良くしようね!」
碧「おう!」
  そうして私達はハイタッチをする。
  なんだかんだ仲良くなれた。
  話しやすいし、とても優しい。
  今までずっと一人だったから、こういういい人に会えてとても嬉しかった。
  その後はずっとおしゃべりをした。
  自分の事とか、魔法の事とか。
  朝になるまで、ずっと──────

〇睡蓮の花園
ロラ「あれッもうこんな時間・・・?」
碧「あぁぁぁ!!!!」
ロラ「え・・・何?どうしたの・・・?」
  碧は急に慌てだした。
  どうやら、敵が落としていった宝石によってここに来たらしいのだ。
ロラ「因みに、どんな宝石だったの?」
碧「あぁ、今持ってるよ。 これなんだけど・・・心当たりある?」
  それは黒く光る不思議な宝石だった。
  そしてこの宝石に心当たりがあった。
ロラ「そ・・・それ・・・・・・ 転移石だね・・・」
碧「転移石・・・・・・?」
ロラ「うん。自分をテレポートさせるんだ。 場所はランダムなんだけどね」
ロラ「敵はそれを使って逃げようとしてたのかも」
碧「なるほどね・・・ だから変な所に飛ばされたのか・・・」
ロラ「取り敢えずそれは持っておいた方がいいんじゃないかな?」
碧「分かった。そうするよ」
ロラ「それで・・・どうせるつもりなの?」
碧「どうするって言ってもなぁ・・・ 多分家帰れないしな・・・・・・・・・」
ロラ「じゃあ、私の家・・・・・・来る?」
ロラ「貴方が帰れるまで、私が泊めてあげるよ」
碧「お!いいの!? やった!ありがとね!」
  ということで、一旦私の家に行くことに・・・・・・

〇教会の中
  場所は変わり・・・・・・
謎の女性「全く・・・何をしているんだあいつは・・・・・・! 化物狩を殺すくらいすぐ出来るではないか!」
謎の女性「まぁまぁ落ち着きなさいな、」
謎の女性「落ち着いてられるか! 奴には、貴重な転移石も持たせたんだぞ! 何かあったら大変なんだ!」
謎の男性「あれ、中々手に入らないもんね〜 なくしてたらどうするんです?」
謎の女性「勿論、排除しますわ」
謎の女性「火に焚べて、食べやすいようにしてから 皆で食べましょ?」
謎の女性「・・・そうだな」
???「レイラ様!!!!!」
レイラ「何だ!うるさいぞ!!!」
???「申し訳ありません・・・負けてしまいました・・・」
レイラ「何?」
謎の女性「ちッ・・・使えない奴ですわね・・・ 転移石は持ち帰って来たんでしょうね?」
???「それが・・・・・・・・・」
謎の男性「もしかして、盗られたのかい?」
???「・・・・・・・・・・・・・・・はい・・・」
レイラ「どこまでも使えない奴め!!! ミルラ!こいつを牢へ入れておけ!!!」
ミルラ「わかりましたわレイラ様♡」
ミルラ「さぁ、行きますわよ〜♪」
???「い・・・・・・嫌だ!あそこにだけは行きたくない!!!」
「だれか・・・・・・ 誰か──────────!!!!!!!!!!」
謎の男性「行ってしまったね」
レイラ「ッたく・・・・・・ 負けただけならまだしも・・・」
レイラ「転移石を失うとはな」
レイラ「余計なことしやがって・・・」
謎の男性「まぁまぁ、今日のご飯が決まったことは良かったんじゃない?」
レイラ「それもそうだな。 トキ、お前には話がある。 ついてこい」
トキ「ご命令のままに、」

〇洋館の玄関ホール
ロラ「着いたよ。 ここが私の家」
碧「えぇッ!?広ッ!!!」
碧「こんな所に泊めて貰うなんて・・・・・・ ちょっと遠慮しちゃうな・・・・・・」
ロラ「いいのいいの。 気にしないで。私が好きで泊めてあげるんだから」
碧「なら・・・・・・いいかな・・・・・・?」
ロラ「こっちだよ あなたの部屋に案内してあげる」

〇貴族の部屋
ロラ「はい、ここだよ」
  と、碧の部屋を案内する。
  碧はまた驚いた顔をして、
碧「相変わらず凄いなぁ・・・・・・ 本当にいいの?」
  と、言ってきた。
ロラ「私がいいって言ったらいいの!」
碧「・・・・・・そうだよね、ありがとう」
  ありがとうと言われたのは何年ぶりだろう。感謝の言葉に慣れていない私は少し照れてしまう。
ロラ「・・・・・・うん」
  ちょっとだけ、碧が驚いた顔をしたのは気の所為なのだろうか。
ロラ「じゃ、話したいことがあるから 食堂行こう」
碧「了解」
  そうして、私達は食堂へ向かう。

〇城の会議室
碧「この家はどこ行っても綺麗だね。 羨ましいな」
ロラ「私一人で暮らしてるんだけどね」
碧「えぇッ!?一人!? こんなに広いのに!?」
ロラ「うん。貴方に会うまでずっと一人だったの」
  私がボソッとそう言うと碧は「そっか」と納得してくれた。
碧「ところで、話したいことッて・・・?」
ロラ「あぁ、そうそう。 化物の事なんだけど・・・」
ロラ「最近大人しいから気になって調べてみたんだけどね」
ロラ「実は・・・化物が化物を殺している所を見ちゃって・・・・・・・・・」
碧「ど、どうして!?!?」
ロラ「分からない・・・・・・ でも、化物は殺せば殺すほど強くなるからね・・・・・・」
ロラ「最近ちょっと化物が強いのも そのせいなのかもしれないね」
碧「なるほどね・・・・・・・・・」
碧「それで・・・何か策はあるの?」
ロラ「残念ながら無いの。 化物狩は化物を殺すことだけを考えればいいから」
碧「そッか・・・・・・・・・」
  と、話していると
  激しい揺れと共にドーンと大きな音が鳴った。
ロラ「な、何!?何の音!?」
碧「分からない・・・取り敢えず外を見てみよう!」

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