Infinite Nexus Ⅴ(脚本)
〇テレビスタジオ
エルアナウンサー「こちら、最新のニュースです。驚くべき出来事が発生しました。本日、クロスピイタンの刑務所から脱獄事件が発生しました」
エルアナウンサー「事件は、昨夜遅くに起きたとされており、刑務所の刑務官たちによる緊急対応が行われました」
エルアナウンサー「脱獄犯は、扉から堂々と出て来ており計画的な方法を用いて刑務所を脱走しました」
エルアナウンサー「警察当局は、脱獄犯達の特定と逮捕に向けて、広範な捜査を展開しています」
エルアナウンサー「また、脱獄に関与した可能性がある他の受刑者についても調査が行われています」
エルアナウンサー「現時点では、脱獄犯の詳細な身元や逃走経路についての情報はまだ明らかにされていません」
エルアナウンサー「しかし、警察当局は市民の安全を確保するため、迅速な対応を取っています」
エルアナウンサー「市民の皆様には、安全に留意し、任意の情報があれば警察に報告するよう呼びかけています」
エルアナウンサー「この脱獄事件に関する最新情報をお伝えしました。続報が入り次第、お知らせいたします」
〇黒
〇警察署の食堂
警察署での様子。
ダイクン警部補「皆んな聞いてくれ、俺たちは今、試練に立たされている。この仕事に挑む者として、俺たちには一つの使命がある」
ダイクン警部補「今こそ、その使命に忠実にならねばならぬ時だ」
ダイクン警部補「昨日、俺たちは痛ましい出来事に遭遇した。二人の仲間が死んだ。俺たちは家族だ」
ダイクン警部補「一緒に戦い、一緒に苦しむ者たちだ。そして、今、彼らは俺たちの力を必要としている」
ダイクン警部補「彼らの状態は重大だ。だが、俺たちは絶対に立ち向かわねばならない。彼らに対して、そしてこの街に対して」
ダイクン警部補「我々が絶対に屈しないことを示す時が来た。奴ら☓側の脱獄囚に対してだ!」
警察署は大いに士気が上がった。
ミノル「ダイクン警部補! お願いしますよ! 二人の仇を討たせてください!」
ミノル「この事件の裏に 何者かが暗躍しているんだ!」
ダイクン警部補「ミノル、仇のために警察官になったのか?」
ミノル「いえ、そうではありません・・・」
ダイクン警部補「この事件の裏に何者が暗躍しているのは 分かったが警察官としての心構えを 忘れるな!!」
ミノル「はい、警部補・・・ その、警察官として心構えを忘れていました。反省しています」
ダイクン警部補「これは・・・もう、無視出来ない状況だ クロスピイタンからの脱獄囚と この裏にいる人物何か繋がりがあるのやもしれない」
ダイクン警部補「至急、警察上層部にお願いして ユウイチの復帰と犯罪のスペシャリスト 「フスティシア」の参加だ」
ミノル「フスティシア!? 誰ですか、その人達は・・・」
ダイクン警部補「うむ・・・フスティシアとは 犯罪者達と戦う為の選りすぐりのメンバーで出来ている」
ミノル「そんなの初めて聞きましたよ!? そんなメンバーがいたんですか」
ダイクン警部補「あぁ・・・いるさ・・・ 上層部では秘密だったが・・・ も・・・そんな事言ってられない状況だ」
ダイクン警部補「レッズの代わりにフスティシアのメンバー の一人がここに来る予定だが・・・ まだ・・・来てないのか・・・」
ノア「遅れて、すんません! 今日、配属されましたノアです。 よ ろ し く」
ダイクン警部補「君はフスティシアの一人か?」
ノア「そうなんす、へへへ その一人です」
ミノル「お前は! 警部補に向かって、なんて態度だ! あぁ!?」
ノア「何〜 そんな事を気にする達なんすか? アンタ誰〜?」
ミノル「お前は!? 態度がなってないぞ!」
ダイクン警部補「まぁまぁ・・・ 二人とも落ち着け・・・ 今日からお前らは相棒だ・・・ よろしくたのむぞ!」
ノア「えーー! まじっすか〜嫌だな〜 暑苦しいよ〜」
ミノル「何!? 相棒だって、レッズだけが相棒だ! お前なんかに相棒が務まるかよ!」
ノア「俺だって嫌っすよ〜 でも、し ご と ですから〜 我慢しますよ」
ダイクン警部補「仲良くしろよ! お前たち!」
ミノル「分かりました!」
ミノル(くそ・・・こんな奴・・・)
ノア「は〜い、分かりました〜!」
ノア(嫌だな〜も〜 暑苦しい奴・・・)
ダイクン警部補「頼むぞ!」
「はい!!」
〇レトロ喫茶
喫茶店での様子の二人。
ユウイチ「朝か・・・ 少年・・・長いしてしまったな・・・」
キリヤJr「・・・・・・」
キリヤJr「あっ!」
キリヤJr「寝てしまったのか・・・」
ユウイチ「ははは・・・ 気にするな・・・仕方ないさ」
キリヤJr「別に気にしてないし・・・」
ユウイチ「今更だか、少年の名前?」
キリヤJr「キ・・・リ・・・ヤです」
ユウイチ「そっか! よろしくな、キリヤ」
キリヤJr「よろしく・・・」
ユウイチ「もしもし・・・ 警部補ですか・・・ 復帰ですか!? どうして・・・いきなり・・・」
ユウイチ「何!? チョアとレッズが重症だって・・・ ミノルは大丈夫ですか?」
ユウイチ「ミノルが仇をうちたいと言ってたんですね ミノルの性格上やりそうですが・・・ 根は優しい奴なんでやらないと おもいますが」
ユウイチ「分かりました・・・ダイクン警部補・・・ 状況が状況なので復帰します・・・ それでは・・・」
ユウイチ「・・・・・・」
キリヤJr「おっちゃん、大丈夫かい?」
ユウイチ「おお!大丈夫だ!」
ユウイチ「キリヤ、すまないが・・・ 代金を置いておくから・・・ そのまま家に帰りなさい! 情報入り次第君にも教えるよ」
キリヤJr「そっか・・・情報入り次第教えろよ おっちゃんの名前は・・・」
ユウイチ「おう!俺は・・・ ユウイチだ!覚えておけよ」
キリヤJr「うん・・・」
ユウイチ「じゃな!」
ユウイチは喫茶店から出た。
〇住宅街
脱獄囚の二人。
バン「うっ・・・・・・ 何年ぶりのシャバは良いな〜 涙が止まらないよ」
バン!泣いて場合じゃないだろう!?
早くここから逃げようよ
バン「すまない・・・ シャバの空気が懐かしくてさ・・・ ついついな・・・」
バン「ここから近い所に隠れ家があるから そこまで一緒に行こうぜ! 急ごう!」
分かった!行こうバン!
僕はバンと一緒に隠れ家に行くことにした
〇組織のアジト
二人の男性の会話。
バン「うっ・・・ 懐かしいの我が家だ・・・ 涙が出てくるよ・・・」
さっきも見たよそのくだりは・・・
まったく・・・
バン「すまん、すまん・・・ ははは・・・」
僕は今、刑務所の中で隣だったバンの隠れ家にいる。
脱獄した時に一緒に逃げてきた。
バン、にしても君はなんでこんな隠れ家みたいな家に住んでいるんだ?
バン「それは、情報屋って結構恨まれたりするからその為の逃げ口かな・・・ ははは」
結構危険な職なんだね・・・
情報屋って・・・はは・・・
バン「そうだよ、命とか狙われたりするんだよ たぶん、刑務所にいたほうが安全だった かもしれない・・・ははは」
笑い事じゃないよ、まったく・・・
バンはちょっと胡散臭いが悪い奴ではない
と僕は思った。
バン、これからどうする?
バン「うーーん そうだな・・・とりあえずここで 待機するのはどうかな?」
バン「外は脱獄囚のニュースで大騒ぎだし ほとぼりが冷めるまでここにいたほうが 良いかな・・・」
なるほど、それは良い考えだね
そうするよ・・・
僕はバンの隠れ家で休む事にした。
バン「期限切れかどうかわからないけど 冷蔵庫に入ってたから良かったら・・・ ははは」
いらないよ!そんな賞味期限切れビール!
バン「ははは・・・冗談だよ・・・」
〇住宅街
脱獄囚の一人の様子。
エルジェイ「しゃ ば は いいな」
エルジェイ「やっと で ら れ た ぜ」
エルジェイ「おい! そこ の おまえ!」
バジュン「はい!? なんですが!?」
バジュン(何この変態仮面は・・・)
エルジェイ「おまえ ちかく に ぶき や は あるの か!?」
バジュン「武器屋だって!? そんなのありませんよ!」
エルジェイ「きさま! おれ を ばか に して いる のか!?」
バジュン「いえ、決してそんな事はありません!」
エルジェイ「ぶきや を しら ない なら おまえ は じゃま だ」
バジュン「ぐあああああっ!」
男子学生は倒れた。
エルジェイ「ふん ばか な やつめ」
エルジェイ「つぎ の おまえ だ」
メイ「私ですか?」
エルジェイ「そうだ! ぶきや どこ だ!」
メイ(さっき男子を鎖で攻撃した人だ 私、どうしよう・・・誰か・・・助けて)
メイ(武器屋ってここの近くにない・・・ 痛いのは嫌だ・・・)
メイ「ここから、近くにコンビニがあります! その近くです!!」
エルジェイ「そっか ちかく だな! おまえ は ばか では ないな!」
エルジェイ「でも もし うそ だったら ゆる さないぞ!」
メイ「ひぃぃぃぃ!」
エルジェイ「では おれは いくぞ!」
メイ(助かったわ・・・ 怖かった・・・)
仮面は武器屋を探しに行った。
〇コンビニ
二人の脱獄囚の様子。
タカシ「旦那!熊谷の旦那! 買って来て欲しいもの持ってきたっす!」
コンビニ店員クマ谷「買い物に時間かけ過ぎだバカ野郎! マジで使えねーな!」
コンビニ店員クマ谷「しかも、何だその服は!? いつ替えたんだマジで!」
タカシ「いてててっ・・・ えっと・・・さっき買い物行ったときっす」
コンビニ店員クマ谷「そんな暇あるなら早く戻って来いよ! マジで!」
タカシ「すまないっす・・・熊谷の旦那!」
コンビニ店員クマ谷「俺らは脱獄囚だ! せっかく出られたのにムショはもこりごり だマジで・・・」
コンビニ店員クマ谷「まぁいい・・・ 何を買ったんだ?」
タカシ「はいっす・・・これっす」
タカシ「これはっすね 見た時にピーンときてこれなら 警察官相手に無双できるっすよ旦那!」
コンビニ店員クマ谷「なになに・・・ふむふむ・・・ これは・・・これは・・・」
コンビニ店員クマ谷「レプリカじゃねかよーー! マジで殴るぞ!」
タカシ「もぉ〜殴ってるっすよ旦那・・・ とほほ・・・」
コンビニ店員クマ谷「まったく・・・ほかは!?」
タカシ「えっ・・・とこれっすね」
コンビニ店員クマ谷「スコープか・・・いいだろう・・・ これは・・・これで使える」
タカシ「ふぅーー よかったっす」
コンビニ店員クマ谷「マジでこんどから気おつけろよ!」
コンビニ店員クマ谷「行くぞ! ここにいたら警察に追われる」
タカシ「うぃっす!」
脱獄囚の二人はどこかへ行った。
〇刑務所
刑務所の門での出来事。
ケンジ「ヒヒヒぃ! 出られた、出られた! ヒヒヒぃ!」
ケンジ「見てくれよぉぉ! この美しい筋肉を! ヒヒヒぃ!」
男は色々なポーズをとった。
ケンジ「ふぅーわれは満足だ ヒヒヒぃ!」
トマス「君、刑務所の中に戻りなさい! 今すぐに!」
ケンジ「われにあの刑務所の中に戻れと・・・ バカかね君は!?」
トマス「・・・」
ケンジ「見よ、この美しい筋肉を! われの筋肉に免じてゆるすぞ」
ケンジ「うんうん、われは優しいぞ ヒヒヒぃ!」
トマス「はぁ・・・ 面倒なので力ずくで行きますよ」
ケンジ「なんですとぉぉぉ! 力ずくでぇ!? このわれを!?」
ケンジ「ゆるしてあげたのに!? このわからずやめーーー!」
トマス「なんてね~♪」
トマス「おひさ〜僕だよ!」
ケンジ「おお!トマスでわないか!! ひさかたぶりだの!」
トマス「相変わらずの変態ですね〜♪」
ケンジ「変態とはわれにとって褒め言葉だ ヒヒヒぃ!」
トマス「ところで・・・最近は物騒ですねー」
ケンジ「だな、刑務所の中でも外の情報は流れるからなおまえ言う通り物騒だ・・・」
トマス「警察署での噂ですが二人刑事がビルから 落ちて重症らしいですよ」
トマス「まぁ・・・良く生きてますよね・・・ ビルから落ちたら死ぬのに・・・ 運が良いの悪いのか・・・」
ケンジ「確かにな・・・」
トマス「なのであなたも気おつけてをください。 せっかく脱獄したのに死んだら意味ない ですからね〜」
ケンジ「うむうむ・・・問題ないぞ! われは強い! ヒヒヒぃ!」
後ろからの足音。
トマス「早く行ってください。 僕が足止めしますので・・・」
ケンジ「おう!分かった感謝するぞ! トマス!」
ケンジ「また、どこかでさらば!」
トマス「相変わらず変態でしたね・・・はは」
ジュン「君はここに逃げてきたパンツの大男は 見かけなかったか!?」
トマス「いえ・・・見てはいません・・・ 僕も追いかけたんですが 逃げられてしまいました」
ジュン「なにをしておるのだ!? ばかもの! 逃したでは済まないぞ」
トマス「申し訳ありません・・・ 次から気おつけます」
ジュン「まったく・・・最近の若い奴ら! たるんどるぞ」
トマス「はっ!」
ジュン「次はないぞ!」
トマス「了解です!」
〇川沿いの公園
ルリー「ユウイチはどこにいるのかな・・・ 早く探さないと先輩が可哀想・・・」
じょい「おや、どうしたのお嬢ちゃん・・・ 探しものかね?」
ルリー「はい・・・これですが」
じょい「おや、これは・・・ 隣りの家のユウイチさんとこの家族 じゃないかえ・・・」
ルリー「知ってるんですか・・・ 場所を教えてください!」
女性は年寄りに近寄る。
じょい「えっ!お嬢ちゃんどうしたのかね!?」
ルリー「早く教えてよ! ねぇ!!」
女性はおばちゃんの襟首をつかむ。
じょい「やめて・・・お願い・・・」
ルリー「早く話して!」
じょい「喫茶店を・・・通って・・・右側に大きなビルが あるから・・・そこ」
女性は手を離した。
ルリー「早く言ってよね」
じょい「・・・・・・・・」
じょい「恐ろしいわい・・・」
ルリー「うふふふ」
〇警察署のロビー
二人の男性。
ミノル「おまえは俺の捜査のじゃまだけは するなよ!」
ノア「いきなり、怒鳴るのを止めくんないんすか」
ノア「耳が痛いんすよ〜 捜査をじゃまをするなって・・・ 警部補からは二人で捜査するようにって 言ってたんすよ〜」
ミノル「知るかよ!! そんな事は! 何がフスティシアだぁ!?」
ノア「カッチーーーーン フスティシアの悪口はいけないんすよ 何も分からずにフスティシアを 悪く言うなよ・・・」
ノア「怒りますよ・・・本当に・・・」
ミノル(何!?この圧は・・・やばい気配がする・・・)
ノア「こんな調子だけど・・・怒る時ありますよ」
ミノル(落ち着けミノル・・・争っている場合じゃない)
ミノル「すまん・・・俺が悪かった」
ノア「分かればいいんすよ♪ フスティシアの悪口だけは や め て く だ さ い」
ミノル「あぁ・・・分かった・・・」
ノア「ミノルさんに説明しますね〜 フスティシアのメンバーは特殊訓練を 受けた人達の事を言うんすよ 凶悪犯罪者の為のね・・・」
ミノル「特殊訓練だと!?」
ノア「いや〜あの訓練はきっついすよ〜 思い出したくもないんすよね〜」
ミノル「それほど過酷なのか・・・ その訓練は・・・」
ノア「ミノルさんも興味ありますか? へへへ・・・その訓練」
ミノル「いや・・・別に興味とかじゃ・・・」
ノア「照れてる〜」
ミノル「照れてねー!」
ノア「ははは〜ほらまた、怒る〜 そいゆうとこ直したほうがいいですよ〜」
ミノル「これが俺だ仕方ないだろう」
ノア「でも、リーダーに聞いてみますよ 訓練の事ミノルさんが受けられるように」
ミノル「そっか・・・それはありがたいな・・・」
ノア「へへへ、やっぱり興味あるんだ ははは」
ミノル「からかうな!」
ノア「へいへい〜」
〇飛行機内
機内の中での様子。
みゆ「そろそろ、着くわね・・・」
アキ「はい、リーダー」
みゆ「着いたらノアと合流しますわよ」
アキ「はい、リーダー」
みゆ「もーそればっかりだわ」
アキ「すみませんリーダー 私にはこんな言い方しか・・・」
みゆ「いいわ、でも・・・楽しみね うふふふ」
みゆ「これの謎を解明するのわ・・・ うふふふ」
アキ「そうですねリーダー」
みゆ「いやぁ~んもーまたそれ」
〇森の中の写真館
夕刻のとある別荘。
???「ふふふ そろそろ時がくる頃かな・・・ なぁ・・・」
スナ「はい、ご主人様 その通りでございます」
???「やって欲しい事があるんだがいいかな?」
スナ「何でしょうか・・・ ご主人様、何なりとおしゃってください」
???「実はキリヤの息子を探して欲しいんだ できるか?」
スナ「おまかせください・・・ ご主人様のご要望にお答えします」
???「さすがだよ・・・ふふふ 君は素晴らしいコマだ」
スナ「私はご主人様のコマです。 何なりとおしゃってください」
???「では、行ってください・・・ 時間はあまりないので・・・ 楽しみですね ふふふ」
スナ「はい、分かりました。 ご主人様」
〇空港の滑走路(飛行機無し)
〇空港の滑走路
〇空港のエントランス
二人の女性。
みゆ「着いたわね・・・ うふふふ」
アキ「はい、リーダー 着きました」
みゆ「ノアは元気かしら・・・ あと、ユウイチ君も」
アキ「そうですねリーダー」
みゆ「た の し み ね♪」
最高です!