エピソード3 初めてのデート(脚本)
〇武器庫
ミィーシャとデートの約束をしたルドルフは悩んでいた。
ルドルフ(なに着て行けばいいのか分からない!)
〇廃墟の倉庫
ルドルフ「待たせたな、ミィーシャ」
ミィーシャ「お久しぶり、妖精さん・・・」
ルドルフ「はは・・・ ずっと妖精さん呼びするつもりか?」
ミィーシャ「名前は覚えてますよ・・・ルドルフ」
ミィーシャ「トナカイみたいな名前ですね?」
ルドルフ「そう、なのか?」
ミィーシャ「知らないんですか〜」
ルドルフ「じゃあ、教えてくれよ・・・」
ミィーシャ「いいですよ・・・ 歩きながら話しましょう」
〇クリスマスツリーのある広場
ルドルフ「デートって、こういうのでいいのか?」
ミィーシャ「ええ」
〇イルミネーションのある通り
ルドルフ「なあ、ミィーシャ・・・」
ミィーシャ「なんですか?」
ルドルフ「どうして、君は・・・ 武器が好きなんだ?」
ミィーシャ「え・・・と、あの・・・」
ルドルフ「いや、話したくないなら言わなくていい」
ミィーシャ(ルドルフは妖精さんだから、いっかー)
ミィーシャ「話したいので、話します!」
〇イルミネーションのある通り
ミィーシャ「私は人間があまり好きじゃない だけど人間が作った芸術は好き」
ミィーシャ「美しいデザインは身の周りに溢れている」
ミィーシャ「人を殺す為の物にも、そこには美しいデザインがあるの」
ミィーシャ「武器の魅力ってそこなのよ」
ミィーシャ「私は、武器を通して人間の愚かさと美しさ、人間らしさを見ているの」
ミィーシャ「何言ってるか分からないでしょう?」
ルドルフ「ああ・・・難しいな・・・」
ミィーシャ「でしょうね・・・」
ミィーシャ「私の周りには理解者が居なくてずっと自分のこと変人だと思ってた」
ミィーシャ「私は話し相手がほしかったの」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)
2人のデートの様子は全く想像できなかったですが、コレはコレで素敵な様子で!
ミィーシャさんの武器愛の内容、とても共感しました。造形、機能、そして目的にまで思いを巡らせると、また色々と見えてきますから