エピソード4 ジャスパ国のボス(脚本)
〇ジャズバー
ルドルフ「〜♪」
ギル「よう、ルドルフ 機嫌が良さそうだな」
ルドルフ「よう、ギル」
ルドルフ「あれから、ちょっと良いことがあったんだ」
ギル「へえ、何があったんだ?」
ルドルフ「実は今、付き合ってる人が居て・・・」
ギル「お前に彼女? 珍しいな・・・どんな人だ?」
ルドルフ「武器を芸術だと言って、武器で哲学する人」
ギル「そいつぁ変わり者だな・・・」
ルドルフ「ああ、だから惹かれたんだ」
ギル「好きなのか?」
ルドルフ「まだ分からない・・・だけど」
ルドルフ「話していて飽きないし、一緒に居て楽しい」
ギル「そうか、そりゃ良かったな」
ギル「それで、その人は何の擬人種なんだ?」
ルドルフ「彼女は・・・人間だよ」
ギル「おい・・・マズいだろ・・・ 擬人種と人間が付き合ったら・・・」
ルドルフ「ハア? そんなこと誰が決めたんだよ?」
ギル「誰って、アルベルト・カーターだろ・・・」
ルドルフ「あいつはそんなに偉いのか?」
ギル「そりゃあ、アルベルトはジャスパ国のボスみてえなもんだし・・・」
ギル「お前も気をつけろよ・・・」
ルドルフ「バレなきゃ良いだろ?」
ギル「ったく、上手くやれよ・・・」
〇黒
ルドルフ(もしも・・・ ミィーシャと付き合ってることがバレて、めんどくせえことになったら)
ルドルフ(アルベルトを殺せばいい・・・簡単だろ?)
ルドルフ(それにしても、擬人種と人間はなんで結婚できないんだ?)
ルドルフ(擬人種も人間と同じようなもんなのに)
〇大企業のオフィスビル
ルドルフはアルベルトの元へ向かった。
ルドルフ「・・・・・・」
〇エレベーターの中
〇豪華な社長室
アルベルト「どうぞ」
ルドルフ「アルベルト、聞きたいことがある」
アルベルト「なんでしょう?」
ルドルフ「どうして擬人種と人間が結婚することを禁止してる?」
アルベルト「ああ、その事ですか・・・」
アルベルト「単純に世界のパワーバランスが壊れてしまうからですよ」
ルドルフ「どういう事だ?」
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擬人種と人間との間の子供……そもそも擬人種と人間との間の生殖が可能だとは思っていなかったので驚きです! この経緯を気にするということは、ルドルフさんは……