最終話 タフな騎士vs強くて硬い魔王(脚本)
〇近未来の闘技場
最上階
アリア・クラン「今までと全然違う部屋!?」
エミリ「不思議な空間ですわ・・・・・・」
アリア・クラン「この気配・・・・・・」
アリア・クラン「魔王の気配・・・・・・?」
エミリ「不思議な気分ですわ」
???「よくここまで来たな」
アリア・クラン「出たっ!」
アリア・クラン「お前が魔王ドミナ!」
魔王ドミナ「そう、我こそが魔王ドミナ」
アリア・クラン「お前の目的は何だ!!」
魔王ドミナ「我が魔族界・・・・・・」
魔王ドミナ「否、人間界も支配し、世界の王となることだ」
アリア・クラン「そんなの絶対許せないよ!」
アリア・クラン「王に報告して、こっちに戦力を割いてもらおう!」
魔王ドミナ「そんなこと、させると思っているのか?」
魔王ドミナ「お前達はここで死ぬ!」
エミリ「わたくしも含まれているのでは、仕方ありませんわ」
エミリ「アリア!こんな魔王、わたくし達だけで十分ですわ!」
エミリ「2人でケリを付けますわよ!」
アリア・クラン「わかった!いくよっ!!!」
魔王ドミナ「悪くない攻撃だ、だが我には効かぬ」
アリア・クラン「うっ・・・・・・!」
エミリ「だ、大丈夫!?」
アリア・クラン「うん、結構効くけど大丈夫」
アリア・クラン「はあぁぁぁっ!!!」
魔王ドミナ「効かぬ」
魔王ドミナ「こんなもの、我の防御の前にはかすり傷だ」
アリア・クラン「どうしよう!硬いよ!」
エミリ「厄介ですわね」
魔王ドミナ「フハハハ!!!喰らえっ!!!」
アリア・クラン「あああぁぁっ!」
エミリ「結構痛いですわね・・・・・・」
アリア・クラン「熱いっ!!」
エミリ「っ・・・・・・炎は苦手ですわ」
エミリ「血、貰いますわね」
アリア・クラン「ぎゃぁぁぁっ!!!」
魔王ドミナ「仲間割れか、所詮は人間と魔族・・・・・・」
魔王ドミナ「その程度のつながりよ」
魔王ドミナ「これでトドメだ」
アリア・クラン「ああぁぁぁっ!!」
アリア・クラン「効いた・・・・・・」
魔王ドミナ(倒れない・・・・・・?)
魔王ドミナ(あの吸血鬼はともかく、人間が倒れない?)
エミリ「効きますわね・・・・・・」
アリア・クラン「うん、ロックビーストのパンチくらい強い」
アリア・クラン「なにより硬い・・・・・・!!」
エミリ「貴女と魔王、酷い泥試合になりますわよ」
魔王ドミナ「な、何を話している?」
アリア・クラン「魔王!私の斬撃、少しは効いたか!」
魔王ドミナ「ほんの少しだけな、だがその──」
アリア・クラン「これなら勝てる!!!」
魔王ドミナ「無駄だ!!」
アリア・クラン「熱いっっ!!!」
〇近未来の闘技場
魔王ドミナ「はあっ・・・・・・はあっ・・・・・・」
アリア・クラン「楽しくなってきたね!!」
魔王ドミナ「何故だ・・・・・・なぜ倒れん」
魔王ドミナ「お前は吸血鬼の真祖か何かか?」
アリア・クラン「私は人間!!長所は体力!!」
魔王ドミナ「ぐあっ・・・・・・」
魔王ドミナ「負けぬ・・・・・・!!!」
アリア・クラン「ああぁぁぁっっ!!!!」
アリア・クラン「こ、これは・・・・・・」
魔王ドミナ「我の最終奥義・・・・・・これを使わせたのは貴様が初めてだ」
魔王ドミナ「さらばだ・・・・・・強き者よ」
〇黒
アリア・クラン「うっ・・・・・・」
アリア・クラン「いし・・・・・・き・・・・・・」
アリア・クラン「も・・・・・・もう・・・・・・」
アリア・クラン「だ・・・・・・」
アリア・クラン(ううん・・・・・・)
アリア・クラン「あきら・・・・・・めない・・・・・・!!!」
〇近未来の闘技場
魔王ドミナ「グハッ・・・・・・ゴホッ・・・・・・」
エミリ「そんな・・・・・・アリアっ!!!」
魔王ドミナ「おい吸血鬼、貴様は我に歯向かうか?」
エミリ「当然ですわ!!!」
エミリ「魔族と人間の共存を壊そうとする・・・・・・」
エミリ「大切な友達を奪おうとするお前を許しませんわ!!!」
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完結おつかれさまでした!
見事なまでの泥試合でしたねw
タフという言葉で片づけられないレベルのアリア、さて真相は…というラストはイイですね!
それでも普通の人間と言い張るマリア。
タフですねえ。
ともあれ
楽しませていただきました。
ありがとうございます。