魔力を操れ

ガンダーラ磯崎

第7話 「紋章の代償」(脚本)

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〇アパートのダイニング
伝書鳥わさお「🎵🎶♬♩🎵🎶♬♩🎵🎶♬♩ (今度は何をすれば良いの?)」
謎の男「🎵♬🎶🎶♬🎵 🎵♬🎶🎶♬🎵 (この手紙を北本さんの所へ送ってくれる?)」
伝書鳥わさお「♩🎶🎵♪♬♩🎶🎵♪♬♩🎶🎵♪♬ (うん!了解!)」
謎の男「🎵♬🎶🎶♬🎵 🎵♬🎶🎶♬🎵 (ありがとう!それじゃあ、ご褒美の・・)」
謎の男「🎵♬🎶🎶♬🎵(七面鳥だよ!❤️)」
伝書鳥わさお「♬🎵🎵🎶♩♬🎵 ♬🎵 (ヤッターーー!!!!😆)」

〇団地
  第7話 「紋章の代償」

〇祈祷場
総裁「和尚様の祈祷のおかげです!」
武弦老師「そんな謙遜はやめてくだされ」
武弦老師「私には特殊な才などございません」
武弦老師「村の一大事にも関わらず、 身体が言う事を効かんばかりに ここで只々、祈るだけ」
武弦老師「村だけで無く、この先拡がる可能性があった惨たらしき災難も救った」
武弦老師「あなたは救世主です」
総裁「何をおっしゃいますか」
総裁「和尚様に神器と戦術を ご教示されなかったら、 何も出来ませんでしたよ」
総裁「ちなみに・・・」
総裁「ギターのチョーキングまで教えて頂いて」
総裁「ほんの少しロカビリーに 目覚めてしまいました」
武弦老師「まさに田舎のプレスリーですな!」
武弦老師「大丈夫ですか?」
総裁「あ、ご心配なさらずに」
総裁「笑ったら、鼻がむず痒くなってしまって・・・」
武弦老師「かたじけない。 古寺でなかなか掃除ができず、 ホコリがぎょうさん舞っとるんですわ」
総裁「いえいえ。そこが由緒ある古寺の良いと・・・」
総裁「やべっ!ギター落としちゃった!!」
武弦老師「慌てんで大丈夫です。 そんな大層な代物ではございませんから」
総裁「すいません・・・」
総裁「こちらの壁に立てかけときますね・・・」
武弦老師「そんな、わざわざ気い使わんと・・・」
総裁「それでは、またご挨拶に伺います」
総裁「失礼いたします・・・」
武弦老師「いつでもお気軽にお越しくだされ」

〇古びた神社
総裁(記念に貰っとこうか・・・)

〇黒背景
マヨルガ「閉じ込められちまったか・・・・・・」
マヨルガ「四方に結界・・・ ずいぶん手の込んだ箱だな・・・・・・」
マヨルガ「あの山伏みてえな男、 唯一、結界を敷いてない隙間に 回避するよう追い込みやがって・・・」
マヨルガ「相当な手練れだったな・・・」
マヨルガ「まあ、地上でやりたい放題やったし、 それなりに満足だ・・・」
マヨルガ「機会が来るまで、 じっと待つのみだな・・・」

〇荒廃した教会

〇怪しげな祭祀場

〇荒廃した市街地

〇黒背景
マヨルガ「何故だ・・・? 何か気分が悪い・・・」
マヨルガ「滅ぼした連中の記憶を想い起こして・・・」
マヨルガ「こんな感情が湧いてきたのは初めてだ・・・」

〇祈祷場
武弦老師「あの男の腕に悪魔の刻印が入っとった・・・」
信者バグウェル「え!?ホンマですか!?」
武弦老師「ああ。ギターを拾う時に、 男の袖が捲れたんじゃ・・・」
武弦老師「前腕に刻まれていたのを 確かにこの目で見たんじゃ・・・」
公安「もしや・・・救世主ではないどころか・・・」
武弦老師「うむ・・・」
武弦老師「まだ確証は得られぬが・・・」
武弦老師「あの男はワザと村を窮地に追い込んで、 救世主に見せかけ・・・」
武弦老師「この土地の支配を企んでいる とんでもない香具師かもしれん」
武弦老師「しばらく男の尾行を頼む」
「かしこまりました!!!」

〇広い和室
北本「伝書か・・・」
北本「「総裁と瓜二つの人間を調べて頂けませんでしょうか?」と来たか・・・・・・・・・」
北本「おっ!?」
北本「小切手と・・・?」
北本「百萬円の札束!」
北本「まあ、人探しなんざ訳ねえって事よ!」

〇ハローワーク(看板無し)
  ────県警科学捜査研究所────

〇警察署の資料室
北本「この男に似た人物を、 身分証やモンタージュ、 被疑者の写真から探してくれんか?」
鑑識 松口「なかなか厳しいですね。 まあ、顔の系統からしぼって近しい人物は、 ある程度、見つけ出せますが・・・」
北本「頼むよ」
鑑識 松口「絶対みつけます! 鑑識一族の名にかけて!!」

〇化学研究室

〇化学研究室

〇城のゴミ捨て場

〇闇の闘技場
第八天魔軍曹 ヴァルキル「我々が支配するはずだった地上を・・・」
第八天魔軍曹 ヴァルキル「横取りしようとした裏切り者マヨルガを 封じ込めたそうだな・・・」

〇城のゴミ捨て場
総裁「はい、何とか成功致しました」

〇闇の闘技場
第八天魔軍曹 ヴァルキル「よかろう・・・」
第八天魔軍曹 ヴァルキル「これから地上を荒らす時は、 お前のギルドにマネージメント を委託しよう・・・」

〇城のゴミ捨て場
総裁「ありがたき幸せにございます!」

〇闇の闘技場
第八天魔軍曹 ヴァルキル「その時は頼んだぞ・・・」
第八天魔軍曹 ヴァルキル「では・・・」

〇城のゴミ捨て場
総裁「・・・感無量だ・・・」
総裁「ん?誰かいるのか!?」
総裁「隠れんと出て来い!!」
信者バグウェル「チクショウ!! バレちまったら仕方ねえ!!」
信者バグウェル「この悪魔め!!成敗したらあ!!」
総裁「はい? おっしゃってる意味が分かりませんな」
謎の男「この野郎!ふざけたマネしやがって!!」
謎の男「総裁、大丈夫でしたか?」
総裁「ああ、何とかな・・・」
謎の男「ヤツら、アジトまで知ってやがる・・・」
総裁「もうこの村から出るしかない・・・」
謎の男「おっ!わさお!どうした?」
謎の男「総裁!北本さんからですよ!」
総裁「もしや・・・みつかったのか!?」
謎の男「総裁、みつかったみたいですか?」
総裁「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
総裁「今すぐ荷物をまとめろ!!」
総裁「都内に向かうぞ!!」
総裁「影武者に逢うためにな!!」
謎の男「はい!!」

  約60年後・・・

〇廃ビルのフロア
常連客 嶺貞「おい、早くコーヒーを飲ませてくれ」
常連客 嵯峨根「マスター!頼むから!!」
常連客 黒岩「助けてくれー!!!!」
常連客 矢崎「早よせんかい!!」
マスター加賀「みなさん、落ち着いてください!!」
マスター加賀「分かりました。安心してください」
マスター加賀「今から皆さまに、 とっておきのコーヒーをお入れいたします」
マスター加賀「しかし、そのために必要なものが幾つかあります!」
常連客 嶺貞「そんな事言って、 ここから逃げようとしてんだろ?」
マスター加賀「私はここから1歩も動きません!」
マスター加賀「誰か、今から私が言うものを 買って来ていただけませんか?」
常連客 矢崎「それは市販の物なのか?」
常連客 黒岩「そこら辺で手に入るのか?」
マスター加賀「ええ、もちろん!」
マスター加賀「私の腕さえあれば、市販の物で いくらでもあなた達の要求は満たされます!」
マスター加賀「これを買って来てください!!」
  第7話 「紋章の代償」
  おわり

次のエピソード:第8話 「帰還」

コメント

  • こんばんは!
    過去の話で、少しずつ謎が晴れていくのが面白いです
    エフェクトや効果音使いがうまくてアニメのように見れました

    マヨルガ、悪いけど強くて好きです

  • 時代が流れ、弱体化してしまった総裁ではマヨルガを制するのは無理なのでは…となるとマヨルガがその気になってきたらそろそろまた地上は彼女の支配下に。
    何とかしてくれそうにないけど宍倉君に何とかして欲しいですね。

  • この過去編で様々な要素が結びつき、疑問が晴れてきたところでの現代、不穏なシーンからの再開ですね!
    それにしても、伝書鳥のご褒美が七面鳥ってww

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